ミニシアター情報

【「ほぼ」ノーカット!】フランス映画祭トークショー、『In the House (英題)』フランソワ・オゾン監督、エルンスト・ウンハウアーさん-オゾン監督の映画の恩師は誰?

フランス映画祭のオープニングセレモニーに引き続き、オープニング作品『In the House (英題)』が上映され、上映後にフランソワ・オゾン監督と主演のエルンスト・ウンハウアーさんによるトークショーが行われた。日本でも人気の高いオゾン監督とセザール賞男優賞にノミネートされたフランス期待の小悪魔系若手イケメン俳優、エルンストさんに会場からは途切れることなく質問が飛びかい熱気あふれるイベントとなった。会場の模様をほぼノーカットでレポートします。

『嘆きのピエタ』-シニカルで非道、そして慈悲深い「キム・ギドクの寓話」

天涯孤独の心ない借金取り、ガンド。保険金から借金を返済させる非道な生き方をしてきた男に母親と名乗る女が現れた。「悪魔」と呼ばれた男は「母親のぬくもり」を信じることができず戸惑うが、なにげない母親との生活の中で氷のような心をとかしていく。そんな中、突然、母親が姿を消す。母と名乗る女はどこに行ったのだろうか? 金と愛の中に生きる人間の姿をシニカルで非道に、それでいて慈悲深く描く「キム・ギドクの寓話」は答えを与えるのではなく、観客に考えをゆだねていく。ヴェネチア国際映画祭最高賞の金獅子賞受賞作品。(c)2012 KIM Ki-duk Film. All Rights Reserved.

3人のアンヌ―ホン・サンス×イザベル・ユペールによる、クセになりそうなパラレル・ワールド

「面倒くさそうな人」に、どうしようもなく惹きつけられてしまう瞬間があるのはなぜだろう。フランスからきた女性が、海辺の街で過ごす短い時間のなかで同じライフガードに出会い、淡い恋が生まれるという物語が3度反復されるという、シンプルな構造の『3人のアンヌ』という映画。けれども、登場人物が発する言葉や小道具の使い方から、ホン・サンスという監督の面倒くさそうな人柄が感じとれる。悪い意味ではなく、「このひとに関わったら理由もなく惹きつけられて収拾がつかなくなるだろうな」という意味の面倒くささだ。静かな海辺の街で繰り広げられる大人の物語。引き返すことができなくなるかもしれないやっかいな感情を抱えてしまうことを覚悟のうえ、劇場に足を運んでほしい。

【画像で楽しむイベントレポート】-ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013レッドカーペット

2013年6月9日(日)明治神宮会館にてショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013の授賞式が行われた。本映画祭グランプリは次年度米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象として出品される国際的なコンペティション。アワードセレモニーには様々な国々からフィルムメーカーや出演者、ゲストが多数参加され、華やかなセレモニーとなった。「ミニシアターに行こう。」ではレッドカーペットの模様をレポートします。もちろんセレブの靴チェックもお楽しみに。

第25回東京学生映画祭授賞式レポート-グランプリは多摩美術大学 中村祐太郎監督「ぽんぽん」に

中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第25回東京学生映画祭が5月24~26日 に開催された。今回はゲスト審査員に瀧本智行監督,松江哲明監督,君塚良一監督を迎え、140作品以上の作品のなかから厳正なる審査、観客投票を経て、各賞を決定。受賞者の喜びの声をレポートします。

第22回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭-セクシャルマイノリティだけではなく映画を観る全ての人に問いかける映画祭

7月5日より東京国際レズビアン & ゲイ映画祭がスタート。セクシュアルマイノリティを題材にした28作品が上映される。映画祭がセレクトしたのは『レズビアンの娘と母親のハートフルコメディ』、『プロバスケット選手になってカミングアウトすることを目指すハーバード大学生のドキュメンタリー』、『元祖ドラァグクイーンの伝説』など多彩で刺激的な作品がずらり。単に同性間の恋愛を描くにとどまらず、家族、社会、政治の中で生きる人間の在り方を問う作品はセクシャルマイノリティだけではなく、映画を観る全ての人に問題を投げかけてくる。会期中は監督のトークイベントや公式パーティも予定されている。作品に触れ、それぞれの意見を語りあうきっかけになる映画祭だ。作品画像は『エミリー――青春へのパス』

『イノセント・ガーデン』パク・チャヌク監督 ― 韓国随一の鬼才がハリウッドを席巻! 豪華キャストとの撮影秘話を緊急インタビュー

パク・チャヌク監督が初のハリウッド進出を果たした作品『イノセント・ガーデン』がいよいよ5月31日(金)より日本公開される。韓国映画界随一の鬼才は、ハリウッドでもその才能を存分に開花。恐ろしくも圧倒的な映像美で観るものを困惑させ夢中にさせた……。映画の公開を記念して緊急来日したパク監督のインタビューにうかがってきました。豪華なキャストとの撮影秘話をお楽しみください!

『セレステ∞ジェシー』 切なく、キュート。そしてリアル。練りに練った脚本が光る、日々を闘うあなたに贈るフレッシュなラブ・ストーリー。

自分らしく生きていれば、幸せになれると思っていた―」。上昇志向が強いガンバリ屋のヒロインは、まさに今日を乗り越えるあなたの姿! まわりに流されることなく、正しいと信じた道をひたすら真っ直ぐ進んでみれば、そこには思いがけない“マサカの窮地”が待っていた……! リアルな設定と繊細な会話が光る本作で、米国からスマッシュヒットを放ったのは、ラシダ・ジョーンズ(共同脚本/制作総指揮/主演)。 理詰めではごまかせないハートを抱え、傷つき、闘うセレステに共感しているうち、きっとあなたもかけがえのない何かを発見できるはず。
5月25日(土)、渋谷シネクイントほか全国ロードショー 
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「フランス映画祭2013」ラインナップ&来日ゲスト発表記者会見

今年も6月21日(金)から24日(月)まで、フランス映画祭2013が開催されます。それに先駆けて、去る5月10日(金)、上映ラインナップと来日ゲストが発表されました。今年の映画祭団長にはフランスの名女優ナタリー・バイが就任。彼女が出演する『私はロランス』(グザヴィエ・ドラン監督)のほか、フランソワ・オゾン監督の『In the House』、セザール賞5部門にノミネートされ本国でも大ヒットしたエンターテイメント『Populaire』など、話題の新作が勢揃いします。記者発表の模様をレポートします。

『私が靴を愛するワケ』特別試写会&トークショーに叶姉妹が登場! 私物ハイヒールとハグのプレゼントに会場もヒートアップ!!

現在公開中の映画『私が靴を愛するワケ』の公開に先がけ、ゴールデンウィーク最終日の5月6日(月・祝)に特別試写&トークショーが行われた。ゲストに登場したのは叶姉妹。サンシャインカラーのドレスに身を包み、華麗なキャットウォークで登場した二人の足元には高級ブランドのハイヒールが宝石のような輝きを放っていた――。 抽選で選ばれた来場客に二人が私物のハイヒールをプレゼントするコーナーもあり、会場は最高潮の盛り上がりをみせた。