ミニシアター情報

『シュトルム・ウント・ドランクッ』山田勇男監督インタビュー(特別ゲスト:淺井カヨさん)

大正時代に実在したアナキスト集団「ギロチン社」を描いた映画『シュトルム・ウント・ドランクッ』。クランクアップから約1年、待望の劇場公開が、渋谷・ユーロスペースで始まる。この公開直前に山田勇男監督に撮影秘話など、興味深いお話をうかがうことができた。また、最近メディアにも登場している、日本モダンガール協會代表の淺井カヨさんを特別ゲストとしてお迎えし「大正時代を描く映像作品」という視点での、ディープなお話も聞かせていただいた。

第7回したまちコメディ映画祭in台東-どこをとっても笑いが止まらない映画祭

今年で七回目を迎える、したまちコメディ映画祭in台東、通称“したコメ”。いとうせいこうさんを総合プロデューサーに「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素を掛け合わせた、映画人、喜劇人、映画・喜劇を愛する人々が一体となって盛り上がれる住民参加型の映画祭だ。喜劇映画の上映にとどまらず、声優口演ライブ、DVDスルー・コメディ大賞、コメディ栄誉賞を受賞した西田敏行さんのリスペクトライブなど、どこをとっても笑いにあふれた企画ばかり。連休を楽しむなら台東区に出かけよう。はずせないミニシアおすすめの4イベントをご紹介します。(C)2014 安齋肇/「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会

『VHSテープを巻き戻せ!』-ブーム再燃。関係者やコアなファンがVHS愛を激白!

どんなに小さな部屋も映画館になる。そんな夢の生活の実現に大きな役割を果たしたのが、1980年代に普及したVHSテープとデッキだった。今やソフトもハードも見かけることは少なくなり、“巻き戻す”“爪を折る”という言葉は死語同然に。そんな時代の遺物になりつつあるVHSだが、近年ブームが再燃しているという。本作は、このメディアに魅了された(取り憑かれた)人々のインタビューで構成された、懐かしさと映画への愛に満ちたドキュメンタリーだ。7月26日(土)より渋谷アップリンクにて▶再生開始!

『リアリティのダンス』〜幼少期の悪夢である故郷へ。ホドロフスキーとめぐる、トラウマと家族再生の旅〜

世界中のクリエーターを熱狂させてきたアレハンドロ・ホドロフスキー。その最新作は、自身の幼少期と家族を描いた、パーソナルな癒しの物語。過激さが印象に残る過去の作品とは、ある意味一線を画しているが、濃厚さ・パワフルさは衰え知らず。85歳という年齢も23年ものブランクもものともせず、さらに慈愛のまなざしが加わり円熟味あふれた作品になっている。色彩いっぱいの映像美、シュールな事象、ユニークな登場人物が力強く躍動する。以前からのホドロフスキーファンも、ホドロフスキー作品を初めて観るかたでも存分に楽しめる、ファンタジックでリアルな人間讃歌である。
2014年7月12日(土)より 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、 渋谷アップリンクほか、全国順次公開 © “LE SOLEIL FILMS” CHILE・“CAMERA ONE” FRANCE 2013

『マダム・イン・ニューヨーク』-インドの伝統菓子ラドゥに込められたインド女性のプライド

シャシはごく普通のインドの専業主婦。なに不自由ない暮らしの中で、彼女を傷つけるのは英語が苦手な彼女をからかう夫や娘の心無い言葉だった。そんな時、NYに住む姉から姪の結婚式準備の手伝いを頼まれ、単身NYに向かうことになる。世界の大都市NY。思い切って一人で入ったカフェでシャシは英語がしゃべれないみじめさをあらためてかみしめる。せわしない街角で目に留まったのは「4週間で英語が話せます」という英語学校の広告だった。様々な国から様々な境遇の人々が集っていた英語クラスは楽しく、シャシは英語に夢中になる。4週間の英語レッスンを締めくくる、最終試験の日、その日はくしくも姪の結婚式と同じ日だった。シャシは無事に英語レッスンを終了させることができるのだろうか?ラストシーンに込められた優しくも、凛としたインド主婦の生き方に心が動かされること間違いなしのボリウッドムービー。シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。© Eros International Ltd.

第 23 回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 - 多様なあり方を観る映画祭。共通なものを感じる映画祭

7月12日より東京国際レズビアン & ゲイ映画祭がスタート。セクシュアルマイノリティを題材にした13作品がユーロスペース、スパイラルホールにて上映される。映画祭がセレクトしたのは昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、「カイエ・デュ・シネマ」誌で年間 1 位に輝いた「湖の見知らぬ男」やサンダンス映画祭監督賞を獲得した「52 チューズデイ」など国際映画祭でも評価が高い、刺激的な作品がずらり。単に同性間の恋愛を描くにとどまらず、家族、社会、政治の中で生きる人間の多様な在り方を問う作品はセクシャルマイノリティだけではなく、映画を観る全ての人に問題を投げかけてくる。日本初上陸の作品が多く、いち早く話題作をチェックできるチャンスだ。会期中は監督のトークイベントも予定されている。ミニシアおすすめ作品とイベントをご紹介します。

【イケガールに会いたい! Vol.4】ふんわりスウィート♪ 池田ショコラちゃん魅力をめ・し・あ・が・れっ の巻。

Webコミック総ダウンロード数4000万を誇る大人気コミック、『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』が待望の実写映画化! アパートの隣同士に住む若い男女が互いの生活を覗き合う――そんな、ちょっぴりアブノーマルでピュアな青春ラブスートーリーのヒロイン、生野えみるをキュートに演じたのが今回のイケガール、池田ショコラちゃんですっ!! グラビアやファッションモデルとしても活躍中のショコラちゃんに、映画初主演の感想などを伺いました。

『オープン・グレイヴ-感染-』-記憶を失った6人は終末世界で生き残れるか!?

目を覚ますと、夥しい数の死体の山の中にいた-という冒頭のショッキングなシーンからぐいぐい引き込まれる。記憶喪失、凶暴化した人間の襲撃、終末世界など、ミステリー、パニック、ホラー映画の醍醐味が詰まった102分。『第9地区』で注目され、『エリジウム』『オールド・ボーイ』『マレフィセント』と話題作への出演が続くシャールト・コプリー主演。6月14日(土)よりヒューマントラスト渋谷他全国順次ロードショー。

グランプリは多摩美術大学清水俊平監督に―第26回東京学生映画祭授賞式

中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第26回東京学生映画祭が5月23~25日 に開催された。今回はゲスト審査員に橋口亮輔監督、横浜 聡子監督、小林 啓一監督を迎え、170作品以上の作品のなかから厳正なる審査、観客投票を経て、各賞が決定しました。受賞者の喜びの声をレポートします。

『サッドティー』ー 今泉力哉監督&青柳文子さん 独特の温度と空気感が似ている二人にインタビュー

ダメ恋愛を通して浮かび上がる人間模様を、リアルかつ独特のぬるさで描き続ける今泉力哉監督。映画専門学校・ENBUゼミナールの劇場公開映画製作ワークショップ「CINEMA PROJECT」の第2弾として製作された最新作『サッドティー』では、総勢12名の男女が織りなすさまざまな恋愛から「ちゃんと好き」とはどういうことかを考察する――。今泉監督と主演の一人、青柳文子さんに話を伺いました。