ミニシアター情報
『セシウムと少女』〜音楽、アニメ、見慣れた街。中央線カルチャーがぎっしり詰まった、女の子の冒険ファンタジー
音楽・ファッション・マンガ……様々な文化を生んできた、東京・中央線沿線の街々。この中央線文化の魅力をたっぷりと注ぎ込んだご当地ムービーが誕生! 阿佐ヶ谷に住む17歳の少女が、7人神様と過去や現在を駆け巡る冒険ファンタジー。阿佐ヶ谷が誇る名飲食店や見慣れた風景がふんだんに登場し、ナレーションには原マスミ、主題歌に知久寿焼など、中央線文化に寄り添ってきた人気ミュージシャンが多数参加。さまざまな作風のアニメを挿入したり、キュートな新人女優を主演に迎えたりと、お楽しみがいっぱい。でもタイトル通り、3.11以降の福島原発問題に切り込んでいく社会派作品でもある。ポップでシリアスでノスタルジック。大切なものがぎっしりと詰まった、まさに玉手箱のような作品だ。
4月25日(土)からユジク阿佐ヶ谷で公開。
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『インド・オブ・ザ・デッド』-インドでゾンビが暴れまくる! ボリウッド映画初のゾンビコメディ
火葬が一般的なインドで、なぜかゾンビが大量発生! 仲良しトリオと美女とロシアンマフィアが、武器を片手に時にゆる~く時に真剣にゾンビに立ち向かう。年間1000本以上製作されるボリウッド映画において、なんと初のゾンビコメディである。3月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、4月よりシネ・リーブル梅田にてレイトショー。
女の子をよりリアルに描きたいという思いは強くありました―『おんなのこきらい』 加藤綾佳監督インタビュー
音楽と映画の若き才能が激突する映画祭「MOOSIC LAB 2014」で、準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞、男優賞の4冠に輝いた『おんなのこきらい』。注目の女優・森川葵を主演に迎え、80s直系のキャッチーなニューウェーブサウンドとキュートなヴォーカルが魅力の「ふぇのたす」が音楽を担当した本作は、女の子の生態をリアルに描くポップで辛辣なガーリームービー。製作秘話や見どころなどを加藤綾佳監督にインタビューしました。
『二重生活』-理想的な夫が隠していたのは自分には見せたことのない欲望と安らぎの顔
ルー・ジエは美しく優しい夫、ヨンチャオとかわいい娘のアンアンとの三人暮らし。夫とともに起こした会社は軌道に乗り、経済的にも安定してきた。幸せをかみしめる日々の中、娘が通う幼稚園で出会ったサン・チーとママ友としての付き合いが始まる。サン・チーから浮気の相談をもちかけられたルー・ジエだったが、相談をうけた茶館の窓から目にしたのは夫の浮気現場だった。理想的な夫の裏にある別の顔とは?夫の裏切りによって、ルー・ジエが起こす驚くべき行動とは?『天安門、恋人たち』を制作したことにより、5年間の映画製作を禁止処分受けたロウ・イエ監督が中国の光と闇を生々しく親密な視点で描くミステリー。新宿 K’s cinema、渋谷アップリンクほか全国順次公開
『パンク・シンドローム』〜「手助け無用!」知的障害を抱えるクールなパンクバンドの最高にハッピーなドキュメンタリー〜
フィンランドのパンクシーンをにぎわす、異色のバンドが現れた。彼らは“ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト”。超個性的な4人組だ。全員が知的障害を抱えながら、各々の個性をぶつけあい練習を重ね、キレキレのパフォーマンスを繰り出していく。メンバーが作詞作曲も手がけており、その楽曲の歌詞はストレートでピュアで過激。聴く者のハートをガッチリつかんで離さない。これぞ本物の叫び、本物のパンクだ!
2015年1月17日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開 ©Mouka Filmi oy
『毛皮のヴィーナス』― 妖しくエレガント! ロマン・ポランスキーが仕掛ける誘惑のサスペンス

ロマン・ポランスキー監督の最新作は、 “マゾヒズム”の語源となったマゾッホの小説をモチーフにした戯曲の映画化。演出家と女優の官能的な倒錯劇を、巧みな脚本で笑いと皮肉たっぷりに描く。二人の主演俳優がみせる圧巻の演技にも注目! 12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。
© 2013 R.P PRODUCTIONS – MONOLITH FILM
第15回東京フィルメックス キム・ギドク最新作『ONE ON ONE(原題)』Q&Aレポート
11月22日から9日間にわたって開催された「第15回東京フィルメックス」。今年もアジア圏を中心に、さまざまな国から衝撃と興奮に満ちた作品と多彩なゲストが参加し映画祭を大いに盛り上げた。最終日の30日にはメイン会場である有楽町朝日ホールに韓国の鬼才キム・ギドク監督が登場。監督最新作の『ONE ON ONE(原題)』の上映後、会場に集まった観客からの質問に答えた。興味深い内容のQ&Aをレポート。ミニシア名物の靴チェックも必見!
『ラスト・デイズ・オン・マーズ』-火星ミッション最終日に起こる戦慄の出来事
地球以外の生命体の発見は、人類のロマンであり夢である。一方、それは脅威でもあり、これまで多くの映画で宇宙生命体との戦いが描かれてきた。今回の舞台は、砂漠のような大地が広がる火星。地球に近く、生物の存在の可能性を指摘されている星だ。監督は実写版『AKIRA』の候補にも挙がったルアイリ・ロビンソン。人間の体に入り込み、凶暴な異生命体に変異させるバクテリアの恐怖を描く。2014年11月22日(土)新宿ミラノほか全国順次ロードショー。
『嗤う分身(わらうぶんしん)』〜“イギリス新世代”の鬼才による新感覚エンタテイメント〜
「もしも、自分とまるっきり同じ外見の他人が現れたら?」古今東西、世界中の人々がめぐらす想像だ。いったい自分という存在は何なのだろう。誰もが唯一無二の存在として生まれて来たはずなのに、いつの間にか多数の中に埋もれ、希薄な存在となってしまう……。誰にも認識されないことで肥大する孤独と不安。奇妙な異世界の不条理劇でありながら、無意識の共感と静かなリアリティが見え隠れする、イギリス新世代による新感覚エンタテイメントだ。ジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカの初共演にもご注目。
© Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Alcove Double Limited 2013
11月8日(土)より、シネマライズほか全国公開。
【画像で楽しむイベントレポート】第27回東京国際映画祭レッドカーペット
10月23日アジア最大の映画祭、東京国際映画祭が開幕しました。オープニングを飾るのは映画人が華やか登場するレッドカーペットセレモニー。フェスティバル・ミューズを務める中谷美紀さん、スペシャルアンバサダーの嵐のみなさんやフェスティバル・ナビゲーターのハリー杉山さんと岡本あずささんの他、国内外から多くの映画人が集まり、賑やかに祭りのスタートを切りました。今回はミニシア流にレッドカーペットをレポートします。もちろん、ミニシア名物靴チェックも気合入ってますよ。
