ミニシアター情報

「観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88」出版記念上映会-観なきゃ夏は終われない、猛毒注意のトークショー10連発

「観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88」出版を記念して掲載絶望作品12本をテアトル新宿で一挙上映される。「観なきゃ死ねない」圧倒的な作品セレクションはもちろん、注目すべきはなんといってもトークショー。原一男監督×中村うさぎさん、ライムスター 宇多丸さん×三沢和子(故・森田芳光監督夫人)など映画ファンなら一度は聞いてみたいトークゲストがずらりと勢揃い。激しい化学反応が起きそうな、この夏一番の「観なきゃ死ねない」「聴かなきゃ死ねない」イベントを見逃すな。Ⓒ1993松竹株式会社

第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭-LGBTに対して世界は変わっている。あなたはどうだ?

7月11日(土)〜20日(月・祝)の計10日間、 シネマート新宿、スパイラルホー ルを会場に「第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(以下TILGFF)」が開催中。カンヌ・ベルリン・サンダンスなど、各国際映画祭への出品作からLGBTをテーマにした骨太なドラマやドキュメン タリー全14プログラムを上映。LGBT(セクシャルマイノリティ)を取り巻く環境は大きく変化をしている。さまざまな意見が出てきている今だからこそ、LGBTをテーマにした作品をみることの意味は大きい。映画をみたら、今までのイメージが変わるかもしれない。そういうパワーを秘めた作品が集まる。上映作品のほとんどの作品がジャパンプレミアとなる作品なので、この機会を見逃さないで。

ジョシュア・オッペンハイマー監督、主人公アディさん登壇〜『ルック・オブ・サイレンス』パネルディスカッションレポート

インドネシア9.30事件とその後の虐殺から50年、沈黙を強いられてきた遺族を描くドキュメンタリー映画『ルック・オブ・サイレンス』。その日本公開に先駆け、試写&パネルディスカッションイベントが2015年6月、東京・早稲田大学小野記念講堂にて行われた。登壇はジョシュア・オッペンハイマー監督、アディ・ルクンさん(兄を殺害された本作主人公)、慶応大学名誉教授の倉沢愛子教授、学生パネラーの二重作和代さんと野間千晶さん。「『ルック・オブ・サイレンス』をどう受け止め、何を学ぶか」をテーマとし、胸が熱くなる制作秘話なども飛び出した。質疑応答では客席からも数えきれぬ挙手があり、本作への関心の深さがうかがえた。

『Beauty of Tradition-ミャンマー民族音楽への旅-』― 世界でも稀少な音源CD制作の収録風景を撮影したドキュメンタリー

ふとしたきっかけで出会ったミャンマーの伝統音楽に魅せられ、その手つかずのピュアな音楽を守りたいという想いからトランク7個分の録音機材とともに現地に赴き、40日間かけて約100曲もの楽曲を録音。映画『Beauty of Tradition-ミャンマー民族音楽への旅-』は世界でも稀少な音源CD制作の収録風景を撮影したドキュメンタリーであり、アウンサンスーチーの解放後、急速な民主化と経済改革が進むミャンマー最大の都市・ヤンゴンの風景を記録したロードムービーでもある。6月27日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開
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グランプリは中村祐太郎監督に―第27回東京学生映画祭授賞式

中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第27回東京学生映画祭が5月29-31日 に開催された。今回はゲスト審査員に大林宣彦監督、深田晃司監督、俳優の古舘寛治さんを迎え、厳正なる審査、観客投票を経て、各賞が決定しました。受賞者の喜びの声と授賞式最後に学生監督に送られた大林宜彦監督のコメントをレポート。映画を愛する同志に向けられた大林宜彦監督の熱い言葉をじっくりお楽しみください。

『セシウムと少女』〜音楽、アニメ、見慣れた街。中央線カルチャーがぎっしり詰まった、女の子の冒険ファンタジー

音楽・ファッション・マンガ……様々な文化を生んできた、東京・中央線沿線の街々。この中央線文化の魅力をたっぷりと注ぎ込んだご当地ムービーが誕生! 阿佐ヶ谷に住む17歳の少女が、7人神様と過去や現在を駆け巡る冒険ファンタジー。阿佐ヶ谷が誇る名飲食店や見慣れた風景がふんだんに登場し、ナレーションには原マスミ、主題歌に知久寿焼など、中央線文化に寄り添ってきた人気ミュージシャンが多数参加。さまざまな作風のアニメを挿入したり、キュートな新人女優を主演に迎えたりと、お楽しみがいっぱい。でもタイトル通り、3.11以降の福島原発問題に切り込んでいく社会派作品でもある。ポップでシリアスでノスタルジック。大切なものがぎっしりと詰まった、まさに玉手箱のような作品だ。
4月25日(土)からユジク阿佐ヶ谷で公開。
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『インド・オブ・ザ・デッド』-インドでゾンビが暴れまくる! ボリウッド映画初のゾンビコメディ

火葬が一般的なインドで、なぜかゾンビが大量発生! 仲良しトリオと美女とロシアンマフィアが、武器を片手に時にゆる~く時に真剣にゾンビに立ち向かう。年間1000本以上製作されるボリウッド映画において、なんと初のゾンビコメディである。3月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、4月よりシネ・リーブル梅田にてレイトショー。

女の子をよりリアルに描きたいという思いは強くありました―『おんなのこきらい』 加藤綾佳監督インタビュー

音楽と映画の若き才能が激突する映画祭「MOOSIC LAB 2014」で、準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞、男優賞の4冠に輝いた『おんなのこきらい』。注目の女優・森川葵を主演に迎え、80s直系のキャッチーなニューウェーブサウンドとキュートなヴォーカルが魅力の「ふぇのたす」が音楽を担当した本作は、女の子の生態をリアルに描くポップで辛辣なガーリームービー。製作秘話や見どころなどを加藤綾佳監督にインタビューしました。

『二重生活』-理想的な夫が隠していたのは自分には見せたことのない欲望と安らぎの顔

ルー・ジエは美しく優しい夫、ヨンチャオとかわいい娘のアンアンとの三人暮らし。夫とともに起こした会社は軌道に乗り、経済的にも安定してきた。幸せをかみしめる日々の中、娘が通う幼稚園で出会ったサン・チーとママ友としての付き合いが始まる。サン・チーから浮気の相談をもちかけられたルー・ジエだったが、相談をうけた茶館の窓から目にしたのは夫の浮気現場だった。理想的な夫の裏にある別の顔とは?夫の裏切りによって、ルー・ジエが起こす驚くべき行動とは?『天安門、恋人たち』を制作したことにより、5年間の映画製作を禁止処分受けたロウ・イエ監督が中国の光と闇を生々しく親密な視点で描くミステリー。新宿 K’s cinema、渋谷アップリンクほか全国順次公開

『パンク・シンドローム』〜「手助け無用!」知的障害を抱えるクールなパンクバンドの最高にハッピーなドキュメンタリー〜

フィンランドのパンクシーンをにぎわす、異色のバンドが現れた。彼らは“ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト”。超個性的な4人組だ。全員が知的障害を抱えながら、各々の個性をぶつけあい練習を重ね、キレキレのパフォーマンスを繰り出していく。メンバーが作詞作曲も手がけており、その楽曲の歌詞はストレートでピュアで過激。聴く者のハートをガッチリつかんで離さない。これぞ本物の叫び、本物のパンクだ!
2015年1月17日(土)より、シアター・イメージフォーラムにて公開 ©Mouka Filmi oy