最新作品情報

『ピープルVSジョージ・ルーカス』— 『スター・ウォーズ』旧3部作ファンの熱狂と、ジョージ・ルーカスへの愛憎を追った異色のドキュメンタリームービー。

『スター・ウォーズ』旧3部作にのめり込んだ人々と、その生みの親であるョージ・ルーカスに向けられた愛憎渦巻くファン心理を追った異色のドキュメンタリー『ピープルVSジョージ・ルーカス』が3月10日より公開される。ファンたちの熱烈過ぎる証言と、ユニークな投稿映像がふんだんに盛り込まれた本作はルーカスやスター・ウォーズのファンならずとも楽しめるポップなオタクムービーだ。(C)2010, Exhibit A Pictures, LLC, All Rights Reserved

東日本大震災 被災地復興支援シネマ「仙台ノスタルジア映画祭」―ギンレイ映画キャラバン隊、3月11日に始動。

飯田橋の名画座ギンレイホールが、「映画キャラバン隊」を組織して、東北地方をボランティアで巡回上映する。その第1回目となる「仙台ノスタルジア映画祭」が、3月11日(日)、エル・パーク仙台スタジオホールにて開催。成瀬巳喜男監督の『君と別れて』と『腰弁頑張れ』、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の『岸辺のふたり』の計3本が上映される、入場無料のイベントだ。「『映画の感動』を通して少しでも多くの方々に生きる勇気や人生の喜びを」という思いを積んで、キャラバン隊のトラックが東北へ発進する。

『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』―原作ファンが思い描いていた情景のすべてが、ここにある。

20年近くも多くのファンに愛され続けている、オーケストラを舞台にしたボーイズ・ラブ小説の金字塔―秋月こお氏原作の『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』が、遂に実写映画化された。金田敬監督、出演者、スタッフ―作り手全員が、原作を尊重かつ研究し尽くして映像化したと一目瞭然の作品である。コミカルでリアリティのあるボーイズ・ラブ映画であると同時に、ふたりの音楽家の成長物語でもある。3月3日(土)より、渋谷のシアター・イメージフォーラムにてロードショー。(C)2012秋月こお/角川書店・富士見二丁目交響楽団シリーズ製作委員会

「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」―美少女忍者と猫又の用心棒が活躍する『バトルキャッツ!2011』、2日間の限定上映。

佐々木友紀監督の新作『バトルキャッツ!2011』は、怪力の美少女忍者・綱手姫と、そのお目付け役兼用心棒である猫の三郎太が、怪事件に遭遇する3編の物語。3月3日(土)・4日(日)、「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」として、アップリンク・ファクトリーにて2日間の限定ロードショーが決定。当日は、佐々木監督や出演者をはじめ、多彩なゲストによるトーク・ショーやミニ・ライヴも予定されている。「妖怪」・「特撮」・「ファンタジー」に染まったひな祭りの夜を、アップリンクで過ごしていただきたい。(C)2012 大和 光/BAD TASTE

日活向島と新派映画の時代展 『うき世』(1916年)上映会―早稲田大学の構内で、大正の無声映画をピアノ伴奏とともに。

日活創立100周年を記念して、早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館において「日活向島と新派映画の時代展」が開催中。その関連企画「『うき世』(1916年)上映会」が、3月2日(金)に催される。サイレント映画ピアニスト・柳下美恵氏の生伴奏とともに、25歳で早逝した女形の大スター・立花貞二郎の可憐な魅力を、存分にご堪能いただきたい。

善良な“いい人”大森南朋が豹変?注目の24歳監督が描く情けなくも愛すべき東京の夜-『東京プレイボーイクラブ』

働いていた工場でのもめごとから傷害事件を起こした勝利は東京に住む友人、成吉の経営するサロン『東京プレイボーイクラブ』に転がり込む。カッとなると手につけられなくなる勝利は居酒屋で絡んできた若者を殴り倒すが、殴り倒した相手は土地を仕切るヤクザの兄弟。この一件をおさめるために出された条件はなんと「ヤクザの兄のためハードSMの相手をさせる女を差し出す」事だった。ユーモアあふれる情けない日常を描き、海外映画祭で注目を集める24歳奥田庸介の商業映画デビュー作。渋谷・ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開中(C)2011 東京プレイボーイクラブ

『見えないほどの遠くの空を』―中毒者続出の青春映画が、荻窪にて一夜限りのゲリラ上映。

2011年の劇場公開以来、「『見え空』中毒者」を続出させている稀有な青春映画。東京での劇場公開は終了したが、2月24日(金)、荻窪ベルベットサンの「プチぐら★ vol,3 映画『見えないほどの遠くの空を』ゲリラ上映の巻」にて上映されることが決定。映画研究会の学生たちがぶつかる問題と葛藤が瑞々しく描かれているこの作品は、観た回数だけ発見があること間違いなし。榎本憲男監督のトーク・ショーも開催される一夜限りの機会、逃すことなきよう。(C)2010「見えないほどの遠くの空を」製作委員会

『タンタンと私』— 世界中を魅了するコミック「タンタン・シリーズ」に隠された真実と、作者エルジェに迫るドキュメンタリー

現在、渋谷アップリンクほかで公開中の『タンタンと私』を、皆さんはもうご覧になっただろうか。世界中で愛されているコミック「タンタン・シリーズ」に隠された作者エルジェの苦悩を、本人の肉声テープをもとに紐解いていく作品だ。本作を観ればタンタンが単なる子供向けの漫画ではないことが分かる。ひとりの作家の人生と、20世紀の苦悶の歴史を映し出す濃厚なドキュメンタリーとして必見の作品。未見の人は映画館に走ろう! (C)2011 Angel Production, Moulinsart

『セイジ—陸の魚—』—情緒的な映像と音楽にのせて描く、命と絆。豪華キャストが集結した伊勢谷友介監督の意欲作

伊勢谷友介監督作の第2弾「セイジ—陸の魚—」が2月18日(土)よりテアトル新宿ほかで公開される。原作は太宰治賞に輝く辻内智貫の同名小説。“人が人を癒すことの難しさ”というテーマに感銘を受けた伊勢谷監督が、5年におよぶ歳月をかけて映画化した意欲作だ。情緒的な映像と音楽にのせて描く、命と絆の物語。豪華キャストの競演にも注目だ。(C)1 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd

『禁断メルヘン 眠れる森の美女』-2つの童話を大胆に脚色。官能美に彩られた大人のためのお伽噺。

ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の映画祭【未体験ゾーンの映画たち2012】(1月14日~6月15日)上映作品。同映画祭では「海外での評価が高く、話題作であるのに日本ではなかなか劇場公開されにくい、日本人にとっての【未体験ゾーンの映画】」を上映。本作では、衝撃的かつエロティシズム溢れる作品を得意とするカトリーヌ・ブレイヤ監督が、『眠りの森の美女』と『雪の女王』を下敷きに、大人のためのメルヘンの世界を官能的に描いている。(c) 2010-FLACH FILM PRODUCTION – CB FILMS – Marathon – ARTE France