最新作品情報
『かぞくのくに』―25年ぶりに北朝鮮から兄が帰国するということ
「地上の楽園」と謳われた北朝鮮に16歳で移住したソンホ。25年間日本の土を踏むことのなかったソンホが病気療養のために三カ月の一時帰国が許可される。日本でソンホを待つ妹のリエと両親は喜びを隠しきれないが、ソンホの滞在中に家族を監視するヤン同志の存在が家族の空気を重くしていく。25年間の空白を家族、友人は埋めようとソンホと接するが北朝鮮での暮らしをするソンホとの間に大きな隔たりを感じていく。。。『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』といったドキュメンタリー映画で海外の映画祭で高い評価を得ているヤン・ヨンヒ監督が実体験を基に描く初のフィクション映画。ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 国際アートシアター連盟賞受賞作品。テアトル新宿、109シネマズ川崎他にてロードショー(C)2011『かぞくのくに』製作委員会
『トガニ 幼き瞳の告発』 — 息詰まるほどの残酷な真実。1本の映画が国家をも動かした、衝撃の韓国映画が日本公開。
韓国の聴覚障害者学校で実際に起きた生徒への性的虐待事件を描き、韓国で一大社会現象を巻き起こした『トガニ 幼き瞳の告発』がいよいよ8月4日(土)より日本で全国ロードショーとなる。さまざまな苦難と批判を浴びながら法廷に立った一人の教師と子どもたちの闘いは、そのあまりにショッキングな内容から韓国で公開されるや460万人以上を動員、多くの人々が不条理な司法制度を批判し、政府を動かすまでに発展した衝撃の問題作だ。©2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
『ハーフ・デイズ』 - コインに委ねた1日の運命。NYの恋人同士がパラレルワールドを走り抜ける!
7月4日の独立記念日。人生の岐路に立つ恋人同士のボビーとケイトはブルックリン・ブリッジの上でコインを投げ、お互い反対方向に走り出す。その先に待ち受けるのは、全く異なるパラレルワールド。ブルックリンとマンハッタンでどんな“ふたつの1日(ハーフ・デイズ)”が始まるのか。ジョセフ・ゴードン=レヴィットとリン・コリンズという旬なキャストを起用した疾走感溢れるドラマが、NYの2地区で同時に展開される。8月4日(土)よりシアターN渋谷、ほかにて公開。©2009 Uncertain Partners LLC
『こっぴどい猫』 — “21世紀型ダメ恋愛の旗手” 今泉力哉が、還暦のモト冬樹を主演に描く究極のダメ恋愛群像劇
歌手、タレント、俳優などとしてマルチな才能を発揮し続ける国民的タレント・モト冬樹。その生誕60周年を記念して制作された映画、『こっぴどい猫』は15人の男女と7つの三角関係が交差する究極のダメ恋愛群像劇。若手注目株の今泉力哉監督が恋愛の本質をユーモラスかつ鋭く描くヒューマンコメディ。7月28日(土)より新宿K’s cinemaにてレイトショー公開。©2012 DUDES
『アウェイクニング』 - 寄宿学校に棲む幽霊の正体は? 美しくも哀しい英国ゴシックホラー。
第一次大戦で多くの人が家族を亡くし、国全体がその暗い影を引きずっていた1920年代のイギリス。その時代の陰鬱な雰囲気、もとは私邸だったという広く薄暗い寄宿学校というゴシックホラー格好の要素を従え、背筋が凍るような超常現象とその背景を切なく美しく描く。7月28日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にてレイトショー公開。(C)StudioCanal/BBC 2011
『シーソー seesaw』― ささやかな日常を抱きしめたくなる、せつない愛の寓話。
シーソーは2人でバランスを取って乗る遊具。浮遊と着地を繰り返す動きはとても単調なものだけれど、そこには相手の確かな重みが存在する。2010年のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭ほか世界10カ国の映画祭で上映され絶賛を受けた『シーソー seesaw』は、カップルの揺れ動く心象風景を美しい映像で切り取ったせつない恋愛ドラマ。6月30日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて2週間限定レイトショー。(C)Cinepazoo & Helpless Lunch
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」―アジア最大級の短編映画の祭典は、今年も充実のラインアップ。
短編映画の祭典「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」が、6月15日(金)~30日(土)、東京の表参道ヒルズ スペース オー、横浜のブリリア ショートショート シアターほかにて開催。米国アカデミー賞の公認でもある、アジア最大級の国際短編映画祭だ。日頃、なかなか観る機会のない短編映画を一挙に堪能させていただける贅沢な映画祭だが、「プログラムと上映作品が充実しすぎていて、どれを観に行けばよいのか迷う」と頭を抱えていらっしゃるかたも多いかもしれない。そんなかたがたのために、ちょっとした指針になれば、と願いつつ、ミニシアが自信を持ってお薦めする作品とプログラムをご紹介(画像は「フットボールプログラム presented by J.LEAGUE」より『頑張れ、グリーン・ドッグ!』)。
「20th アニバーサリー フランス映画祭」―記念すべき20回目を迎え、豪華ゲストも多数来日!
6月21日(木)~24日(日)、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇(レイトショーのみ)にて、第20回フランス映画祭が開催される。アニバーサリーイヤーの今年は、恒例だった団長制がなくなり、新たな制度として“Les Filles du cinéma français”「フランス映画の女たち」がスタート。来日ゲストも過去最多となり、トークショーやサイン会など各種イベントが映画祭を華やかに盛り上げる。また、作品ラインナップも充実し、長編11作品、短編6作品(1プログラム)の計12プログラムを上映。第65回カンヌ国際映画祭に公式出品された未公開アニメーション『アーネストとセレスティーヌ』や昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』など、話題作が目白押しだ。フランスの旬の作品を堪能できるスペシャルな機会をお見逃しなく!
『はじまりの島』―自分が生きている地に「誇り」を持ってこそ、美しい
全長約4km、周囲約8km、人口およそ200人―沖縄県の小さな島・久高島のドキュメンタリー。後藤サヤカ氏の監督デビュー作である本作は、旧正月を控えて準備をしている久高島の人々に島への思いを語ってもらうことにより、島の魅力と島民たちがいだく誇りを、ありのままに伝えている。6月19日(火)と6月30日(土)、東京のアップリンク・ファクトリーにて上映。(C)2012 meijyu.llc All Rights Reserved
『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』―「サラ・ジェシカ・パーカー+キャリア・ウーマン=スタイリッシュ」かと思いきや……?
サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公が、仕事に、子育てに、(もしかしたら)恋に奔走するコメディ『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』が、6月2日(土)より、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。『セックス・アンド・ザ・シティ』やアメリカのロマンティック・コメディのファンなら、アンテナがびくんっと反応せずにはいられない設定だろう。しかし、サラが演じる一見「パーフェクト」なケイト・レディは、実はまったく格好よくなくて……。(C)2011 IDK USA, LLC. All Rights Reserved.