最新作品情報

『ロマン・ポランスキー 初めての告白』-栄光と苦悩に満ちたスキャンダラスな人生を語る

祖国ポーランドで撮影した『水の中のナイフ』(62)で長編デビュー後、約50年にわたり世界を舞台に活躍し続けるロマン・ポランスキー。『ローズマリーの赤ちゃん』(68)、『テス』(79)、『戦場のピアニスト』(02)など、傑作、話題作を発表する一方、私生活では映画のような波欄万丈な人生を送ってきた。このドキュメンタリーは、そのあまりにも重い人生をスイスでの軟禁中(2010年時点)のポランスキー自身が回顧する、貴重なドキュメンタリーである。初期の作品 『水の中のナイフ』(62)、『反撥』(65)、『袋小路』(66)、『ローズマリーの赤ちゃん』(68)も同時上映。6月1日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて6週間限定ロードショー。©2011 ANAGRAM FILMS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

『殺人の告白』ポーカーフェイスの「美しすぎる殺人犯」。その妖しい微笑の裏で一体何を企むのか?

「私が、殺人犯です-」。時効を迎えた連続殺人事件の真犯人だと名乗りをあげた男、イ・ドゥソク。ショッキングな告白とその美しい容貌で、彼はあっという間に時代の寵児になる。そのとき、憎しみを募らせてきた遺族は、そして執念深く犯人を追っていた刑事は何を思うのか? ドゥソクの目的は、本当に被害者たちへの懺悔なのか……? 第31回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にて、スリラー賞を受賞。パク・シフの妖しい微笑が光る、スリリングなクライムサスペンス!
6月1日(土)、シネマート新宿ほか全国順次ロードショー。
© 2012 DASEPO CLUB AND SHOWBOX/MEDIAPLEX ALL RIGHTS RESERVED.

『セレステ∞ジェシー』 切なく、キュート。そしてリアル。練りに練った脚本が光る、日々を闘うあなたに贈るフレッシュなラブ・ストーリー。

自分らしく生きていれば、幸せになれると思っていた―」。上昇志向が強いガンバリ屋のヒロインは、まさに今日を乗り越えるあなたの姿! まわりに流されることなく、正しいと信じた道をひたすら真っ直ぐ進んでみれば、そこには思いがけない“マサカの窮地”が待っていた……! リアルな設定と繊細な会話が光る本作で、米国からスマッシュヒットを放ったのは、ラシダ・ジョーンズ(共同脚本/制作総指揮/主演)。 理詰めではごまかせないハートを抱え、傷つき、闘うセレステに共感しているうち、きっとあなたもかけがえのない何かを発見できるはず。
5月25日(土)、渋谷シネクイントほか全国ロードショー 
(C)C & J Forever, LLC All rights reserved.

25年目を迎える若手映画人の老舗映画祭「東京学生映画祭」

5月24日より北沢タウンホールにて第25回東京学生映画祭が開催中。東京近郊の学校、団体制作の140作品以上から選ばれた14作品(アニメーション部門6作品、実写部門8作品)を一挙公開。東京学生映画祭は25年間の歴史の中で青山真治、中村義洋、園子温、熊澤尚人など国の内外を問わず目覚ましい活躍を続ける映画人を輩出している映画祭。これから芽吹く日本映画の才能をいち早く見つけることのできる絶好のチャンスだ。

『燃える仏像人間』——知る人ぞ知る「劇メーション」を使った不思議世界。京都が生んだ、神々しい映画がついに公開!

アニメーションが日本を代表する文化と重用視されるようになって久しい。そのアニメ表現もデジタル全盛。実写もデジタル、なんでもデジタルで、ちょっとやそっとでは驚かなくなっている昨今、驚きの映像が登場した。80年代生まれの新人監督・宇治茶が「劇メーション」というアナログの力をあえて選んで作った意欲作『燃える仏像人間』。仏像と人間のハイブリッド仏像人間とは何なのか? ヒロインの女子高生・裕香も仏像と融合して、未知の世界を見ることに。5月18日(土)よりシネリーブル池袋 下北沢トリウッドほか全国順次ロードショー! (C)「燃える仏像人間」製作委員会

『建築学概論』-再会で蘇る過去の甘く切ない想い。15年前の初恋の結末は?

韓国で恋愛映画初の400万人超が見た大ヒット作。特に男性の心をわしづかみにし、2012年の韓国映画振興委員会主催のイベントで、「もう一度見たい映画No.1」に選ばれたという。誰もが経験する“初恋”をテーマに、15年ぶりに再会した1組の男女の心の揺れが描かれる本作。甘すぎず辛すぎず、ファンタジーのようであり現実的でもある、美しく透明感のあるラブストーリーだ。5月18日より、新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。

『私が靴を愛するワケ』― ゴージャスでためになる、世界初のハイヒール・ムービーが日本上陸! お気に入りのハイヒールを履いて映画館へ行こう。

いつの時代も女性たちを美しく彩り、夢中にさせてきたハイヒール。そんな“靴と女性の魅惑の関係”に迫った、世界初のドキュメンタリー映画がいよいよ日本に上陸する。2011年、パリのファッションウィーク中にプレミア上映され、世界中のファッショニスタたちを魅了した本作は、“ハイヒール中毒”を自称するセレブやスター・デザイナーたちの貴重なインタビューを交えつつ、社会学的かつ歴史的に、さらには心理学やフェティシズム的な見地からその魅力の謎を追う。本作鑑賞後、ハイヒールを履いて歩く視線の先にはいつもより少し輝きを増した世界が広がっているかもしれない。 5月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー! © Caid Productions, Inc. All rights reserved./©Mattel, Inc.

『ウィ・アンド・アイ』-ブロンクスのアマチュア高校生たちが実名で演じる青春ドラマ

『エターナル・サンシャイン』『恋愛睡眠のすすめ』など、独創的かつ遊び心溢れる作品で映画ファンを魅了してきた奇才ミシェル・ゴンドリー監督の最新作は、高校の下校バスを舞台に繰り広げられる青春ドラマだ。集団の中でそれぞれの役割を演じていた高校生たちが、1人、また1人とバスから降りていくにつれて、個人的なルーツや本音を抱えた存在へと回帰していく姿が鮮やかに描かれている。ビートの効いたBGMがいつしか止み、窓外の景色が夕闇に包まれる頃、車内の人間模様はどのように変化しているだろうか。さあ、高校生たちと共にバスに乗り込み、旅に出よう。そこには、あなたの予想を裏切る展開が待ち受けているはずだ。4月27日(土)より シアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル梅田他全国ロードショー(C)2012Next Stop Production. LLC

『カルテット!人生のオペラハウス』-“旧スター”は再び輝ける舞台へ向かうのか?  名曲オペラで彩る、名優ダスティン・ホフマンの初監督作品

英国の美しい田園風景の中にひっそりと建つ<ビーチャム・ハウス>。そこは老音楽家たちが暮らす、音楽と笑いで満たされた明るく優雅な老人ホーム。この<ビーチャム・ハウス>の存続をかけ、“旧スター”である住人たちの、喜びと感動に満ちた大いなる挑戦が始まる…。はがゆい関係を抱えながら、かつてのカルテット共演者たちが迎える「クライマックス」とは…? 英国スターたちの円熟味あふれる軽妙な演技と、宝石のような音楽がいっぱいにちりばめられた、心温まる人生賛歌。脚本は『戦場のピアニスト』(アカデミー賞脚色賞受賞)のロナルド・ハーウッド。70代の英国の名優4人を主演に迎えたこの作品で、同じく70代にして“監督デビュー”したのは、アカデミー主演男優賞を二度も手にした米国の名優ダスティン・ホフマン。その監督としての手腕は、スクリーンでとくとごらんあれ。4月19日(金)より、 TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー。

『ホーリー・モーターズ』-レオス・カラックスが惚れぬいた唯一無二、ドニ・ラヴァンの「行為の美しさ」

『ポーラX』から13年ぶりのレオス・カラックス監督待望の新作長編となる『ホーリー・モーターズ』。 早朝、“オスカー”なる人物(ドニ・ラヴァン)は白いストレッチリムジンに乗り込み、ファイルを見ながら「今日のするべき行為」を確認していく。平凡な父親から異常な殺人者、時にはバーチャルな怪物の動きを作り出すためのモーション・キャプチャーのスペシャリストなど様々な役を演じていく“オスカー”。演じ続ける彼を突き動かす原動力を問われて“オスカー”は『行為の美しさ』と答える。彼の身体に宿る様々な『行為の美しさ』を夜明けから深夜までたどるSFでありファンタジーなものがたり。渋谷・ユーロスペースにてロードショー 他全国順次公開© Pierre Grise Productions