白玉
『死ね死ねシネマ』-原点に向き合うプロの映画監督の痛くて生々しい「究極の一本」
映画学校の試写会で学生の作品を「映画ですらない」と酷評する講師シマザキ。反対に観客から「お前のトウニョウジマよりはマシ」と野次をとばされ、発狂したシマザキは会場内の観客42人を虐殺し逮捕される。4年後、シマザキ作品のファンだった生徒、なつきは「究極のホラー映画」を撮影するために廃墟となった学校にもぐりこむ。映画に真正面に向き合い、とり憑かれた人々を生々しく描く。『東京島』の篠崎誠監督作品。7月23日よりオーディトリウム渋谷にて公開。(c)篠崎誠 映画美学校
『ネイキッドボーイズ・ショートムービーvol.1』-ラストシーンに個性が光るイケメン達
ライブパーフォーマンスを中心に活躍をするイケメン集団「ネイキッドボーイズ」主演のオムニバス。ニコニコ動画やツイッターを題材にしたショートムービーはステージとはまた違うネイキッドボーイズの表情を楽しめる。下北沢トリウッドにて7月16日より二週間限定上映。舞台挨拶と握手会も随時開催するので、お気に入りのキャストをチェックして会場に会いに行こう。(C)2011 イトーカンパニー
レッドカーペット写真館-ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011編
2011年6月26日(日)明治神宮会館にてショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011の授賞式が行われた。映画祭を締めくくる、アワードセレモニーには様々な国々からフィルムメーカーや出演者、また日本からも豪華なゲストが続々と出席され、注目度の高さがうかがわれた。
「ミニシアターに行こう」では、ショートショートフィルムフェスティバルのレッドカーペットの模様をレポート。恒例の靴チェックも見逃すな。
フレデリック・バックの映画-宮崎駿監督、高畑勲監督に影響を与えるアニメーション作品
神保町シアターでは、東京都現代美術館『フレデリック・バック展』開催中にフレデリック・バックさんの短編アニメーション4本を上映。上映作の一本『木を植えた男』は人物が行動するとその周りに空間が立ち現れるユニークな表現スタイルの作品。高畑勲監督に「フレデリック・バックさんを、わが師、とあがめている」と言わしめたその作風をぜひ劇場で。神保町シアター劇場招待券を5組10名様にプレゼント(7/29まで有効モーニングショーも使用可/応募は締め切りました)© Société Radio-Canada
『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』インタビュー− したたかに生き残るためのアイスランド流笑いの形。
アイスランドのレイキャヴィクで鯨見学ツアーの乗客が巻き込まれた惨劇を描く『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』。タフな日本人秘書役を演じた裕木奈江さん、ジュリアス・ケンプ監督、プロデューサーのイングヴァール・ソルダソンさんに本作品に対する思いをうかがってきました。
ショートショートフィルムフェスティバル& アジア2011授賞式-グランプリはニコラス・シュタイナー監督『ヘルムートの誕生日』に
2010年6月26日(日)明治神宮会館にてショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011の授賞式が行われた。公式審査員に犬童一心監督、小澤征悦さん、菊川怜さん、鳥越俊太郎さん、ジョージナ・ホープさんを迎え、グランプリ作品と各部門の優秀作品を発表。「ミニシアターに行こう。」では授賞式の喜びの声をレポートします。
『ふゆの獣』インタビュー-生々しい恋愛を演じる事。役に憑依する驚くべき制作過程。
昨年、第11回東京フィルメックスグランプリを受賞した『ふゆの獣』。相手を思う感情を隠しながら、静かな恋愛のかけひきをしている男女4人が、少しずつ変化し、ついに愛する人の心のうちを見出し激しく感情をぶつけ合う。この映画を一言で表現するとすれば「見苦しいまでの恋愛の生々しさ」。プロットを元に即興で演じられた本作は俳優の発するセリフ、アクションの中にリアルな恋愛の息遣いを感じ、現実の恋愛をのぞき見をしているような錯覚に陥る。 今回は役に入り込むのでなく、役に憑依する驚くべき制作過程を内田伸輝監督と4人の俳優の方々に伺います。
『ふゆの獣』-ほとんど恋愛ドキュメンタリー。恋する獣=人間の生々しい本能をのぞき見る。
シゲヒサを愛しながらも、浮気を問いただすことが出来ないユカコ。シゲヒサとの関係が浮気だと知りながらも深くはまっていくサエコ。サエコに振られユカコに同情をするノボル。それぞれの恋愛感情が肥大した時、気持ちがぶつかり合い、4人の関係が根底から揺らぐ。脚本はなく即興で演じられ生々しく映し出された恋人たちの日常は実際に他人の恋愛をのぞき見ているかのような錯覚に陥る作品。第11回東京フィルメックス最優秀作品賞受賞作。©映像工房NOBU
映画の達人-東京学生映画祭番外編(林家しん平監督/大森立嗣監督/田口トモロヲ監督)学生映画人に見て欲しい映画「お前が試されてるんだぞ、この映画は」
「映画の達人」は映画界で活躍する皆さんに愛してやまない映画について熱く語っていただくコーナー。学生映画の登竜門として注目される東京学生映画祭。今回は第23回東京学生映画祭の審査員を務められた林家しん平監督、大森立嗣監督、田口トモロヲ監督に「東京学生映画祭出品作品と学生映画と学生に見てもらいたい映画」についてお話を伺いました。三人の審査員の言葉は厳しいけれど、次世代の映画人に向ける優しい態度。まずは審査員の方々の『若き映画人にお勧めする三本』から自分の表現の世界を広げてみてはどうだろう。
ショートショートフィルムフェスティバル& アジア2011-「どうしても観たい!」おいしいところを少しずつ。
短編映画だけを集めた映画祭、『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2011』が6月16日よりスタート。過去最多の4,200本の応募作品から選ばれたコンペティション参加作品は選りすぐりの68作品。上映時間は1 分~25 分(ショートショート映画祭規定による)と短くても観終わった後の充実感は長編以上。今回は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞で主演男優を受賞したコリン・ファースとキーラ・ナイトレイの共演作や「美男<イケメン>ですね」のチャン・グンソク出演のミュージックビデオなども上映される。