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おしゃれでポップなベトナム―『サイゴン・クチュール』のグエン・ケイ監督インタビュー

ベトナムから思いっきりファッショナブルでキュートな映画がやってくる。2019年12月21日公開の『サイゴン・クチュール』は、1969年のサイゴン(現ホーチミン)から現代にタイムスリップした仕立て屋の娘の出会いと冒険を描くスタイリッシュなSFファンタジーだ。ベトナムの伝統文化と最先端ファッションを融合して特上の娯楽作に織り上げたのは、脚本家やプロデューサーとしても活躍する若手女性監督のグエン・ケイ。来日した監督に話を聞いた。

ホラーコメディーに青春群像に―『魔法少年☆ワイルドバージン』『転がるビー玉』の宇賀那健一監督インタビュー

宇賀那健一監督インタビュー2018年に『サラバ静寂』が評判を呼んだ宇賀那健一監督は、マルチな活動で知られるクリエイターだ。高校生のころから俳優として舞台に立ち、2014年には会社を設立。自ら配給、宣伝を手がけたり、東京・渋谷にダイニングバーを開いたり、志向性の幅は極めて広い。年末から年明けにかけて『魔法少年☆ワイルドバージン』『転がるビー玉』と監督作が相次いで公開されるが、これがまたガラッと趣の異なる作品で驚かされる。この多様性、バイタリティーはどこからくるのか。

12月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

12月映画短評メイン画像12月公開映画の中から、気になる作品をピックアップ! 今月も個性と魅力溢れる6作品をご紹介します。あなたが気になるのは、どの映画? 【LINE UP】12/7(土)公開 『ジョン・デロリアン』 『リンドグレーン』、12/14(土)公開 『つつんで、ひらいて』、12/21(土)公開『アニエスによるヴァルダ』、12/27(金)公開 『だれもが愛しいチャンピオン』『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』

大画面がお得な2本立て―『歩けない僕らは』主演の宇野愛海、『ガンバレとかうるせぇ』主演の堀春菜インタビュー

宇野愛海(右)と堀春菜11月23日(土)から全国順次公開される佐藤快磨監督の新作『歩けない僕らは』は、37分の短編ながら、同じ佐藤監督が手がけた2014年の作品『ガンバレとかうるせぇ』との併映で上映される。『歩けない〜』で主役の新人理学療法士を演じたのは、アイドルグループ「私立恵比寿中学」元メンバーの宇野愛海。その同僚として出演している堀春菜は、『ガンバレとかうるせぇ』がデビュー作。2人のきらりと光る感性をスクリーンでたっぷりと味わえるまたとない機会と言えそうだ。

11月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

11月映画短評メイン画像11月公開映画の中から、気になる作品をピックアップ! 【LINE UP】11/1(金)公開 『マイ・ビューティフル・デイズ』 『キューブリックに愛された男』、11/2(土)公開 『積むさおり』、11/9(土)公開 『ラフィキ:ふたりの夢』、11/22(金)公開 『テルアビブ・オン・ファイア』、11/29(金)公開 『読まれなかった小説』、11/30(土)公開『漫画誕生』『台湾、街かどの人形劇』『種をまく人』

世界配信に映画祭出品も— 近大マグロが題材のドラマ『TUNAガール』

『TUNAガール』ビジュアル世界で初めてクロマグロの養殖に成功した近畿大学水産研究所を舞台にしたドラマ『TUNAガール』(安田真奈監督)が、意外な広がりを見せている。2019年9月末からはNetflixで世界配信が始まったほか、11月22日に開幕する「第13回田辺・弁慶映画祭」でも上映されることが決まった。配信ドラマとしてスタートした幼魚が大海に泳ぎ出そうとしている。
©吉本興業/NTTぷらら

「よかったよ」の言葉を糧に―『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』主演の瀬戸かほインタビュー

女優を続けていけるかどうか、すべてを懸けてみたい。それくらい重要な作品だったと打ち明ける。10月19日(土)公開の『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』(越川道夫監督)で主人公のユリを演じるのは、モデルとしても活躍する瀬戸かほ。深い悲しみを抱えて生きつつ2人の男に愛されるという複雑な役どころを、体当たりの表現で演じ切っている。「やってよかったなと今、すごく思います」と晴れやかな笑顔を見せる彼女の魅力に迫った。

10月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

10月公開映画の中から、ミニシアライター陣が気になった作品をまとめてピックアップ! 今月は、映像制作集団「空族」の新作、国内映画祭を席巻した新鋭監督の長編デビュー作、日韓の実力派女優の共演で魅せるバディ・ムービー、ベトナム出身の監督が5年をかけて大胆な映像美で挑んだ意欲作、元一流シェフとアスペルガーの青年が料理を通じて心を通わせるドラマ、映画作りの本質に迫る衝撃作など6作をご紹介!【LINE UP】10/4(金)〜『典座 -TENZO-』、10/5(土)〜 『向こうの家』、10/11(金)〜『第三夫人と髪飾り』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『トスカーナの幸せレシピ』、10/18(金)〜 『解放区』

9月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

9月公開映画の中から、気になる作品をピックアップ! 【LINE UP】9/7(土)~ 『かぞくあわせ』、9/13(金)~ 『ある船頭の話』、9/14(土)~ 『サウナのあるところ』、9/20(金)~ 『おいしい家族』『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』 『シンクロ・ダンディーズ!』『帰ってきたムッソリーニ』、9/28(土)~ 『お嬢ちゃん』『エセルとアーネスト ふたりの物語』

一瞬の奇跡をとらえたきらめき―『左様なら』石橋夕帆監督&芋生悠、祷キララインタビュー

いろんな奇跡が重なり合って生まれた映画だと言っていいだろう。2019年9月6日公開の『左様なら』は、芋生悠、祷キララという注目の若手女優2人が主役を務めた学園群像劇で、石橋夕帆監督の初長編となる。原作はツイッターなどで若い世代から絶大な人気を集めるイラストレーター、ごめんの短編漫画で、映画化も、主役2人の起用も、すべてが必然の奇跡に導かれていた。石橋監督と芋生、祷の3人が顔をそろえたインタビューも、ある意味、奇跡と言えるかもしれない。(取材:藤井克郎 撮影:ハルプードル)