香ん乃
ミニシアターに行きたくなる監督達―東京フィルメックス、Q&Aハイライト
若い映画製作者の登竜門“東京フィルメックス”。内田伸輝監督『ふゆの獣』が最優秀作品賞を受賞して幕を閉じた。Mixiで俳優を集め、たった110万円で制作された自主映画が、そのカメラワークと俳優の演技を高く評価され世界への第一歩を踏み出す。「完成度の高い作品」ではなく、「可能性あふれる作品」を発掘する東京フィルメックスは作品上映とともに行われるQ&Aも見どころ。今回は東京フィルメックスの取っておきQ&Aをピックアップした。将来、国際映画祭で活躍する映画人たちの熱い思いをチェックしよう。
※第11回 東京フィルメックスの公式パンフレットを2名さまにプレゼント致します。ご応募はこちらから。応募〆切は、2010年12月31日(金)です。
『ゴダール・ソシアリスム』
第63回 カンヌ国際映画祭でワールド・プレミアがおこなわれた、ジャン=リュック・ゴダール監督の新作長編『ゴダール・ソシアリスム』が、12月18日(土)よりTOHOシネマズシャンテにてロードショー。公開を記念して、ゴダール監督作品のヴィジュアルが美しいポストカード8点セットを5名さまにプレゼント致します。この記事の中から、応募フォームへお進みください。たくさんのご応募、お待ちしています。
【イケメン青田買い】あの名シーンの再現も!―『タクミくんシリーズ Pure~ピュア~』完成披露試写会(東京)
ボーイズ・ラブ小説の金字塔『タクミくんシリーズ』の映画化第4弾『Pure ~ピュア~』の公開に先駆けて、12月4日(土)に三宅坂ホールにて完成披露試写会が開催されました。登壇したのは、馬場良馬さん、内藤大希さん、浜尾京介さん、滝口幸広さん、広瀬友祐さん、小林豊さん、そして、横井健司監督の7名。劇中の名シーンが生で再現されたトークの模様を、たっぷりの画像と共にお楽しみください。
『リトル・ランボーズ』
『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガース・ジェニングス監督が贈る、すべての「男子」に宛てた、ノスタルジックなメッセージ。1982年のイギリスを舞台に、アクション映画『ランボー』に感化されて自主映画の制作に奮起する少年たちの姿は、健気で、ときにコミカルで、限りなくまぶしい ― 英国版の『スタンド・バイ・ミー』とも言いたくなる本作は、渋谷シネクイントほかにて絶賛公開中。全国順次ロードショーです。
『リトル・ランボーズ』でUKカルチャーと音楽に浸ろう!―カジヒデキさん×松田岳二さん トーク・ショー
1982年のイギリスを舞台に、性格も育った環境もまったく違うふたりの少年が出会って、自主映画を撮るべく奮起する物語、『リトル・ランボーズ』。本作には1980年代のUKカルチャーと音楽が、たっぷりと盛りこまれています。公開を記念して、ミュージシャンのカジヒデキさんと松田岳二さんによるトーク・ショーが、12月8日(水)にシネクイントにて開催されました。おふたりの子供時代にも話題が及んだその模様を、じっくりとお楽しみください。
小津安二郎監督の影響も?―『四つのいのち』 ミケランジェロ・フランマルティーノ監督 ティーチ・イン(第23回 東京国際映画祭より)
2011年・春にシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開の『四つのいのち』。10月の第23回 東京国際映画祭で上映された際、ミケランジェロ・フランマルティーノ監督によるティーチ・インが開催されました。小津安二郎監督を敬愛しているフランマルティーノ監督の撮影手法についてもトークが及んだその模様を、ほぼノー・カットでお届けします。
『信さん・炭坑町のセレナーデ』 平山秀幸監督 インタビュー
昭和38年の福岡の炭坑町を舞台に、人々が慎ましくも肩を寄せあって懸命に生きている姿を描いた『信さん・炭坑町のセレナーデ』。平山秀幸監督にとっては、長いキャリアにおいて初めて、故郷の福岡でロケをおこなった作品です。主演に小雪さんを迎えたハート・ウォーミングな本作について、平山監督にたっぷりとお話を伺ってまいりました。独占ロング・インタビュー、ゆっくりとお楽しみください。
『信さん・炭坑町のセレナーデ』
福岡の炭坑町に、「綺麗なお姉さん」が現れた ― 平山秀幸監督の新作『信さん・炭坑町のセレナーデ』は、昭和38年を舞台に、少年の淡い恋と、炭坑町のリアリティあふれる情景を描きだした、心温まるヒューマン・ドラマ。CGを使わずにロケ中心で作った、映画作りの原点ともいえる作品です。小雪さん、石田卓也さん他、出演者が駆けつけた初日舞台挨拶の模様も、併せてリポート!
第11回 東京フィルメックスでのQ&A、続々開催!―『ミスター・ノーバディ』・『夏のない年』・『トーマス、マオ』
11月20日(土)から大盛況開催中の、第11回 東京フィルメックス。この映画祭の名物といえば、監督・スタッフ・キャストが登壇するQ&A。ジャコ・ヴァン・ドルマル監督登壇『ミスター・ノーバディ』、サウンドデザイナーのピート・テオさん登壇『夏のない年』、チュウ・ウェン監督と女優のジン・ズーさん登壇『トーマス、マオ』のQ&Aから、厳選の一問一答をリポートします。※写真は、『トーマス、マオ』のチュウ監督です。
公開目前の『海炭市叙景』、徹底予習!―第23回 東京国際映画祭より舞台挨拶・記者会見
熊切和嘉監督の新作『海炭市叙景』。ロケ地・函館市のシネマアイリスでは11月27日(土)より、東京では12月18日(土)よりユーロスペースにてロードショーです。去る第23回 東京国際映画祭では、熊切監督と出演者のみなさまが来場して、舞台挨拶と記者会見をおこないました。目前に迫った劇場公開の予習として、その模様をたっぷりとお楽しみください。