1月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

  • 2024年12月27日更新

1月公開映画の中から、ミニシアライターが気になった作品をまとめてピックアップ! あなたが観たいのは、どの映画!?

LINE UP
1/3(金)公開『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。
1/17(金)公開『アーサーズ・ウイスキー
1/17(金)公開『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
1/17(金)公開『
1/17(金)公開『港に灯がともる
1/18(土)公開『Retake リテイク
1/24(金)公開『おんどりの鳴く前に
1/25(土)公開『タイムマシンガール
1/25(土)公開『雪子 a.k.a.
1/31(金)公開『ザ・ルーム・ネクスト・ドア
1/31(金)公開『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた
1/31(金)公開『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり


『ブラックバード、ブラックベリー、私は私。』

攻めに攻めた表現で女性の生き方を問いかける

どこかとぼけた味わいながら、なかなかに強烈な毒気を含むフェミニズム娯楽作が、映画の王国、ジョージアからやってくる。崖の上でブラックベリーを摘んでいた48歳のエテロは、現れたブラックバード(黒ツグミ)に気を取られ、足を踏み外してしまう。何とか崖から這い上がった彼女が自分の経営する雑貨店で手当てをしていると、高齢の配達員、ムルマンが仕入れ品を持ってやってくる。そのまま店内でことに及び、ムルマンが立ち去るとエテロは出血していた。彼女は口走る。「ついに処女を失った」と。ジョージアの作家でフェミニストのタムタ・メラシュヴィリの小説を、1985年生まれのエレネ・ナヴェリアニ監督が映画化。女性の生き方を縛っているのは、実は古い価値観にとらわれている女性たち自身なのだ。そんな皮肉を込めつつも、決して嫌味に思わせない緩い描写で包み込んだ若い女性監督の攻めに攻めた表現力に目を見張った(藤井克郎)

2025年1月3日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2023年/ジョージア、スイス/110分)原題:Shashvi shashvi maq’vali 英題:Blackbird Blackbird Blackberry 監督:エレネ・ナヴェリアニ 出演:エカ・チャヴレイシュヴィリ、テミコ・チチナゼ ほか 配給:パンドラ © – 2023 – ALVA FILM PRODUCTION SARL – TAKES FILM LLC


『アーサーズ・ウイスキー』

高齢のシンデレラたちのバケットリスト

映画『アーサーズ・ウイスキー』メイン画像発明家だった夫を亡くしたジョーンは、親友のリンダ、スーザンとともに夫の作業場で秘密のウイスキーを発見。皆でそのウイスキーを飲み眠ってしまい、目覚めると、心は70代のまま体だけ20代に若返っていた。だが、その効果は数時間だけ。3人はバケットリストを作り、ウイスキーが残っているうちに願望を叶えようと、ラスベガス旅行を敢行する……。魔法が解けるとガタが来た体に逆戻りする、高齢のシンデレラたち。若い姿であの頃の夢の実現や後悔のリベンジを果たすという究極のファンタジーの着地点は、生きる苦しさを解き放つ「ありのまま」。不思議なことに、若い姿の時よりも、積み重ねた経験を持つ傘寿間近な彼女たちのほうが、人生の豊潤さが内面からにじみ出ていて魅力的だ。老いへの不安が癒され、「時」に身を委ねてみたくなる心地良さに包まれる。(吉永くま)

2025年1月17日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2024年/イギリス/95分)原題:Arthur’s Whisky  監督:スティーヴン・クックソン 出演:ダイアン・キートン、パトリシア・ホッジ、ルル、ボーイ・ジョージ ほか 配給:AMGエンタテインメント ©AW Movie Production Ltd 2024


『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』

圧倒されっぱなしの弟子がやがて師をないがしろに

アメリカ大統領に再任するドナルド・トランプの人格はどのように形成されたのか。『聖地には蜘蛛が巣を張る』など社会派の娯楽作品を手がけるイラン出身のアリ・アッバシ監督が、20代のトランプが欲望を実現させていくさまを諧謔味たっぷりに描く。父親が経営する不動産会社で働くドナルドは、高級会員制クラブで悪名高き辣腕弁護士のロイ・コーンと知り合う。会社が「黒人の入居を拒んだ」と訴えられている件で、コーンに弁護を頼もうと父親に持ちかけるが、父親は聞く耳を持たなかった。コーンが純真なドナルドに諭す3つのルールが秀逸で、「攻撃に徹しろ」「絶対に謝るな」「負けを認めるな」と現在のトランプを彷彿とさせて味わい深い。最初は圧倒されっぱなしだった弟子がやがて師をないがしろにするというよくある構図も、時の人がモデルなだけに相当に風刺が利いていて、作り手の大胆さに感じ入った。(藤井克郎)

2025年1月17日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2024年/アメリカ/123分/R15+)原題:THE APPRENTICE 監督・製作:アリ・アッバシ 出演:セバスチャン・スタン、ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァ ほか 配給:キノフィルムズ © 2024 APPRENTICE PRODUCTIONS ONTARIO INC. / PROFILE PRODUCTIONS 2 APS / TAILORED FILMS LTD. All Rights Reserved.


『敵』

高齢者の脳内をのぞき見るような世界観に慄然

筒井康隆が1998年に発表した小説を、『騙し絵の牙』の吉田大八監督が全編モノクロの個性的な映像世界で表現。2024年の第37回東京国際映画祭では最高賞の東京グランプリのほか、吉田監督が最優秀監督賞、主演の長塚京三が最優秀男優賞を獲得する3冠に輝いた。20年前に妻に先立たれた元大学教授の儀助は、東京都内の古民家で一人暮らしの慎ましい生活を送っていた。講演や執筆でわずかな収入を得ながら、時折、かつての教え子が訪ねてくる程度の規則正しい毎日だったが、ある日、パソコンに「敵がやってくる」とメッセージが流れてきて、身の回りに不穏な出来事が相次ぐようになる。吉田監督は、高齢者の脳内をのぞき見るような感覚で、現実と妄想の世界を隔たりなく描写。長塚のあまりにも自然な戸惑いも相まって、この奇妙な世界観にのめり込むと同時に、わが身の行く末に戦慄を覚えた。(藤井克郎)

2025年1月17日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2023年/日本/108分) 監督・脚本:吉田大八 出演:長塚京三、瀧内公美、河合優実、黒沢あすか ほか 配給:ハピネットファントム・スタジオ/ギークピクチュアズ ©1998 筒井康隆/新潮社 ©2023 TEKINOMIKATA

◆関連記事:【第37回東京国際映画祭 レポート】吉田大八監督×長塚京三主演『敵』が東京グランプリ含む3冠受賞の快挙! 


『港に灯がともる』

震災の傷から脱し切れない家族の在り方を見つめる

1995年の阪神・淡路大震災で多くの犠牲者が出た神戸・長田。直後に生まれた在日韓国人3世の灯(あかり)に震災の記憶はないが、心の傷を負ったままの父親など家族は衝突を繰り返し、精神的に不安定な大人になっていた。姉が結婚を機に日本に帰化したいと言い出す中、小さい設計事務所に職を見つけ、光を見いだしたように思えたが……。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』などを手がけるNHKディレクターの安達もじり監督が、震災からの心の復興にさまざまな社会問題を絡め、家族の在り方を深く見つめた。理屈ではわかっていてもどうしても感情を抑えられなくなる灯を、富田望生が渾身の表現で熱演。父親に激高し、トイレに駆け込んで何とか気持ちを静めようとする場面は、ドア越しに荒い息遣いしか聞こえない描写が延々と続き、圧倒される。これをノーカットで流すなど、瞬間の力強さを巧みに取り込んだ安達監督の映像感覚にもうなった。(藤井克郎)

2025年1月17日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2025年/日本/119分) 監督・脚本:安達もじり 出演:富田望生、麻生祐未、甲本雅裕 ほか 配給:太秦 ©Minato Studio 2025


『Retake リテイク』

何度も何度も繰り返される高校生のひと夏の思い出

カメラが趣味の高校生の景はある夏の日、ファインダー越しに見つめていた気になる存在の同級生の遊から、一緒に映画を作らないかと持ちかけられる。撮影担当を依頼された景は親友の二郎を主役に誘い、遊の友人の海、アリサとともにシナリオのない映画撮影に臨む。NPO法人湘南市民メディアネットワークの代表を務める中野晃太監督の劇場初公開作で、2023年のぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞するなど、国内外のさまざまな映画祭で話題を呼んだ。思春期の繊細な人間関係が自主映画制作の風景を通してまったりと描かれるが、途中からこの作品自体の構造を揺るがす意外な展開となり、同じ場面が何度も何度も繰り返される。果たして青春は映画のようにいくらでもリテイク(再撮影)できるのか。遊たちの何とも緩い映画づくりの姿勢も、今どきの若者の生き方が反映されているようで興味深い。(藤井克郎)

2025年1月18日(土)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2023年/日本/110分) 監督・脚本・撮影・編集:中野晃太 出演:麗(チョーキューメイ)、武藤優汰、タカノ アレイナ ほか 配給:ミカタ・エンタテインメント ©湘南市民メディアネットワーク


『おんどりの鳴く前に』

村長と司祭が牛耳る村で起きた殺人事件を緩くえぐる

東欧のルーマニアから思いっきり毒気のある社会派ブラックコメディーがやってくる。静かな田舎の村でたった一人の警察官を務めるイリエはやる気がなく、引退して果樹園を経営することを夢見ていた。新人のヴァリが着任し、村ならではのやり方を教えようとしていた矢先、殺人事件が発生する。この村は村長と司祭が牛耳っていて、彼らのあくどい取引にもイリエは見て見ぬふりをしていたが……。1984年生まれのパウル・ネゴエスク監督は事件の謎解きを主眼に置くことなく、この村を支配するなあなあの人間関係に風刺を込める。村長に飼いならされてきたイリエは決してかっこいいヒーローではないが、自身の不甲斐なさが我慢の限界に達したとき、どんな行動に出るのか。とは言えスカッとするような展開ではなく、あくまで泥臭いのがネゴエスク監督流か。権力の腐敗と教会との癒着をこんなにも緩い描写でえぐるセンスに感服した。(藤井克郎)

2025年1月24日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2022年/ルーマニア、ブルガリア/106分/PG12)原題:OAMENI DE TREABĂ 監督:パウル・ネゴエスク 出演:ユリアン・ポステルニク、ヴァシレ・ムラル、アンゲル・ダミアン ほか 配給:カルチュアルライフ © 2022 Papillon Film / Tangaj Production / Screening Emotions / Avanpost Production


『タイムマシンガール』

シスターフッドに彩られたタイムスリップSFコメディ

木場明義監督作品らしい、個性爆発のキャラクターや小ネタを散りばめたタイムスリップSFコメディ。プロレスとソロ活が好きなOLの可子は、ひょんな事から、びっくりすると少しだけ過去に戻る体質になってしまう。おっちょこちょいな職場の後輩・千鶴に驚かされ一緒にタイムスリップしているうちに、二人は心を通わせていく。しかし、可子の能力を利用しようと企む人に追われはじめ……。主演は「2020ミスマガジンベスト16」選出され、ドラマに映画にと活躍を続ける葵うたの。共演に俳優、バレリーナ、モデルとしても注目される高鶴桃羽。タイムトラベル、不器用な恋愛模様、迫力のプロレスシーンなどを多彩に盛り込みつつ、心がぽわんと温まるシスターフッド映画として大いに楽しませてもらった。遠山景織子の形容しがたい存在感にも注目。年明けムードの中、リラックスしながら観るのにぴったりの作品だ。新春1月18日(土)から7日間、池袋シネマ・ロサにて開催される「木場明義監督特集上映」と併せて、ぜひ劇場で。(富田旻)

2025年1月25日(土)より全国順次公開 公式X 予告編動画
(2025年/日本/105分)監督・脚本・編集:木場明義 出演:葵うたの、高鶴桃羽、木ノ本嶺浩、立川志の太郎、重岡サトル、遠山景織子(特別出演) ほか 配給:イナズマ社 ©2025 イナズマ社

◆関連記事:木場明義監督最新作『タイムマシンガール』メインビジュアル・本予編公開! 鹿目凛(でんぱ組.inc)、惡斗のビジュアル含む追加場面写真も解禁!


『雪子 a.k.a.』

不安な本音をラップに乗せて刻む29歳の小学校教師

自主制作の『スーパーミキンコリニスタ』が2019年のぴあフィルムフェスティバルで評判を呼んだ草場尚也監督の初の劇場用作品。29歳の小学校教師、雪子は、仕事にも私生活にも漠然と行き詰まりを感じていた。不安な気持ちの本音を仲間とラップを楽しむことで発散させているつもりだったが、思い切って出場したラップバトルで手ひどく打ちのめされる。教員免許を取得している草場監督が教育とラップというテーマを融合させ、若者の生きづらさと成長へのあがきを誠実に織り上げた。雪子が担任を務める4年生のクラスには、引きこもりの子や母親とコミュニケーションが取れない子らさまざまな児童がいて、それぞれの家庭と真剣に向き合っていく雪子の姿勢がたどたどしいラップとクロスして丁寧に描かれる。雪子を演じた山下リオの真摯な役づくりも見もので、児童の保護者のせりふにあるように「嘘のない」作品に仕上がっていた。藤井克郎

2025年1月25日(土)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2024年/日本/98分) 監督・編集:草場尚也 出演:山下リオ、樋口日奈、占部房子 ほか 配給:パル企画 ©2024 「雪子 a.k.a.」製作委員会


『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』

末期がんに侵されたかつての親友からの最後の頼み事

スペインの至宝、ペドロ・アルモドバル監督が、オスカー俳優のティルダ・スウィントンとジュリアン・ムーアの二枚看板で、現代人の死生観から地球の未来にまで踏み込んで編み上げた意欲作。2024年のベネチア国際映画祭では最高賞の金獅子賞に輝いた。戦場ジャーナリストだったマーサは末期がんに侵され、かつて同じ雑誌社で働いていた小説家のイングリッドに数年ぶりに連絡を取る。自らの意志で安楽死を望むマーサは、その日が来たときに隣の部屋にいてほしいとイングリッドに頼むが……。森の中の静かな別荘を借りて2人で暮らす描写が、雪のちらつく自然の表情や家の中の調度品の色使いなど、緊張感を伴いつつもどこか心が癒やされる。中でもマーサを演じるスウィントンの覚悟を決めたたたずまいは圧巻の一言だ。「上質の死」といったせりふなど、生き方ならぬ死に方をじっくりと見つめた視線には大いに心を揺さぶられた。(藤井克郎)

2025年1月31日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2024年/スペイン/107分)原題:The Room Next Door 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル 出演:ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、ジョン・タトゥーロ ほか 配給:ワーナー・ブラザース映画 ©2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. ©El Deseo. Photo by Iglesias Más.


『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた

30年後の思いがけない成功がもたらす波紋

映画『ドリーミン・ワイルド』メイン画像

『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のビル・ポーラッド監督が、兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」の実話を映画化。1979年、10代のドニーは兄のジョーとデュオを結成。農場を営む父親自作のスタジオで練習を積み、情熱を注いだアルバム「Dreamin’ Wild」をレコーディングするが、世間から注目されることはなかった。約30年後、そのアルバムが “埋もれた傑作”として人気を博し、思いがけない成功に家族は喜ぶ。だが、ドニーは目を背けてきた過去と向き合うことに……。突然脚光を浴びることにより、自分のために多大な犠牲を払ってくれた家族への自責の念が強くなり、苦しむドニー。その感情の波紋は周囲にも広がるが、彼を見守る家族はどこまでも優しく温かい。のどかだがどこか寂寥感漂うワシントン州の田舎の雰囲気も、光の裏にある影に焦点をあてた物語にうまくはまっている。実話の強みが遺憾なく発揮されたラストに、思わず涙腺が緩んだ。(吉永くま)

2025年1月31日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2022年/アメリカ/111 分)原題:Dreamin’ Wild 監督・脚本・製作:ビル・ポーラッド 出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル ほか 配給:SUNDAE ©2022 Fruitland, LLC. All rights reserved.


『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』

マレーシアの最下層でもがき苦しむ若者の葛藤

プドゥはマレーシアの首都、クアラルンプール中心部の古い地区で、荒廃したスラム街を抱える。この地域で身分証明書を持たずに兄弟として育ったアバンとアディ。耳の聞こえないアバンが市場の日雇いとして真面目に働いている一方、アディは裏社会に足を突っ込んでいた。そんなある日、アディの実父の所在がわかり、身分証明書の発行の可能性が出てきたが、アディは頑なに父親に会おうとはしなかった。マレーシアでプロデューサーとして活躍するジン・オング(王礼霖)初監督作品で、社会の底辺でもがき苦しむ若者の葛藤を、街の実景を効果的に入れ込んで活写。貧困だけでなく、障害者、不法滞在、性的少数者など世界共通の社会問題を絡めてスタイリッシュに紡ぐ。希望の道筋を示唆する宗教的側面の描写が意外性に富んでいて、オング監督の意欲を感じた。(藤井克郎)

2025年1月31日(金)より全国順次公開 公式サイト 予告編動画
(2023年/マレーシア、台湾/115分/PG12)原題:富都青年/Abang Adik 監督・脚本:ジン・オング(王礼霖) 出演:ウー・カンレン(呉慷仁)、ジャック・タン(陳澤耀)、タン・キムワン(鄧金煌) ほか 配給:リアリーライクフィルムズ ©2023 COPYRIGHT. ALL RIGHTS RESERVED BY MORE ENTERTAINMENT SDN BHD / ReallyLikeFilms

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