⼩沢まゆ主演&プロデュース『夜のスカート』に奥田瑛二さん、前田弘二監督ほか各界著名人より称賛コメント到着!

  • 2022年11月26日更新

俳優の⼩沢まゆが主演と初プロデュースを務める『夜のスカート』(⼩⾕忠典監督/上映時間37分)が、2022年12⽉2⽇(⾦)〜8⽇(⽊)にシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』で公開される。このたび、奥田瑛二さん、前田弘二監督、芋生悠さん、野本梢監督、伊藤さとりさんほか各界著名人より称賛コメントが到着。さらに、初日舞台挨拶と上映期間は連日トークショーも開催されることも発表された。


シリアスな中にユーモラスな空気が漂う、じんわりとあたたかい物語

本作の主演は、奥田瑛二監督『少女〜an adolescent』で鮮烈にデビューを飾り、第42回テッサロニキ国際映画祭などで最優秀主演女優賞を受賞した小沢まゆ。映画、舞台、ドラマ等俳優としてのキャリアを重ねながら、本作で初めて企画・プロデュースに挑戦した。

監督は、劇映画とドキュメンタリーの境界を越え、常に斬新な映画を作り続ける小谷忠典。『たまらん坂』『フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』など、これまで30ヵ国以上の国際映画祭に作品が選出され、国内外から高い評価を受けている俊英だ。

さらに、先日開催された第23回TAMA NEW WAVEコンペティションにて『はこぶね』(大西諒監督)でベスト男優賞に輝いた木村知貴の個性と優しさあふれる演技、「ニコ☆プチ」専属モデルで子役の新井葵来の初々しさにも注目。シリアスな中にもユーモラスな空気感が漂う、じんわりとあたたかい物語だ。

称賛&応援コメント(敬称略)

奥田瑛二(俳優・映画監督)

理由はさまざまであれ、かけがえのない人が去っていった。
心の中に残されたものを優しくしまいこみ過ごすのか……
それとも……
そんなことばかり考えてしまう。
明日からの過ごし方が楽しくなりそうです。
「夜のスカート」題名の凄さに負けてない映画でした。


前田弘二(映画監督)

夜風に舞うスカート、安らぎは突然やってくる。
ふっと心が軽くなる。
心残りは温かさなんだ。


芋生 悠(俳優)

残された人達のお話。
大人になると誰かを必要とすることに臆病になるけど、そんな人にこそ大丈夫だよと抱き締めて温めてくれるような映画。
愛おしかった。


野本 梢(映画監督)

あの人のスカート、髪の毛、触れることを恐れない映画は、私の方へも手を伸ばしてきて、守られて生きていたあの頃を思い出させた。
次第に会えなくなって今よぎる後悔を、ふわりと包み込む、図々しくて優しい映画だった。


伊藤さとり(映画パーソナリティ)

台詞がないシーンでグイッと物語に引きずり込まれる。
小沢まゆにしか演じられないトーンで、
憂いと再生の狭間に私たちを立ち戻らせる。
これは、誰もが持っている小さな後悔を突いて開放してくれる映画。
じんわり笑えて胸がいっぱいになって、そしてパーンと弾けた。


七咲友梨(写真家)

ピーンと張った糸を弾いたり、指でなぞったりして、その音に耳を傾けるような映画。
これは、緩んでいては出せない音。
40分弱と短い作品だけれど、登場人物それぞれの人生が、映画を見終わった今もずっと続いていると感じるほど、体験的には長い時間を共にすることになる。今もすぐそこの路地を歩いているかのように。
彼らも、その隣を歩く人もみんな、しあわせでありますように。


佐々木誠(映像ディレクター・映画監督)

愛する者を失ったあと静かに襲いかかってくる絶望、どうしようもない後悔。
誰もが経験するその日常の断片を、小谷監督らしい肌感覚を伴った視点で切り取っている。
短く、凝縮された作品というのもあり全編にわたってより俳優の存在を意識し、堪能した。
小沢まゆ、木村知貴、二人の演者は作品を誠実に背負い、愛ゆえに人は生き、その喪失をもって愛を知る、ということを見事に体現している。


松林うらら(俳優・映画プロデューサー)

母が自分を置いて何処かへ行ってしまうと猛烈な不安で泣きじゃくり、自分のもとに帰ってきた時の途方もない安心感と喜びは、誰もが赤ん坊の頃に一度は経験があるだろう。
「母が消える」この不安感と共に、我々は生きているのだと思う。
ずっと側にいてくれるという安心や安全は、成長の過程で気まぐれに母から切り離されてゆく。
喪失と、欠如の穴を埋めようと生きる少女と、主人公との偶然の境遇が、面白い。

初日舞台挨拶&トークショー

●初日舞台挨拶●

12月2日(金)
登壇者(予定):小沢まゆ、木村知貴、新井葵来、南久松真奈

●上映後トークショー●

小沢まゆ(本作プロデューサー/主演)との対談トーク
<ゲスト>

12月3日(土)舞木ひと美さん(俳優・映画プロデューサー)
12月4日(日)SAORIさん(swfi「映画業界で働く女性を守る会」代表)

その他の日程では、ゲスト:芋生悠さん(俳優)、小谷忠典監督(本作監督)ほかを予定。

※上映時間やチケット予約等は劇場公式サイトでご確認ください。
※ゲスト・日程などの最新情報は、劇場公式サイトまたは『夜のスカート』公式Twitterでご確認ください。

予告編・作品情報

「夜」から始まり「スカート」に終わる 愛と解放の物語

【STORY】東京の⽚隅。独⾝アラフォーの実佳(⼩沢まゆ)は、⺟を癌で亡くして間もない。実佳が遺品整理をしていると、幼い頃の実佳が好きだった⺟のスカートが⾒つかる。ある⽇、実佳の勤め先の美容院にバツイチ⼦連れの秋⽣(⽊村知貴)がやって来る。⼆⼈は⼩学校の同級⽣だった。30年ぶりの再会に連絡先を交換する。その夜、帰宅途中の実佳がアクシデントに⾒舞われる。駆けつけて来た秋⽣は、なぜかスカート姿だった……。


▼『夜のスカート』
(2022年/⽇本/16:9/37分/DCP/5.1ch)
監督・脚本・編集:⼩⾕忠典 企画・プロデュース:⼩沢まゆ
脚本:堤健介 脚本協⼒:中川実佳、町麗⼦
技術指導:藪本千絵 ⾳楽:磯端伸⼀ タイトルデザイン:hase 英語字幕:ドン・ブラウン、櫻井智⼦
撮影・照明:倉本光佑 録⾳:髙橋楠央、鈴⽊拳⽃ 整⾳:⼩川武 撮影助⼿:福島光騎 助監督:⼩林圭⼀郎 DCP制作:清原真治
出演:⼩沢まゆ、⽊村知貴、新井葵来、南久松真奈、岩原柊、新井⿇⽊制作:荻原⼤輝、三井悠輔
製作・配給:second cocoon
(c)夜のスカート

公式Twitter

※2022年12⽉2⽇(⾦)〜12⽉8⽇(⽊)にシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて公開(全国順次公開予定)

 

  • 2022年11月26日更新

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