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高円寺シアターバッカス監督特集vol.3『松本動監督特集』+『星に語りて~Starry Sky~』
- 2019年06月26日更新
松本動監督作品の魅力を堪能できる2日間!
今年4月にアップリンク吉祥寺で劇場公開され、現在も全国各地で上映活動が行われている『星に語りて ~Starry Sky~』の松本動(ゆるぐ)監督の特集上映が、2019年7月6日(土)、7日(日)の2日間、東京・高円寺にあるマイクロシアター【高円寺シアターバッカス】にて開催される。
松本監督初の長編作品となる『星に語りて ~Starry Sky~』の公開を記念した本特集上映では、同作と短編代表作4本の合計5作品を2つのプログラムに分けて上映。《プログラムA》では長編の『星に語りて ~Starry Sky~』を、《プログラムB》では、『ミックス』『ガチャガチャ/GACHA GACHA』『公衆電話』『カセットテープ』の短編4本を一度に観ることができる。
また、各プログラムの上映後には監督登壇によるトークショーも予定されており、最終日のプログラム終了後には、“松本監督本人を囲む会”も行われるという充実の内容だ。国内外の映画祭で高い評価を受ける実力派・松本動監督の作品を一挙に堪能できる貴重な2日間。松本監督のファンはもちろん、初めて作品をご覧になる方も、本特集上映で作品の魅力と監督の素敵な人柄に触れてほしい。
※画像はクリックで拡大表示
《プログラムA》
東日本大震災で被災した障害者たちの真実を描き、アップリンク吉祥寺で異例の延長上映となった名作『星に語りて ~Starry Sky~』を上映!
A-1:『星に語りて ~Starry Sky~』
多くの人が知るべき真実を、巧みな脚本と演出で描く長編映画
障害者支援団体の【きょうされん】が企画・製作した本作は、2011年の東日本大震災で被災した障害者たちの知られざる実情を、綿密な取材を基に描いた劇映画。今年4月にアップリンク吉祥寺で公開された際には、当初1週間の限定上映を予定していたが、作品を観た人々の反響と作品の持つ社会的意義の大きさに、劇場側が異例の上映延長を決定した名作だ。現在も、日本各地で自主上映会を開催しており、驚愕と感動の声は全国に拡大している。
(2019年/日本/115分/DCP/5.1ch)
監督:松本動 脚本:山本おさむ
製作統括:西村直 企画:藤井克徳
音楽:小林洋平 制作プロダクション:ターゲット
出演:要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井玲、入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人 ほか
製作:きょうされん ©きょうされん 公式サイト
【あらすじ】2011年3月11日に起きた東日本大震災。被災地から障害のある人たちが消えたという不可解な出来事に支援員たちが立ち上がる。しかし、安否確認のために必要な障害者の情報は、個人情報保護を理由に開示されず、人権を守るための法律が逆に支援の障壁となってしまう。さらに、福島県では原発事故による放射能の危険と闘いながらの活動が強いられるのだった。一刻を争う人命救助に奮闘する支援員たちと、被災した障害のある人たちの知られざる実情を基に劇映画化した、衝撃的かつ温かな真実の物語!
映画『星に語りて~Starry Sky~』予告編
《プログラムB》
国内外でも高い評価を受ける4本の短編映画、『ミックス』『ガチャガチャ/GACHA GACHA』『公衆電話』『カセットテープ』を一挙上映!
B-1:『ミックス』
1人の少女が成人を迎えるまでを、15年に渡って描く野心作の第1章
「夕日短篇4部作」の第1章として、2015年に製作された作品。同じ人物が実際に成長してゆく過程において、5年周期で短編映画を制作し、4章すべてが完成したのちにそれぞれの作品を繋ぎ、再編集をして長編映画として完全完成させるという意図で制作された。1人の少女が成人を迎えるまでを、15年に渡って描く野心作だ。
(2015年/日本/30分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督・企画・製作:松本動 撮影:池田直矢
美術:太田哲 録音:宋晋瑞 音楽:NZNZCAKE
出演:咲音、古澤裕介、今谷フトシ、正木佐和、平家秀樹、枝川吉範
©松本動 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ 】5歳の少女・夕日はある決意をしてその朝を迎えた。 旅立つために駅へと向かうが彷徨(さまよ)い途方に暮れてしまう。 そんな夕日を見掛けた会社員の治は声を掛けるが、夕日は黙って俯(うつむ)いてしまう。 治は夕日が握る絵を見て、そこに描かれた場所へ連れて行ってやろうと、電車やバスを乗り継いでの2人旅が始まる。それぞれの想い、そして2人を待っていたこととは……。
B-2:『ガチャガチャ/GACHA GACHA』
制作時間48時間。世界開催の映画祭で東京代表となった注目作
『Tokyo 48 Hour Film Project 2016』にエントリーして制作された作品。この映画祭では、ジャンルや職業設定など、幾つかのお題が出されてから、シナリオ制作、撮影、編集、仕上げ、納品までの全行程を48時間以内で行わなければならない。
世界各国で行われている本映画祭の東京大会にて、松本監督は最優秀撮影賞など3つの賞を獲得。東京代表としてアメリカでも上映された。
(2016年/日本/12分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督:松本動 プロデューサー:美斉津明子
ラインプロデューサー:尾関伸嗣 撮影:鈴木雅也
録音:木村聡志、音楽:桃井聖司
企画・製作:株式会社アルファセレクション
出演:正木佐和、青柳尊哉、針原滋、桜木梨奈、田中登志哉、平家秀樹、今吉祥子、花ヶ前浩一
©アルファセレクション 予告編映像 公式サイト
【あらすじ 】地味で冴えないアラフォー女性の星空(せいあ)は、社内でみんなの笑い者。 そんな星空の誕生日に、どストライクな男、健斗が入社して来て、星空は一瞬の内に恋に落ちてしまう。その夜、帰宅する星空の前に現われた不気味な男にすすめられ、「ドラマのヒロインになれる」というガチャガチャを試す。 すると一転、星空の運命が思わぬ方向へと転がり出す……。
B-3:『公衆電話』
国境を越えて観る者の心を震わせる、ありふれた父娘の一夜の物語
国内外30以上の映画祭を席巻し、グランプリ4つを含む11冠を獲得した短編映画。今年5月にドイツで開催された『第20回ハンブルク日本映画祭』でも公式上映され好評を得たほか、同時期にアイルランドの映画祭でもコンペ部門でノミネート上映を果たし、また、今年6月22日には香港で行われた松本監督の特集上映(MOVIE11日本短片大師松本動作品放映)でも、国境を越えて観客たちの心を震わせた。
(2018年/日本/16分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
監督・脚本・企画・製作:松本動
撮影:池田直矢 録音:西岡正巳
音楽:鈴木光男、助監督:大滝朋恵
出演:菅井玲、入江崇史、貴玖代
©松本動 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ】アラサー女性・咲のスマホに、公衆電話から突然の着信がある。その相手は離れて暮らす父の静夫だった。久しぶりに再会した似た者同士の不器用な2人。ぎこちない距離感のなか、夕食をともにしながら2人の想いが交差していく……。
ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜の小さな物語——。
B-4:『カセットテープ』
懐かしい音楽と想ひ出が詰まったカセットテープが紡ぐ優しい時間
『公衆電話』の続編として制作された本作は、新鋭監督の登竜門『八王子Short Film 映画祭』の第6回開催にて、グランプリと観客賞のW受賞に輝き、さらに『第23回横浜映像天国』ではグランプリと主演女優賞のW受賞で、前人未到の同映画祭グランプリ4連覇の偉業を成し遂げた。『第20回ハンブルク日本映画祭』でインターナショナルプレミア上映もされた注目の作品。主演を務めた菅井玲の美しい花嫁姿も必見!
(2019年/日本/23分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督:松本動
撮影:鈴木雅也 照明:古橋孝映
録音:西岡正巳 音楽:鈴木光男
出演:菅井玲、入江崇史、大迫一平、貴玖代、相馬有紀実、佐藤実乃莉、ハルキ堂バンド
企画・製作:八王子日本閣
©八王子日本閣 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ】咲は恋人の彬から念願のプロポーズを受け、一緒に父・静夫のもとを訪れる……。ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、娘の結婚にまつわる、小さな小さな物語。父娘の心を、懐かしい音楽の詰まった想ひ出のカセットテープが、ゆっくりゆっくりと紡いでゆく——。
【 松本 動(まつもと・ゆぐる)監督プロフィール 】
東京都出身。90年代、イメージフォーラム付属映像研究所在学中から、8mmフィルムで自由映画制作を始め、その後、商業映画の道へと進み、石井隆、山崎貴、中村義洋、矢崎仁司、佐藤信介といった監督たちの作品にフリーの助監督として従事。最後に従事した作品は大林宣彦監督『花筐/HANAGATAMI』での監督補佐。現在は監督業に専念し、テレビのドキュメンタリードラマを中心に活動している。今回の上映作品のほかにも乃木坂46のショートムービー『バージン・ブリーズ』を脚本・監督して好評を博すなど、アイドルから社会派作品まで幅広い映像分野で活躍している。地元、立川市で開催されている「映画制作ワークショップ」の講師や、「立川名画座通り映画祭」の審査員を務めるなど、立川における映画文化の発展に繋がる活動も精力的に行っている。<公式サイト>
【メッセージ】この度、長編映画『星に語りて~Starry Sky~』の公開を記念して、高円寺シアターバッカスさんと、 Best Short Films Fesさんが共同で、私の監督特集を企画して下さいました。今回は監督特集の第3弾であり、過去2回開催された監督特集は、いずれも大好評でありました。そんな人気のイベントに私を選出して頂けたことは、大変光栄であり、嬉しく思っております。 近年、私が監督を務めた代表作品5作品を、一挙に観る事が出来る数少ない機会ですので、どうぞこの機会に、高円寺シアターバッカスに足をお運び頂ければ幸いです。 皆様のお越しを、心よりお待ちしております。
▼高円寺シアターバッカス監督特集Vol.3
『松本動監督特集』+『星に語りて~Starry Sky~』開催情報
・開催期間:2019年7月6日(土)、7日(日)※各回上映後トークショーなどのイベントあり
・会場:高円寺シアターバッカス(東京都杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F)
・主催:高円寺シアターバッカス/Best Short Films Fes 2019
・料金:各プログラム 1,000円/会場清算 ワンドリンク制(+500円)
・チケット予約サイト:Peatix (予約優先入場)
※上映時間・プログラムほか詳細は高円寺シアターバッカス公式サイトのイベント情報ページにてご確認ください。
【高円寺シアターバッカス 】 公式サイト
旧『高円寺アンノウンシアター』から、2019年元日に『高円寺シアターバッカス』へと屋号を変え、リニューア ルオープンした座席数35席のマイクロシアター。 館長の丸山大悟氏は、本業の映像編集者として働く傍ら、同劇場を運営し、映画の普及・発展に邁進する日々を送っている。 年に数回開催されている『オイド映画祭東京』のキュレーター兼ディレクターでもあり、今秋新たに『バッカス フェスティバル』と名称を改め、映画祭開催へ向けて準備を進めている。
編集・文:min
- 2019年06月26日更新
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