年月の記事

座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 是枝裕和監督インタビュー-『あの時だったかもしれない 〜テレビにとって「私」とは何か〜』60年代のドキュメンタリーを作り上げた二人-萩元と村木-に出会う作品。

2月7日よりスタートする座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル。映画・テレビの枠を超えて、良質なドキュメンタリーを上映するするこの映画祭は今年で4回目を迎える。第一回よりゲストセレクターとして映画祭に関わってきた是枝裕和監督が今年、セレクトした作品は『あの時だったかもしれない 〜テレビにとって「私」とは何か〜』。是枝監督に1960年代を代表するテレビドキュメンタリー制作者、萩元晴彦さんと村木良彦さんの魅力的な人柄、斬新で異質な番組の面白さについて伺いました。

『アルマジロ』-刺激的なゲームを待ち望む兵士。アフガニスタンの荒んだ土地で、現実の戦闘が始まろうとしている

2009年、アフガニスタン、南部ヘルマンド州にあるタリバンの拠点まで1キロ足らずという対タリバン基地『アルマジロ』。デンマーク軍とイギリス軍の200名が駐留するこのキャンプは過去に死者を出したこともある最も危険なエリアの一つ。『アルマジロ』で治安維持活動に従事するデンマーク兵士達の6ヶ月間を追うドキュメンタリー。ここで描かれているのはフィクションではなく全て、実際アルマジロ基地とその周辺で起こった現実の出来事である。前線で任務を遂行する兵士達の息遣い、アフガニスタンの住人の表情を生々しく捉えた一本だ。渋谷アップリンク、新宿K’s cinema、銀座シネパトスほか全国順次公開