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『ル・コルビュジエの家』 ― ある日、突然、隣家から自分の家が丸見えになってしまったら……?

ル・コルビュジエは20世紀を代表する建築家。この映画の主人公は、コルビュジエが設計した家に住んでいる。しかし、コルビュジエに関する知識は、本作を観る上で必ずしも必要ではない。「ある日、突然、隣人が不穏なことをやらかし始めた」 ― 誰もがどきっとして不安を禁じえないこの点に興味と共感をいだければ、必ずや存分に愉しめる作品だ。非社交的な主人公と、やたらとフレンドリーでずうずうしい隣人が繰り広げる、おかしくも不気味さが漂う、巧妙な皮肉にあふれた物語である。ラストには、唖然とすること必至。その驚愕を体験するために、ぜひ映画館へ駆けつけていただきたい。9月15日(土)より、新宿K’s Cinemaほか全国順次公開。

『こっぴどい猫』初日舞台挨拶 — 個性あふれるキャストが勢揃い!

映画『こっぴどい猫』、初日舞台挨拶に今泉力哉監督と主演を務めたモト冬樹氏ほか主要キャストの総勢8人が登壇し、撮影時のエピソードや作品に対するそれぞれの思いを語った。7月28日(土)、新宿K’s cinemaにて繰り広げられた、個性あふれるメンバーの和気あいあいとしたトークの模様をレポート!

【インタビュー】『こっぴどい猫』今泉力哉監督―60歳のモト冬樹を主演に迎えて描く、究極のダメ恋愛群像劇恋愛

若者たちのリアルな恋愛模様を独特の空気感で描き、今もっとも注目を浴びる若手監督のひとり、今泉力哉監督。現在公開中の『こっぴどい猫』では、60歳のモト冬樹氏を主演に迎え、またもや新たな才能を見せてくれた。奥様である今泉かおり監督の『聴こえてる、ふりをしただけ』が8月に公開を控え、ご夫婦ともどもお忙しいなか、ご愛息と一緒にインタビューにいらした今泉監督に本作制作にあたっての思いやエピソードを語っていただいた。

『タンタンと私』— 世界中を魅了するコミック「タンタン・シリーズ」に隠された真実と、作者エルジェに迫るドキュメンタリー

現在、渋谷アップリンクほかで公開中の『タンタンと私』を、皆さんはもうご覧になっただろうか。世界中で愛されているコミック「タンタン・シリーズ」に隠された作者エルジェの苦悩を、本人の肉声テープをもとに紐解いていく作品だ。本作を観ればタンタンが単なる子供向けの漫画ではないことが分かる。ひとりの作家の人生と、20世紀の苦悶の歴史を映し出す濃厚なドキュメンタリーとして必見の作品。未見の人は映画館に走ろう! (C)2011 Angel Production, Moulinsart

『ふゆの獣』初日舞台挨拶-ロッテルダム国際映画祭でも“バッドボーイ”シゲヒサは大注目。

7月2日、テアトル新宿にて東京フィルメックスグランプリ受賞作『ふゆの獣』の初日舞台挨拶が行われた。生々しい恋愛の現場を映し出している本作には脚本はなく、大まかなストーリーだけを伝えられ、役者が自由に演技するスタイルを取っている。舞台挨拶では内田伸輝監督と4人のキャストが役に入りきる撮影現場を振り返った。またロッテルダム国際映画祭に出席したシゲヒサ役佐藤博行さんからは街中で観客から声をかけられたエピソードが披露され暖かい笑いに包まれた。