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醜悪に満ちた《大人の寓話》が描き出す日本社会の闇—『猿ノ王国』 藤井秀剛監督 インタビュー

映画『猿ノ王国』藤井秀剛監督インタビュー_トップカルト映画『狂覗—kyoshi』から4年——。世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にてアジアグランプリを受賞した『超擬態人間』の藤井秀剛監督が、自身によるコロナ禍の経験を醜悪に満ちた大人のおとぎ話として転化。先の読めない物語展開とサスペンスで現代の日本における《縦社会》の責任問題を問う異色の《復讐》サスペンススリラーが誕生した。他に類を見ない映像表現と脚本で社会問題をあぶり出す藤井監督が、本作を通して伝えたかった想いとは——? ミニシア編集部に届いた公式インタビューを緊急掲載!

『瞳は静かに』―シエスタをしたがらない少年は、なにを見ていた?

「お涙ちょうだいの子ども映画には食傷気味」というかたに朗報。愛らしくて無害に見える少年がおとなたちの秘密を見破っていく戦慄の物語が、アルゼンチンから届いた。1970年代、軍事政権下のサンタ・フェを舞台に、「シエスタをしたくない少年」の瞳に映った、おとなたちと時代の現状とは ― 12月10日(土)より、新宿K’s シネマ、渋谷アップリンクにて上映中。1月7日(土)より、梅田ガーデンシネマ他、全国順次ロードショー。

『アジアの純真』 片嶋一貴監督×井上淳一さん×青山真治監督トークショー

世界を変えようと決意した少年と少女の行き着く先はーー全く思いがけない展開に賛否両論を巻き起こしている『アジアの純真』。
この上映を記念して、K’sシネマにて2011年10月25日、片嶋一貴監督と脚本を手がけた井上淳一さんと、映画にコメントを寄せた青山真治監督のトークショーが行われました。映画が終わりスクリーンの前に現れた青山監督は、ワインを2本(ボトル?)も飲んでほろ酔いの様子。時々意識が飛んでしまうことを井上さんが心配するなど、思いがけないハラハラさせられる展開となりました。