ミニシアター情報

第 23 回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 - 多様なあり方を観る映画祭。共通なものを感じる映画祭

7月12日より東京国際レズビアン & ゲイ映画祭がスタート。セクシュアルマイノリティを題材にした13作品がユーロスペース、スパイラルホールにて上映される。映画祭がセレクトしたのは昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、「カイエ・デュ・シネマ」誌で年間 1 位に輝いた「湖の見知らぬ男」やサンダンス映画祭監督賞を獲得した「52 チューズデイ」など国際映画祭でも評価が高い、刺激的な作品がずらり。単に同性間の恋愛を描くにとどまらず、家族、社会、政治の中で生きる人間の多様な在り方を問う作品はセクシャルマイノリティだけではなく、映画を観る全ての人に問題を投げかけてくる。日本初上陸の作品が多く、いち早く話題作をチェックできるチャンスだ。会期中は監督のトークイベントも予定されている。ミニシアおすすめ作品とイベントをご紹介します。

【イケガールに会いたい! Vol.4】ふんわりスウィート♪ 池田ショコラちゃん魅力をめ・し・あ・が・れっ の巻。

Webコミック総ダウンロード数4000万を誇る大人気コミック、『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』が待望の実写映画化! アパートの隣同士に住む若い男女が互いの生活を覗き合う――そんな、ちょっぴりアブノーマルでピュアな青春ラブスートーリーのヒロイン、生野えみるをキュートに演じたのが今回のイケガール、池田ショコラちゃんですっ!! グラビアやファッションモデルとしても活躍中のショコラちゃんに、映画初主演の感想などを伺いました。

『オープン・グレイヴ-感染-』-記憶を失った6人は終末世界で生き残れるか!?

目を覚ますと、夥しい数の死体の山の中にいた-という冒頭のショッキングなシーンからぐいぐい引き込まれる。記憶喪失、凶暴化した人間の襲撃、終末世界など、ミステリー、パニック、ホラー映画の醍醐味が詰まった102分。『第9地区』で注目され、『エリジウム』『オールド・ボーイ』『マレフィセント』と話題作への出演が続くシャールト・コプリー主演。6月14日(土)よりヒューマントラスト渋谷他全国順次ロードショー。

グランプリは多摩美術大学清水俊平監督に―第26回東京学生映画祭授賞式

中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第26回東京学生映画祭が5月23~25日 に開催された。今回はゲスト審査員に橋口亮輔監督、横浜 聡子監督、小林 啓一監督を迎え、170作品以上の作品のなかから厳正なる審査、観客投票を経て、各賞が決定しました。受賞者の喜びの声をレポートします。

『サッドティー』ー 今泉力哉監督&青柳文子さん 独特の温度と空気感が似ている二人にインタビュー

ダメ恋愛を通して浮かび上がる人間模様を、リアルかつ独特のぬるさで描き続ける今泉力哉監督。映画専門学校・ENBUゼミナールの劇場公開映画製作ワークショップ「CINEMA PROJECT」の第2弾として製作された最新作『サッドティー』では、総勢12名の男女が織りなすさまざまな恋愛から「ちゃんと好き」とはどういうことかを考察する――。今泉監督と主演の一人、青柳文子さんに話を伺いました。

『バチカンで逢いましょう』-ドイツ人のおばあちゃんが活躍する『ローマの休日』

80年代末、ミニシアター系で大ヒットした『バクダッド・カフェ』(’87)。心温まるストーリーと、主人公のふくよかな中年女性ジャスミンを覚えている人も多いだろう。そのジャスミンを演じたマリアンネ・ゼーゲブレヒトが、とてもチャーミングなおばあちゃんになって戻ってきた! 今度の舞台はローマ&バチカン。敬虔なクリスチャンだがちょっとはじけたドイツ人のオマ(おばあちゃん)の奮闘ぶりに注目。4/26(土)より新宿武蔵野館にてGWロードショー! 以下全国順次公開。© 2012 Sperl Productions GmbH, Arden Film GmbH, SevenPictures Film GmbH, Co-Produktionsgesellschaft “Oma in Roma” GmbH & Co. KG, licensed by Global Screen GmbH.

『バチカンで逢いましょう』公開記念“TOKYOカイザーシュマーレン・フェスタ”発表会

3月25日、赤坂のドイツ文化会館にあるレストランNEUES(ノイエス)で、『バチカンで逢いましょう』公開記念イベントが開催されました。本作の主演は、25年前『バグダッド・カフェ』のジャスミン役で、世界中の注目を集めたマリアンネ・ゼーゲブレヒト。初来日の彼女は、「東京は人々が親切で素晴らしい所。また来られるといいなと思っています」と挨拶し、喝采を浴びました。

『ランナウェイ・ブルース』 〜きっとどこかに実在する傷だらけの兄弟。若手俳優の秀逸な演技と、主人公の内面を表す劇中アニメの世界観〜

固い絆で結ばれた不遇な兄弟の物語。若手実力派のエミール・ハーシュとスティーブン・ドーフが主人公の兄弟を演じる。さらにダコタ・ファニングが陰のある恋人役で出演。 三人の繊細な演技がリアルで切ない。兄弟の「空想の産物」として劇中に流れる、キュートでシニカル なアニメーションも印象的だ。モーテルの寂しげな風景が彼らの哀しい宿命、そしてかすかな希望を際立たせる。ローマ国際映画祭では4冠を受賞、一粒の宝石をのぞき見たような秀作だ。3月15日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー ©2012 Motel Life LLC

『New York 結婚狂騒曲』-「愛のエキスパート」も結婚に迷う!? ユマ・サーマン主演のラブ・コメディ

結婚は人生の一大イベント。そんな大事の結婚式の日取りも決まり、招待状も出したのに、思いがけないきっかけから、新たに気になる男性が現われる。長身美女ユマ・サーマンと真面目で優しい役が似合うコリン・ファース、大らかな雰囲気漂う自由人を演じるジェフリー・ディーン・モーガンが織り成す三角関係の行方は? 登場人物が皆温かく、ハッピーな気分になれるラブ・コメディ。サム・シェパード、イザベラ・ロッセリーニなど豪華脇役陣にも注目! 1/18(土)<未体験ゾーンの映画たち2014>にて、ヒューマントラストシネマ渋谷他公開。

『パリ、ただよう花』-5年間の映画製作禁止の中でロウ・イエ監督が描きたかったものはセックス?

パリにやってきた中国人、花(ホア)。北京で出会った恋人に捨てられ、パリの街をさまよう。解体工のマチューに出会ったホアは強引に体を奪われるが、セックスの後もお互い、離れることが出来ない。お互いの体を求め、激しく愛し合う二人。ある日、ホアはマチューの仕事仲間、ジョバンニに誘われた別荘でレイプをされる。ホアの愛を確かめるためマチューが仕掛けたことだった。お互いの価値観の違いに気づきながらもなお、離れがたい二人。激しく体を重ねていく二人はどこに行きつくのか。中国電影局から5年間の映画製作、上映禁止処分を受けたロウ・イエ監督が処分期間中に制作した作品の一つ。セックスをテーマにぶつかりあう人間を描く。