最新作品情報
『LAゾンビ』―ゲイ・ポルノとゾンビ映画が融合した問題作、奇跡の特別上映。
アート・シーンにも多大な影響を与える、クィア映画界の第一人者、ブルース・ラ・ブルース監督の最新作『LAゾンビ』 ― 昨年のメルボルン国際映画祭で、上映用マスターが警察に押収された上に「焼却」までされた問題作です。日本公開は絶望的と言われていた本作の、奇跡的な特別上映が決定しました。7月16日(土)・18日(月)、銀座のヴァニラ画廊にて、「ポルノ」、「ゾンビ」、「耽美」が融合する神秘をご覧あれ。
フレデリック・バックの映画-宮崎駿監督、高畑勲監督に影響を与えるアニメーション作品
神保町シアターでは、東京都現代美術館『フレデリック・バック展』開催中にフレデリック・バックさんの短編アニメーション4本を上映。上映作の一本『木を植えた男』は人物が行動するとその周りに空間が立ち現れるユニークな表現スタイルの作品。高畑勲監督に「フレデリック・バックさんを、わが師、とあがめている」と言わしめたその作風をぜひ劇場で。神保町シアター劇場招待券を5組10名様にプレゼント(7/29まで有効モーニングショーも使用可/応募は締め切りました)© Société Radio-Canada
『ふゆの獣』-ほとんど恋愛ドキュメンタリー。恋する獣=人間の生々しい本能をのぞき見る。
シゲヒサを愛しながらも、浮気を問いただすことが出来ないユカコ。シゲヒサとの関係が浮気だと知りながらも深くはまっていくサエコ。サエコに振られユカコに同情をするノボル。それぞれの恋愛感情が肥大した時、気持ちがぶつかり合い、4人の関係が根底から揺らぐ。脚本はなく即興で演じられ生々しく映し出された恋人たちの日常は実際に他人の恋愛をのぞき見ているかのような錯覚に陥る作品。第11回東京フィルメックス最優秀作品賞受賞作。©映像工房NOBU
『田中さんはラジオ体操をしない』―彼が解雇された理由は、「ラジオ体操をしなかったから」?
自分を解雇した勤務先の正門前で、25年に渡って毎日、抗議活動を続ける田中哲朗さん ― 彼の活動と人となりに興味を持った、オーストラリア人のマリー・デロフスキー監督によるドキュメンタリー映画です。田中さんが解雇された理由。それは、「ラジオ体操をしなかったから」? 現代日本が抱える、「身近な人権問題」に真っ向から立ち向かう人々の姿を映した本作は、7月2日(土)より、新宿K’s cinemaにてモーニング・ショー。
フランス映画祭 2011―リュック・ベッソン団長のもと、13プログラムが集結!
『アーサー3(仮)』を引っさげたリュック・ベッソン団長のもと、13プログラムが有楽町に集結! フランス映画の魅力に酔いしれる至福の4日間―フランス映画祭 2011が、6月23日(木)~26日(日)に、有楽町朝日ホールほかにて開催。恋愛映画、人間ドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションと、ヴァラエティに富んだ作品が目白押し。さあ、4日間しかありません。あなたは、どの作品に会いに行きますか?
『エクソシズム』―スペイン発! 悪魔に取り憑かれた少女の苦悩と、翻弄される周囲の人間の姿。
『REC/レック』 のプロデューサーが製作、本国スペインで大ヒットを飛ばした衝撃のホラームービー。神父が執り行うエクソシズム(悪魔祓い)の儀式を軸に、悪魔に取り憑かれた少女の苦悩と翻弄される周囲の人間の姿が描かれています。不安定な年頃の少女の強烈な変貌ぶりと、背筋がぞっとするような視覚的・心理的恐怖をぜひ体感してください。6月25日(土)シアターN渋谷にて、4週間限定モーニング&レイトショー! (C)2010 CASTELAO PRODUCTIONS, S.A.
『127時間』―死を目前にして、人が思うこととは?
『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を受賞したダニー・ボイル監督が贈る奇跡の実話が、6月18日(土)より、TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国ロードショー。主演のジェームズ・フランコが、「周りに何もないシンプルなシチュエーション」で、観客を惹きつけ続ける演技を見せています。死を目前にしたとき、人は果たして、なにを思うのか? (C) 2010 TWENTIETH CENTURY FOX
『小さな町の小さな映画館』―地元に愛され続けて93年になるミニシアター。
北海道の小さな漁師町で、93年間も営業が続いている映画館「大黒座」―経営する館主の一家と、この映画館を愛する地域住民の、生の想いと声があふれているドキュメンタリーが、6月18日(土)より、ポレポレ東中野にてモーニング・ロードショー。ミニシアターの存続が全国的に危ぶまれている今、「町の映画館が存在し続けるためのヒント」のひとつを教えてもらえる作品です。
ショートショートフィルムフェスティバル& アジア2011-「どうしても観たい!」おいしいところを少しずつ。
短編映画だけを集めた映画祭、『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2011』が6月16日よりスタート。過去最多の4,200本の応募作品から選ばれたコンペティション参加作品は選りすぐりの68作品。上映時間は1 分~25 分(ショートショート映画祭規定による)と短くても観終わった後の充実感は長編以上。今回は『英国王のスピーチ』でアカデミー賞で主演男優を受賞したコリン・ファースとキーラ・ナイトレイの共演作や「美男<イケメン>ですね」のチャン・グンソク出演のミュージックビデオなども上映される。
『あぜ道のダンディ』―平成ニッポンの中高年おじさん賛歌。
「現代のダンディって何だろう?」、この問いにひとつの答えをくれる『あぜ道のダンディ』が、6月18日(土)よりテアトル新宿ほかにて全国順次ロードショー。『川の底からこんにちは』の石井裕也監督が光石研を主演に迎えて描いた本作には、いじらしくて愛おしいダンディの姿が。決してクールではないけれど、「一生懸命頑張る親父達はダンディだ!」と拍手を贈りたくなるハートフルな1本です。 (C)2011『あぜ道のダンディ』製作委員会