最新作品情報

『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』— あのゴーストフェイスが帰って来る! 大人気ホラーシリーズ11年ぶりの続編

いまやハロウィンの仮装の定番となったゴーストフェイスが11年の時を経て、スクリーンに蘇る! 前作までのオリジナルキャストに加え、将来性豊かな新進俳優、豪華なカメオ出演者たちが新旧のファンを魅了。スピード感あふれるストーリー展開や戦慄の連続殺人シーンがさらに進化し、単なる続編ではなく新しい作品としての魅力を発揮している。10月29日(土)よりシネマスクエアとうきゅう他全国ロードショー。

第24回東京国際映画祭-アジア最大級の映画祭。おさえるべきツボをチェックしよう。

24回目を迎えるアジア最大の映画の祭典、東京国際映画祭がついに10月22日より開幕。東京国際映画祭の魅力は何と言っても220作品という上映作品の豊富さ。日本未公開の作品をはしごしたり、監督や俳優が登壇するイベントに参加したりしながら、お気に入りの一本を探す9日間。今回は「日本映画・ある視点」「アジアの風」「WORLD CINEMA」部門より注目作品をご紹介します。 

『サウダーヂ』―世界も耳を傾けた、山梨県甲府からあがった都市生活者たちの叫び。

ロカルノ国際映画祭参加以後、静かに熱く話題が広がりつつある『サウダーヂ』が10月22日からいよいよユーロスペースで公開。地方都市の現況を現地密着でリアルに描き社会に問題定義を投げながら、なおかつ普遍的なほろ苦い青春譚にもなっている。あなたはこの映画を見て、何を感じるだろうか?©空族

『UNDERWATER LOVE -おんなの河童-』河童のピンクミュージカル?! 無邪気でパワフルなピンク映画の驚愕

缶詰工場で働く明日香の目の前にお調子ものの河童が現れて親しげに話しかけてきた「オレだよ、オレ。青木哲也」。伝説の妖怪はなんと高校時代に溺死した同級生だった。河童が17年ぶりに突然人里に現れた理由とは?いまおかしんじ監督とカメラマン、クリストファー・ドイルによる、ピンク映画の概念を打ち破る、無邪気で、ユーモラスなピンクミュージカル。10月8日~ポレポレ東中野、10月22日~ユーロスペース、10月下旬~ドイツ6都市ほか全国順次ロードショー。 ©2011 国映株式会社/Rapid Eye Movies/インターフィルム

『緑子/MIDORI-KO』—夢の食物を巡り、人間の欲望丸出しで繰り広げられる摩訶不思議な争奪戦を繊細な鉛筆画で描く、黒坂圭太ワールドの真骨頂。

国内外で高い評価とカルト的な人気を誇る黒坂圭太氏が、10年以上の時を費やして30,000枚にも及ぶ鉛筆画を描き、ほぼ一人で作り上げたというこの作品はグロテスクでいて繊細、奇々怪々にして滑稽に、観る者を摩訶不思議な世界へと誘う。夢の食べ物MIDORI-KOを巡る、人間の欲望丸出しの争奪戦を描いた、黒坂圭太監督の傑作長編アニメーション作品を見逃すな。9/24(土)より渋谷 アップリンクXにてロードショー。(C)Keita Kurosaka/Mistral japan

『家族X』 ─ 一番近くにいながら遠い存在になってしまった家族とのつながりを見つめ直す問題作。

家族とはどういう存在だろう。落ち着くところ? ワガママを言えるところ? ちょっと面倒くさいところ? やっぱり帰りたくなるところ? それぞれ状況によって感じ方は千差万別だろうが、笑ったり怒ったりしながらも、言いたいことを言葉にできて、話したいことを話し合える。そんな何気ないことが普通にできているなら、幸せな家族と言えるのかもしれない。そのつながりが崩れてしまった“ある家族”の日常生活を赤裸々にあぶり出したのがこの『家族X』だ。2011年ベルリン国際映画祭フォーラム部門で正式上映されたほか、各国で高い評価を獲得した注目作である。9月24日(土)より、ユーロスペース他にて全国順次ロードショー。(C) PFFパートナーズ

第20回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭―この秋、「女性同士の恋」に向きあう。

セクシュアリティやジェンダーをテーマにした映画だけを紹介する、アジア最大の映画祭 ― 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(略してLGFF)が、2011年の今年、成人式を迎えます。第20回のLGFFは、10月7日(金)~10日(月・祝)に、東京・青山のスパイラルホールにて開催。ヴァラエティに富んだラインアップの中、ミニシアが注目するのは「女が女を愛する姿」を映した4本。胸に沁みる極上のレズビアン映画を知るのに、LGFFほど絶好の機会はありません。(画像は『ブルーミントンの恋』)

フィンランド映画祭2011-ユーモアとヒューマンのフィンランド映画をたっぷりと  

「ムーミン」「エア・ギター選手権」「ノキア」「アキ・カウリスマキ」この4つを生んだのはどこの国でしょう?そう。答えはフィンランド。ファンタジー、ユーモア、スタイリッシュが共存する国フィンランド。そんなフィンランド制作の選りすぐりの最新作5作品を一挙上映。10月2日~7日角川シネマ有楽町にて上映。

第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭―『地下鉄のザジ』と『アリス』で、名画座・三鷹オスカー、1日限りの復活!

東京都三鷹市の有志のみなさまによる「第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭」が、9月23日(金)~26日(月)に三鷹産業プラザにて開催。「押井守監督特集」、「サスペンス映画特集 黒白篇」、「サスペンス映画特集 南北篇」と、アニメーションからモノクロ映画まで幅広いラインアップの中、ミニシアが特に注目しているのは、企画「夢見る少女たち」 ― なんと、あの名画座・三鷹オスカーが、1日だけ蘇るのです。「少女」がテーマのおとなのための2作品、ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『アリス』を、どうぞご堪能ください。

ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が開幕-20年後の巨匠を先物買い

自主映画を中心に新しい才能を発掘し育てる映画祭、『ぴあフィルムフェスティバル』。グランプリ受賞者は森田芳光監督、犬童一心監督、園 子温監督など世界的に高い評価を受ける映画監督を数多く輩出している。33回を迎える今年度のコンペティション部門には602作品から厳選された17作品を上映。20年後には巨匠と呼ばれる監督の作品を探しに行こう。この他、塚本晋也監督、岩井俊二監督、川瀬直美監督、黒沢清監督らによる映画製作者のためのイベント「映画のレッスン」も開催。9月30日まで東京国立近代美術館 フィルムセンターにて(毎週月曜休館)