最新作品情報

『あしたのパスタはアルデンテ』-南イタリアの美しい街で紡がれる、笑って泣ける大家族の愛と絆の物語。

実家が営むパスタ会社を継がず自由に生きるため、皆の前で“秘密”を告白する一大決心をした青年。同じ“秘密”を持つ兄に出し抜かれて、会社と大家族にどっぷりと関わるはめになった様子がユーモアたっぷりに描かれる。イタリアの巨匠、フェエルザン・オズペテク監督が贈る、家族の絆を温かい目で見つめた愛情溢れる作品。8月27日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。(C)Fandango2010

『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』

スター刑事の活躍に沸くNY市警。そんなスーパースターを遠くから見つめるのは冴えない刑事コンビ、アレンとテリー。スター刑事の殉職に「次のスター刑事は俺達だ!」と鼻息荒いテリーだが、アレンはオフィスに引きこもり、地味な建築の違法案件にしか興味を示さない。しかし、この地味な事件で逮捕したのは大投資家アーション。冴えない刑事コンビが突き詰めたのはアメリカを揺るがす大事件だった。『サタデー・ナイト・ライブ』でアメリカ社会を容赦なくおちょくり続けたコメディ職人、ウィル・フェレルとアダム・マッケイ監督がNY市警を舞台にアメリカをバッサリと笑いで切り倒す。ヒューマントラストシネマ渋谷、横浜ブルク13ほか全国順次ロードショー。(C) 2010 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

『タクミくんシリーズ あの、晴れた青空』―浜尾京介と渡辺大輔のタクミとギイを味わえる最後の作品。

ボーイズ・ラブ小説の金字塔『タクミくんシリーズ』の映画版は、5作目の本作でひと区切りを迎えます。2作目からタクミとギイを演じてきた浜尾京介と渡辺大輔は、今作でこの役を卒業。祠堂学院で絆を紡いだふたりを網膜に焼きつけつつ、今後このシリーズを支えていくフレッシュなキャストにもご注目を。8月20日(土)より、シアター・イメージフォーラムにてレイトショー。全国順次公開。(C)2011 ごとうしのぶ/角川書店・タクミくんシリーズPartners

『ムカデ人間』-口と肛門がつながる?!狂気の外科医が生み出す新しい生命体とは?

ヨーゼフ・ハイター博士はかつてシャム双生児分離手術のエキスパートとして名を馳せた外科医。分離手術を極めた博士の夢は切り離すのではなく、人の肛門と口を“結合させて”新しい命を作り出すこと。そんな博士のもとに旅行中の美しいアメリカ人女性二人組が迷い込んでくる。実験台の出現に博士の夢が実現する時が近づいてきた。本作の続編『ムカデ人間2』はイギリスで公開上映のみならず、DVD発売までもが禁じられた問題作。シネクイント にて レイトロードショー。©2009 SIX ENTERTAINMENT

『ジョン・レノン,ニューヨーク』—秘蔵映像と未発表音源を通して浮かび上がるジョン・レノンが生きたニューヨーク、あの時代。

ビートルズ解散後、ジョン・レノンが移り住んだのはニューヨークだった。どこか故郷リヴァプールを思わせるその街で、“ビートルズのジョン”は“ジョン・レノン”を取り戻していく。オノ・ヨーコの全面的な協力、監修のもとにマイケル・エプスタイン監督ほか最高のスタッフが集結し、知られざるジョンの真実に迫ったドキュメンタリー。8月13日より、東京都写真美術館ホールほか全国順次公開。(C) 2010 Two Lefts Don’t Make A Right Productions, Dakota Group, Ltd. and WNET.ORG
(C) Ben Ross

『ミラル』―『潜水服は蝶の夢を見る』のシュナーベル監督が紡ぐ、紛争の地での愛と希望。

約半世紀に渡るイスラエルとパレスチナの紛争。その時代を生きた4人の女性の人生を軸に、愛と絆、そして希望を描いた感動作が誕生した。本作は、『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル監督が、パレスチナ人女性ジャーナリスト、ルーラ・ジブリールによる自伝的著書を元に映画化。『スラムドッグ$ミリオネア』で一躍注目を浴びたフリーダ・ピント、『扉をたたく人』『シリアの花嫁』の名女優ヒアム・アッバス共演で贈る、平和へのメッセージが詰まった必見作。8月6日より、ユーロスペース他にて全国順次ロードショー。(C)photos – Jose Haro

『戦争と文学』-戦地ではなく、日々を生きる人々にとっての戦争とは?

集英社創業85周年を記念した『コレクション 戦争と文学』の刊行を記念して、神保町シアターでは『戦争と文学』と題し、21作品の特集上映を開催。「銃後」「復員」「一銭五厘(召集令状)」と3つのキーワードから戦地そのものを描くのではなく、戦争という時代に翻弄され毎日を必死で生きる人々にフォーカスをあてた作品をセレクト。『兵隊やくざ』©角川映画

『死ね死ねシネマ』-原点に向き合うプロの映画監督の痛くて生々しい「究極の一本」

映画学校の試写会で学生の作品を「映画ですらない」と酷評する講師シマザキ。反対に観客から「お前のトウニョウジマよりはマシ」と野次をとばされ、発狂したシマザキは会場内の観客42人を虐殺し逮捕される。4年後、シマザキ作品のファンだった生徒、なつきは「究極のホラー映画」を撮影するために廃墟となった学校にもぐりこむ。映画に真正面に向き合い、とり憑かれた人々を生々しく描く。『東京島』の篠崎誠監督作品。7月23日よりオーディトリウム渋谷にて公開。(c)篠崎誠 映画美学校

『黄色い星の子供たち』─絶望の中に見る愛と勇気。50年間隠されていた事件の真実とは。

つい最近まで隠されていた重大な事件がある。フランス政府による史上最大のユダヤ人一斉検挙「ヴェル・デイヴ事件」だ。ユダヤ人迫害を描いた映画は数多くあるが、フランス政府のホロコーストは他の国のそれと比べてあまり題材にされていない。95年にシラク元大統領がフランスの責任と認めるまで、ナチスドイツのよるものと捉えられていたせいだろう。ささやかな幸せを奪われ、家族と引き裂かれた子供たち運命は─?「世界が過ちを繰り返すことがないように。」祈りと願いから生まれた<真実>だけを描いた物語。7月23日より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー。

『モンスターズ/地球外生命体』―パニック映画の既成概念にとらわれず、恋愛ロードムービーの要素も兼ね備えた1本。

2010年のカンヌ国際映画祭で上映され、クエンティン・タランティーノやピーター・ジャクソンも絶賛したギャレス・エドワーズ監督のデビュー作。総製作費1万5千ドル(約130万円)という低予算、主演の2人以外は現地のメキシコ人エキストラ、視覚効果のほとんどを自宅の地下室で完成させるといった条件下で製作されたとは思えないクオリティです。7月23日(土)より、シアターN渋谷他にて全国ロードショー。(C)Vertigo Slate 2010