最新作品情報
トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012―日本初上映作、幻のフィルム、伝説の無声映画まで。北欧映画が渋谷に大集結!
北欧映画を満喫できる1週間が、今年も渋谷で待っている ― 2月11日(土・祝)~17日(金)、「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2012」が、ユーロスペースとアップリンクファクトリーにて開催される。新旧の北欧映画から選ばれた上映作品は、長編がなんと14本。ジャパン・プレミアの『ネクストドア/隣人』、安部公房原作の『友達』、無声映画の『魔女』等、ヴァラエティに富んだラインナップだ。「どの作品を観るか。何本、観に行けるか」、さあ、思いきり頭を悩ませていただきたい。(画像は、ポール・シュレットアウネ監督作品『ネクストドア/隣人』)
代官山の宵をチャップリンと共に 第2夜―粋な空間で美味しい食事を味わいながら、サイレント映画を「ライヴ」で愉しむ。
2月2日(木)、風土カフェ&バー「山羊に、聞く?」にて、「代官山の宵をチャップリンと共に 第2夜」が開催される。チャップリンの初期作品に加えて、日本の「大スタア」林長次郎主演『野狐三次』も上映。活動弁士・片岡一郎による語りと、サイレント映画ピアニスト・柳下美恵による伴奏つきの、贅沢な上映会だ。
「映画馬鹿のススメ ~80s⇒ 90s PFFリバイバル上映~」—人気監督3人のPFFアワードグランプリ受賞作品を1日限定上映!
我らは映画馬鹿である。そんな彼らが集う秘密の一夜—1月28日(土)、オーディトリウム渋谷でバンタンデザイン研究所の学生有志による上映会「映画馬鹿のススメ~80s⇒90s PFFリバイバル上映~」が開催される。映画制作がフィルムからデジタルへと大きな転機をむかえている今、その相違点や自主制作における展望などを考える注目の上映&トークイベントだ。
ちば映画祭 VOL.4―『ロストパラダイス・イン・トーキョー』に『へんげ』、『おばけのマリコローズ』……、日本の映画界を担う監督の作品を堪能しよう。
今年で4回目となる「ちば映画祭」が、1月28日(土)・29日(日)の2日間、千葉市民会館にて開催される。ベテランから若手まで、日本の映画界を担う監督の作品をメインに堪能させていただける質実剛健の映画祭。注目のラインアップから、ミニシアが「これは絶対に押さえてほしい!」と太鼓判を捺すのは、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』、『へんげ』、『おばけのマリコローズ』、『THE GODFATHER OF GORE/ゴッドファーザー・オブ・ゴア』の4作品だ。記事内にて、1月29日の通し券のプレゼント企画(2組4名様)も実施中!(画像は『ロストパラダイス・イン・トーキョー』)
『ゾンビ大陸 アフリカン』-史上初! 暗黒のアフリカ大陸を舞台にした本格的サバイバルホラー。
近年、ゾンビも走ったり武器を持ったりとだいぶ進化を遂げている。だが、本作に登場するのは、動作が緩慢で、音もなく獲物に近付く正統派ゾンビ。監督・脚本・プロデューサーを務めるハワード・J・フォードとジョン・フォードの兄弟は、子供のころ、ジョージ・E・ロメロ監督の『ゾンビ』に大きな衝撃を受けたという。ゾンビ映画の原点回帰を目指し、なおかつ史上初のアフリカを舞台にしたという本格的サバイバルホラー。1月21日(土)より、シアターN渋谷にてロードショー。(C)2010 INDELIBLE PRODUCTIONS UK LTD-ALL RIGHTS RESERVED
『果てなき路』—幻影と現実の境目を彷徨う、終わりなきロマンティック・ミステリー。
『断絶』でニューシネマの伝説となったモンテ・ヘルマン監督。21年ぶりの長編作品『果てなき路(みち)』は映画製作現場を舞台に描くロマンティック・ミステリー。愛と欲望、夢と野心が交差し、不思議な官能美に彩られた極上のフィルム・ノワール作品。1月14日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開。(C)2011 ROAD TO NOWHERE LLC
『今日と明日の間で』-39歳の首藤康之のしなやかな体と強靭な魂
モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、 イリ・キリアン、マシュー・ボーンなど世界の名だたる振付家から愛され多くの作品に出演してきたダンサー首藤康之。東京バレエ団、退団後はバレエの枠組みを超えた新しい表現を次々と世に送り出している。2010年の活動を中心に首藤康之の今を追うドキュメンタリー。自分の体に向き合いながら、その先の表現を求める首藤。明日はどこに開かれて行くのだろうか。※1/7(土)より東京都写真美術館ホール他にてプレミアムロードショー (C)2011 スタイルジャム
巨匠たちのサイレント映画時代―神保町シアターのお正月特別興行で、無声映画をじっくりと。
1月4日(水)~14日(土)、東京・神田の神保町シアターで、新年の特別興行として「巨匠たちのサイレント映画時代」が開催されている。無声映画に造詣が深いかたはもちろん、このジャンルの初心者のかたにも心身ともにアクセスしやすい、日本のサイレント映画をじっくりと味わわせていただける企画だ。この機会に、昭和初期の名作をじっくりとご堪能あれ。(画像は『折鶴お千 [サウンド版]』)
『宇宙人ポール』-宇宙人とのとんだ遭遇。『E.T.』のあの巨匠も『エイリアン』のあの女優にもまさかの遭遇。
漫画オタクのイギリス人が、憧れの「UFOスポット巡り」でアメリカ西部横断ロード・トリップの途中、本物のエイリアンに出くわす。政府の追手から逃げ、故郷に帰る手伝いをして欲しいと馴れ馴れしく頼む異星人に乗り気ではない二人だったが、旅を続けるうちにポールと名乗る宇宙人と次第にうちとけていく。しかし、宇宙人の行方を必死で追う捜査官の手がそこまで伸びているのだった。タランティーノやピーター・ジャクソンにも愛されるサイモン・ペッグとニック・フロスト主演のお笑いロードムービー。12月23日(祝・金)より全国ロードショー!(C)2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
『歴史は女で作られる』【デジタル・リマスター完全復元版】- 実在した踊り子の半生を描いた“幻の傑作”が、半世紀ぶりに蘇る!
“呪われた傑作”と呼ばれる、マックス・オフュルス監督の『歴史は女で作られる』。19世紀に実在した美しい踊り子の恋愛遍歴を描いた本作は、8億フランの巨費を投じた大作だったが、製作者が監督の意図を無視して大幅に改編してしまい、興行的にも失敗に終わる。この一連の事件に不満を持っていた監督は、完成の翌々年、失意のうちにこの世を去ったという。今回、この幻の映画を完全復元したデジタル・リマスター版を、渋谷シアター・イメージフォーラムにて3週間限定上映。約半世紀前に撮影されたオフュルス監督こだわりの映像美をじっくり堪能できるだろう。