最新作品情報

「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」―美少女忍者と猫又の用心棒が活躍する『バトルキャッツ!2011』、2日間の限定上映。

佐々木友紀監督の新作『バトルキャッツ!2011』は、怪力の美少女忍者・綱手姫と、そのお目付け役兼用心棒である猫の三郎太が、怪事件に遭遇する3編の物語。3月3日(土)・4日(日)、「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」として、アップリンク・ファクトリーにて2日間の限定ロードショーが決定。当日は、佐々木監督や出演者をはじめ、多彩なゲストによるトーク・ショーやミニ・ライヴも予定されている。「妖怪」・「特撮」・「ファンタジー」に染まったひな祭りの夜を、アップリンクで過ごしていただきたい。(C)2012 大和 光/BAD TASTE

日活向島と新派映画の時代展 『うき世』(1916年)上映会―早稲田大学の構内で、大正の無声映画をピアノ伴奏とともに。

日活創立100周年を記念して、早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館において「日活向島と新派映画の時代展」が開催中。その関連企画「『うき世』(1916年)上映会」が、3月2日(金)に催される。サイレント映画ピアニスト・柳下美恵氏の生伴奏とともに、25歳で早逝した女形の大スター・立花貞二郎の可憐な魅力を、存分にご堪能いただきたい。

善良な“いい人”大森南朋が豹変?注目の24歳監督が描く情けなくも愛すべき東京の夜-『東京プレイボーイクラブ』

働いていた工場でのもめごとから傷害事件を起こした勝利は東京に住む友人、成吉の経営するサロン『東京プレイボーイクラブ』に転がり込む。カッとなると手につけられなくなる勝利は居酒屋で絡んできた若者を殴り倒すが、殴り倒した相手は土地を仕切るヤクザの兄弟。この一件をおさめるために出された条件はなんと「ヤクザの兄のためハードSMの相手をさせる女を差し出す」事だった。ユーモアあふれる情けない日常を描き、海外映画祭で注目を集める24歳奥田庸介の商業映画デビュー作。渋谷・ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開中(C)2011 東京プレイボーイクラブ

『見えないほどの遠くの空を』―中毒者続出の青春映画が、荻窪にて一夜限りのゲリラ上映。

2011年の劇場公開以来、「『見え空』中毒者」を続出させている稀有な青春映画。東京での劇場公開は終了したが、2月24日(金)、荻窪ベルベットサンの「プチぐら★ vol,3 映画『見えないほどの遠くの空を』ゲリラ上映の巻」にて上映されることが決定。映画研究会の学生たちがぶつかる問題と葛藤が瑞々しく描かれているこの作品は、観た回数だけ発見があること間違いなし。榎本憲男監督のトーク・ショーも開催される一夜限りの機会、逃すことなきよう。(C)2010「見えないほどの遠くの空を」製作委員会

『タンタンと私』— 世界中を魅了するコミック「タンタン・シリーズ」に隠された真実と、作者エルジェに迫るドキュメンタリー

現在、渋谷アップリンクほかで公開中の『タンタンと私』を、皆さんはもうご覧になっただろうか。世界中で愛されているコミック「タンタン・シリーズ」に隠された作者エルジェの苦悩を、本人の肉声テープをもとに紐解いていく作品だ。本作を観ればタンタンが単なる子供向けの漫画ではないことが分かる。ひとりの作家の人生と、20世紀の苦悶の歴史を映し出す濃厚なドキュメンタリーとして必見の作品。未見の人は映画館に走ろう! (C)2011 Angel Production, Moulinsart

『セイジ—陸の魚—』—情緒的な映像と音楽にのせて描く、命と絆。豪華キャストが集結した伊勢谷友介監督の意欲作

伊勢谷友介監督作の第2弾「セイジ—陸の魚—」が2月18日(土)よりテアトル新宿ほかで公開される。原作は太宰治賞に輝く辻内智貫の同名小説。“人が人を癒すことの難しさ”というテーマに感銘を受けた伊勢谷監督が、5年におよぶ歳月をかけて映画化した意欲作だ。情緒的な映像と音楽にのせて描く、命と絆の物語。豪華キャストの競演にも注目だ。(C)1 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd

『禁断メルヘン 眠れる森の美女』-2つの童話を大胆に脚色。官能美に彩られた大人のためのお伽噺。

ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中の映画祭【未体験ゾーンの映画たち2012】(1月14日~6月15日)上映作品。同映画祭では「海外での評価が高く、話題作であるのに日本ではなかなか劇場公開されにくい、日本人にとっての【未体験ゾーンの映画】」を上映。本作では、衝撃的かつエロティシズム溢れる作品を得意とするカトリーヌ・ブレイヤ監督が、『眠りの森の美女』と『雪の女王』を下敷きに、大人のためのメルヘンの世界を官能的に描いている。(c) 2010-FLACH FILM PRODUCTION – CB FILMS – Marathon – ARTE France

『フラメンコ・フラメンコ』-本国スペインで“最高の芸術作品”と賞されるフラメンコ映画の決定版! 超一流アーティスト達がセッションする魅惑と官能のステージ。

世界中でフラメンコブームを巻き起こしたと言われる前作『フラメンコ』(1995)からおよそ15年、『カラスの飼育』『血の婚礼』『カルメン』などの名作を次々と生み出してきた、名匠カルロス・サウラ監督と、『暗殺の森』『ラストエンペラー』などの作品で”光の魔術師”という異名を持つ撮影監督のヴィットリオ・ストラーロが再びタッグを組み、更なるフラメンコの真髄に迫る。「生命の旅と光」をテーマに、フラメンコ界の神とも呼ばれるマエストロ達と、人気若手アーティストが一同に会し、魅惑的な舞台を創り上げる。本国スペインで”最高の芸術作品”と賞される、美しきダンスと音楽の饗宴がついに開幕。2月11日(土)より、Bunkamuraル・シネマにてロードショー。

第3回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル

座・高円寺では2月8~12日ドキュメンタリーフェスティバルを開催中。第3回を迎える今年は原発事故後の福島の現状を映し出す作品を含むコンペティション部門4本の上映他、各界の著名人が選ぶゲストセレクションと、バラエティ豊かなドキュメンタリー映画を堪能できる。作品上映後はより深くドキュメンタリー作品を知るトークイベントも開催。目の前に映し出される真実をそれぞれに見て、素直に感じてもらいたい。(C)東映

映画の貴公子 ボリス・バルネット傑作選『帽子箱を持った少女』―旧ソビエトの巨匠の愛らしいコメディを、ピアノの生伴奏と共に。

1月21日(土)~2月10日(金)、「映画の貴公子 ボリス・バルネット傑作選」が、渋谷のユーロスペースで開催されている。サイレントからトーキーへと移り変わっていく映画の黄金時代にあらゆるジャンルの作品を手がけてきたバルネット監督は、旧ソビエトを代表する娯楽映画の名手。今回のラインアップで唯一の無声映画『帽子箱を持った少女』は、2月9日(木)の夜にピアノの生伴奏付きで上映される。映画館にピアノを搬入しておこなわれる、特別で贅沢な上映会 ― 渋谷でそんな一夜を過ごしてみるのはいかがだろうか。