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『歴史は女で作られる』【デジタル・リマスター完全復元版】- 実在した踊り子の半生を描いた“幻の傑作”が、半世紀ぶりに蘇る!

“呪われた傑作”と呼ばれる、マックス・オフュルス監督の『歴史は女で作られる』。19世紀に実在した美しい踊り子の恋愛遍歴を描いた本作は、8億フランの巨費を投じた大作だったが、製作者が監督の意図を無視して大幅に改編してしまい、興行的にも失敗に終わる。この一連の事件に不満を持っていた監督は、完成の翌々年、失意のうちにこの世を去ったという。今回、この幻の映画を完全復元したデジタル・リマスター版を、渋谷シアター・イメージフォーラムにて3週間限定上映。約半世紀前に撮影されたオフュルス監督こだわりの映像美をじっくり堪能できるだろう。

『オジー降臨』— ロック界の生きる伝説、オジー・オズボーンがスクリーンに降臨!

ヘビーメタルの元祖と呼ばれ、世界中のファンを熱狂させたオジー・オズボーン。“闇の帝王”と崇められ数々の伝説を残したオジーが、満を持してついにスクリーンに舞い降りる! 息子であるジャック・オズボーンの目を通して、オジーのありのままの姿を捉えた初の長編ドキュメンタリー映画『オジー降臨』が12月17日(土)シアターN渋谷に降臨!
©2011 Next Films/ Schweet Entertainment.

『CUT』— 映画のために死ねるのか。名匠アミール・ナデリ監督が描く凄まじい「映画愛」

イラン映画界の名匠アミール・ナデリが西島秀俊を主演に迎えた最新作『CUT』。数々の名画や監督たちへのリスペクトと、映画そのものへの深い愛情が込められた作品であると同時に、シネコン文化をはじめとする現在の映画界へ容赦のない怒りを投げかけてくる。ナデリ監督自身の「映画愛」と「怒り」を全身全霊で体現した西島秀俊の演技が胸を打つ衝撃作。12月17日 より シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© CUT LLC 2011

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストランー五感が開くメニューを召し上がれ

スペイン・バルセロナから車で1時間半の海辺の小さなレストランに年間200万件の予約が殺到する。席数45席、営業は年の半分。予約を試みた0.4%しか足を踏み入れることの出来ない伝説のレストラン、「エル・ブリ」。ミシュランでは最高星の3つ星を獲得するこのレストランは単に味の良い料理を提供する場だけではなく新しい食のスタイルを提案し、常に料理の世界のトレンドを作りだしている。オーナーシェフ、フェラン・アドリアと試作担当シェフらによる半年に及ぶ新作メニュー開発から「エル・ブリ」が生み出す驚きの完成メニューを追ったドキュメンタリー。12月10日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー(C)2010 if…Productions / BR / WDR

中国インディペンデント映画祭2011-検閲を通さない中国の生々しい“現実”を観る

12月3日よりポレポレ東中野で『中国インディペンデント映画祭』が開催される。第三回目を迎える今年は10本を一挙上映。中国のインディペンデント映画は劇場公開の映画とは異なり、検閲がないため、政府による表現の制約を受けない。インディペンデント映画にしか描けない生々しい“中国の今”をチェックしよう。会期中には監督によるQ&Aも予定されているので、監督達が世界に発信したい中国を直接聞くことができる。(写真は『歓楽のポエム』)

第三回下北沢映画祭コンペティション授賞式-人形アニメーションのホラー作品をグランプリに選出

2011年1月27日(日)、第三回下北沢映画祭コンペティション部門の出品作品上映、審査結果発表、授賞式が行われました。上映されたのは、250を超える応募作から選ばれた9作品です。上映後、黒沢清監督はじめ4名の審査員の厳正な審査によりグランプリ、準グランプリが選出されたほか、観客投票による観客賞も決定。各受賞作品監督による喜びの声を紹介します。

第12回東京フィルメックス 『CUT』舞台挨拶、Q&A — アミール・ナデリ監督、西島秀俊さん、常盤貴子さんが登場!

2011年11月23日、第12回東京フィルメックスの特別招待作品であり、本映画祭の審査委員長をつとめるアミール・ナデリ監督の『CUT』上映が有楽町朝日ホールで行われ、ナデリ監督と主演の西島秀俊さん、常盤貴子さんが上映前の舞台挨拶および上映後のQ&Aに登場。映画愛で結ばれた3人の、仲の良さが伝わってくるトークの全容をレポート!

第12回東京フィルメックス クロージングセレモニーレポート-グランプリはチベット人監督に

11月27日(日)、第11回 東京フィルメックスが盛況のうちに閉.幕。コンペティション作品10本の中から“世界×日本×末来”をつなげる受賞作品が発表され、ペマツェテン監督の『オールド・ドック』が最優秀作品賞に輝いた。また観客賞にはキム・ギドク監督の『アリラン』が投票によって選ばれ、「映画への信念を回復し人間に対する信頼を取り戻した。」とコメントを寄せた。受賞者の喜びの声をレポートします。

第三回下北沢映画祭-コンペティション部門 ノミネート作品情報- 新感覚の映像を生み出すクリエイターの作品を上映

第三回下北沢映画祭・コンペティション部門ノミネート作品の上映は、2011年11月27日(日)北沢タウンホールにて。実写・アニメ・CG・ドキュメンタリーといった様々なジャンルの約250作品から、厳選された9作品が紹介されます。審査員は映画監督・黒沢清氏、映画プロデューサー・直井卓俊氏、短編専門映画館「トリウッド」代表・大槻貴宏氏、映画評論家・轟夕起夫氏の4名。新しく斬新な映像を生み出す作家の作品に、直に触れるチャンス!

第12回東京フィルメックス オープニング作品『アリラン』キム・ギドク監督Q&A

11月19日第12回東京フィルメックスが開幕。オープニング作品『アリラン』上映後のQ&Aでは三年間の沈黙を続けた巨匠キム・ギドク監督が登壇した。熱心なファンからは多くの質問が投げかけられ次回作に寄せるファンの期待の高さを伺わせた。今回は『アリラン』上映後のキム・ギドク監督Q&Aの模様をほぼノーカット版でレポートします。