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週に4時間しか会話を許されない修道院の静寂を体感するドキュメンタリー―「大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院」
フランスアルプス山脈に建つグランド・シャルトル―ズ修道院で過ごす修道士たちの生活を追ったドキュメンタリー。修道士の生活は厳しい戒律でコントロールされており、会話が許されているのは日曜日の4時間だけ。訪問者もラジオもテレビも許されていない。静寂に覆われたこの作品の注目すべき点は、音や会話が絞られているにも関わらず、限られた音の中から発見することが非常に多いということだ。沈黙が続くからこそ、音に敏感にならざるをえず、ミサに響くグレゴリオ聖歌や生活の音に耳を傾け、さらに沈黙の中で祈る修道士の姿に様々な空想を広げてしまう。神秘的な祈りの姿に惹きつけられる作品だ。岩波ホールほか全国順次ロードショー
『ママはレスリング・クイーン』― 冴えない人生にラリアット! 汗と涙と笑いに溢れた女性応援ムービー
スーパーのレジ係として働く4人の女性たちが、プロレスラーを目指して奮闘する姿を描いた異色のスポ根物語。マリルー・ベリ、オドレイ・フルーロ、コリンヌ・マシエロ、そしてフランスを代表する名女優ナタリー・バイという4人の個性的な女優陣が、本格的なトレーニングを積んで挑んだプロレスシーンは必見!ジャン=マルク・ルドニツキ監督は本作で映画監督デビューを果たした。7月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー。
©2013 KARE PRODUCTIONS – LA PETITE REINE – M6 FILMS – ORANGE STUDIO – CN2 PRODUCTION
第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭公式パーティー『ル グラン バル』レポート
第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が7月12日よりスタート。7月18日には東京サロンにて公式パーティーの『ル グラン バル』が開催され、DJやエンターテイメントパフォーマンスに観客は大きな盛り上がりをみせた。「ミニシアターに行こう。」では公式パーティーの模様を画像満載でレポートします。今週末に上映されるおすすめ作品についてもうかがってきたので、気になる作品を見つけたらぜひ青山スパイラルホールに。
『マダム・イン・ニューヨーク』-インドの伝統菓子ラドゥに込められたインド女性のプライド
シャシはごく普通のインドの専業主婦。なに不自由ない暮らしの中で、彼女を傷つけるのは英語が苦手な彼女をからかう夫や娘の心無い言葉だった。そんな時、NYに住む姉から姪の結婚式準備の手伝いを頼まれ、単身NYに向かうことになる。世界の大都市NY。思い切って一人で入ったカフェでシャシは英語がしゃべれないみじめさをあらためてかみしめる。せわしない街角で目に留まったのは「4週間で英語が話せます」という英語学校の広告だった。様々な国から様々な境遇の人々が集っていた英語クラスは楽しく、シャシは英語に夢中になる。4週間の英語レッスンを締めくくる、最終試験の日、その日はくしくも姪の結婚式と同じ日だった。シャシは無事に英語レッスンを終了させることができるのだろうか?ラストシーンに込められた優しくも、凛としたインド主婦の生き方に心が動かされること間違いなしのボリウッドムービー。シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。© Eros International Ltd.
第 23 回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 - 多様なあり方を観る映画祭。共通なものを感じる映画祭
7月12日より東京国際レズビアン & ゲイ映画祭がスタート。セクシュアルマイノリティを題材にした13作品がユーロスペース、スパイラルホールにて上映される。映画祭がセレクトしたのは昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、「カイエ・デュ・シネマ」誌で年間 1 位に輝いた「湖の見知らぬ男」やサンダンス映画祭監督賞を獲得した「52 チューズデイ」など国際映画祭でも評価が高い、刺激的な作品がずらり。単に同性間の恋愛を描くにとどまらず、家族、社会、政治の中で生きる人間の多様な在り方を問う作品はセクシャルマイノリティだけではなく、映画を観る全ての人に問題を投げかけてくる。日本初上陸の作品が多く、いち早く話題作をチェックできるチャンスだ。会期中は監督のトークイベントも予定されている。ミニシアおすすめ作品とイベントをご紹介します。
【イケガールに会いたい! Vol.4】ふんわりスウィート♪ 池田ショコラちゃん魅力をめ・し・あ・が・れっ の巻。
Webコミック総ダウンロード数4000万を誇る大人気コミック、『ノ・ゾ・キ・ア・ナ』が待望の実写映画化! アパートの隣同士に住む若い男女が互いの生活を覗き合う――そんな、ちょっぴりアブノーマルでピュアな青春ラブスートーリーのヒロイン、生野えみるをキュートに演じたのが今回のイケガール、池田ショコラちゃんですっ!! グラビアやファッションモデルとしても活躍中のショコラちゃんに、映画初主演の感想などを伺いました。
『オープン・グレイヴ-感染-』-記憶を失った6人は終末世界で生き残れるか!?
目を覚ますと、夥しい数の死体の山の中にいた-という冒頭のショッキングなシーンからぐいぐい引き込まれる。記憶喪失、凶暴化した人間の襲撃、終末世界など、ミステリー、パニック、ホラー映画の醍醐味が詰まった102分。『第9地区』で注目され、『エリジウム』『オールド・ボーイ』『マレフィセント』と話題作への出演が続くシャールト・コプリー主演。6月14日(土)よりヒューマントラスト渋谷他全国順次ロードショー。
グランプリは多摩美術大学清水俊平監督に―第26回東京学生映画祭授賞式
中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第26回東京学生映画祭が5月23~25日 に開催された。今回はゲスト審査員に橋口亮輔監督、横浜 聡子監督、小林 啓一監督を迎え、170作品以上の作品のなかから厳正なる審査、観客投票を経て、各賞が決定しました。受賞者の喜びの声をレポートします。
『サッドティー』ー 今泉力哉監督&青柳文子さん 独特の温度と空気感が似ている二人にインタビュー
ダメ恋愛を通して浮かび上がる人間模様を、リアルかつ独特のぬるさで描き続ける今泉力哉監督。映画専門学校・ENBUゼミナールの劇場公開映画製作ワークショップ「CINEMA PROJECT」の第2弾として製作された最新作『サッドティー』では、総勢12名の男女が織りなすさまざまな恋愛から「ちゃんと好き」とはどういうことかを考察する――。今泉監督と主演の一人、青柳文子さんに話を伺いました。
【イケガールに会いたい! Vol.3】本格女優への道を歩き出した超絶美少女、早見あかりチャンを激写っ! の巻。
スクリーンを彩るイケてるフレッシュ女優 “イケガール”に迫るコラム、【イケガールに会いたい!】。今回のゲストは、5月10日より全国公開中の『百瀬、こっちを向いて。』で長編映画初主演を務める
早見あかりチャンです! ももいろクローバーを脱退後、モデルとしても活動しながら女優のキャリアを重ね、この秋にはNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』への出演も決まったあかりチャンに、映画撮影の裏話や今後の抱負などを語ってもらいました。オリジナル画像も必見ですぞっ!!
