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“日本のマイケル・ムーア” 誕生!? 『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』完成披露舞台挨拶にナイツ塙宣之・土屋伸之、高田文夫、松本明子が登場!
- 2024年02月09日更新
漫才協会の改革を目指し、ナイツ・塙宣之が初監督に挑んだドキュメンタリー映画『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』の完成披露プレミア上映会舞台挨拶が、2024年2月6日(火)に角川シネマ有楽町にて開催され、ナイツの塙宣之、土屋伸之と高田文夫が登壇した。さらに、サプライズゲストとして松本明子も登場! 3月1日(金)からの全国公開を前に、ユーモアたっぷりに本作の見どころと魅力を語り尽くした。
(撮影:ハルプードル 編集:富田旻)
「本当に素晴らしい作品ができたんじゃないかと思います」
東京が大雪に見舞われた翌日にもかかわらず、会場はほぼ満席。大きな拍手に迎えられて登場した塙監督は「お足元のクサいなか……いえ、悪いなかお越しいただきありがとうございます」とさっそくボケをまじえつつも「企画が生まれましてから約2年かけて完成させた映画でございます。本当に素晴らしい作品ができたんじゃないかと思います」と初監督作品への自信をのぞかせた。
「ドッキリじゃないかというぐらいに信じられない……感無量!」
続いて、漫才協会常務理事であり、本作のナレーションを担当する土屋が挨拶。「われわれの所属する漫才協会という組合が映画としてカタチになって、こんなにたくさんのマスコミの方が取材に来てくださって。ドッキリじゃないかというぐらいに信じられないですが……この日を迎えられて感無量でございます!」と感慨を表わすも、塙監督が「できれば(もう一人のナレーション担当である)小泉今日子さんの方に来てもらいたかった」とすかさず横槍を入れる。漫才さながらの二人のやりとりに会場もすっかり和やかムード。
「心の中で、日本のマイケル・ムーアと呼んでいた!」
漫才協会外部理事であり、本作の題字とお目付役を担当した高田は「よくできましたね」と二人を労いつつ、「彼らは常にドキュメントの目を持って生きていますから、すごいですよ。心の中で、日本のマイケル・ムーアと呼んでいました。本当に尊敬しています!」と大絶賛。
塙監督が「僕、マイケル・ムーアなんですか?!」と驚くと、高田は「だって、普通は出ちゃいけない人ばかり映ってますからね」とその理由を説明。それには塙監督も納得したようで「今回は特に漫才協会の中でもインパクトがある人ばかり集めていますんで!」と笑顔で自信満々にコメントした。
さらに、映画の冒頭とラストに登場する塙監督の演技についても高田は「流れるような “棒” 演技!」と称賛(?)。それを聞いた塙監督は、「ぜひそこも楽しみにしてください」と自虐まじりにPRした。
本作でしか見られない師匠も登場!? ほぼ全部が貴重映像!
完成した映画を観た感想を尋ねられた塙監督は「ドキュメントの部分もあるし、漫才協会の歴史の部分もあるし、最終的にはすごくバランスが良いものになったと思います」と客観的に分析。土屋が「舞台にすら出てこない師匠が出てくるんです。それがすごい。テレビでも舞台でも見られない、映画だけでしか見られない方なんです」と明かすと、塙監督は「協会に会費だけは払ってるけど、舞台には立ったことがない方なので。本当に生息しているかどうかも含めて、わたくしが会いに行きました」と興味深いエピソードを披露。高田も「彼が住むアパートに、うちのマイケル・ムーアが突撃していくんだよ。これは貴重。1時間40分、ほぼ全部が貴重な映像!」と力強くアピールした。
「なぜ舞台に立ち続けているのか、このテーマを見ていただきたい」
さらに本作の注目ポイントについて聞かれた塙監督は、「漫才協会のことがよく分からない人もいらっしゃると思うので、協会の歴史などを補足しつつ、普段見られない師匠たちの舞台裏の姿を描いて、協会のPR動画的なものにしたことが一つ。でも、一番描きたかったのは、漫才協会の舞台って、生活ができるほどお金がもらえるわけではないのに、それでもなぜ芸人たちが舞台に立ち続けているのかという部分。このテーマを見ていただきたいです!」と作品に込めた思いを熱く語り、高田も「なんで板の上にこだわるか、ということだよね」とうなずいた。
サプライズゲストの松本明子が登場!
3人のトークで会場が温まったところで、映画の完成を祝いに『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』でもおなじみの松本明子がサプライズゲストとして駆けつけた。「こんにちは、キョンキョンです! 」と、いきなりの松本のボケに客席もさらに盛り上がる。
映画の感想を聞かれた松本は、「毎日忙しい塙さんが、本当に漫才協会のために力を注いでるんだなというのを痛感しましたし、東洋館や、漫才協会の歴史や文化をこの映画で勉強することができました。なんといっても、諸先輩方が毎日パワフルに元気に、一生懸命舞台に立つ姿を見ていると、われわれも頑張らなきゃいけないなと、この映画を見て感じました。本当に素晴らしい映画をありがとうございました」と心温まる言葉で綴った。
さらに松本は、“とある先輩”から手紙を預かってきたという――。
師匠からの手紙に、塙監督も真剣な表情
「まさか生前の(内海)桂子師匠が、この日のために書き遺していてくださったんですか?!」とボケたおす塙監督。松本は司会者の坂本梨沙にその手紙を渡し、朗読してもらうことに。
✉️塙へ
今は元気な時と、元気がない時と、毎日身体が変わって、漫才をする約束ができなくて申し訳ねえ。漫才協会もずいぶん若返った。会長も塙に託した。みんな頑張れるだろう。塙も大丈夫だろう、『大阪』に負けてはいけない。みんなで一生懸命勉強してくれ。また舞台に立つまで、俺も頑張るよ。
ゲロゲーロ。
名誉会長:青空球児
――先代の漫才協会会長である青空球児からの手紙の言葉を噛みしめるように聞いていた塙監督は、「ずっと会長をやっていただいていたので。実は僕が会長に就任したのは映画の撮影期間中のこと。もともと僕が副会長だった時から映画はつくりはじめていたんですけど、会長になったことでなおさら責任感も出てきました。球児師匠にも喜んでいただけるよう頑張っていきたいなと思っております。ありがとうございます」と真剣な表情で決意を語った。
最後に塙監督は「漫才協会には芸人が約200人おりまして。師匠も若手もいっぱいいます。漫才協会は浅草にあるんですが、浅草以外の場所で劇場を、ということを考えてもいいわけです。ただそれでもやはり浅草に出続けるということ自体が、すごいパワースポットになっているわけです。そして実は東洋館の舞台も芸人にとってのパワースポットなんです。落ち込んだときや、つらいときでも、芸人がそこの舞台に立つことで元気になっていく。それがこの映画を撮る上で分かったことでもあります。お客さまにも元気になっていただきたいですし、ぜひ劇場に足を運んでいただいて、観ていただきたいなと思います。東洋館という場所に来ると必ず元気になりますので、これから友達を連れてきていただければ」と客席に語りかけ、終始大盛り上がりだった舞台挨拶を締めくくった。
『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』は2024年3月1日(金)より角川シネマほか全国公開。
★ミニシア恒例靴チェック!
高田文夫 | 土屋伸之 | 塙宣之監督 |
予告編・作品概要
▼『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』
監督:ナイツ・塙宣之
ナレーション:⼩泉今⽇⼦ / ナイツ・⼟屋伸之
題字・お⽬付役:⾼⽥⽂夫(漫才協会外部理事)
出演:⻘空球児・好児、おぼん・こぼん、ロケット団、宮⽥陽・昇、たにし、U字⼯事、ねづっち、⼤空遊平、はまこ・テラこ、錦鯉
ビートきよし(特別出演) 、爆笑問題(友情出演) 、サンドウィッチマン(友情出演)
エンディングテーマ:ザ・ハイロウズ「笑ってあげる」(作詞/作曲:真島昌利 Licensed by USM JAPAN,A UNIVERSAL MUSIC COMPANY)
挿⼊曲 作曲・ピアノ:紀平凱成
製作:KADOKAWA / ミックスゾーン / 中京テレビ放送 / ミラクルヴォイス
配給:KADOKAWA
協⼒︓ニッポン放送 / ⼀般社団法⼈漫才協会 / マセキ芸能社 / ⾼⽥⽂夫事務所 / 東洋興業 / 明治座 / 落語芸術協会
©「漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない⾯々〜」製作委員会
●『漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない⾯々〜』公式サイト
公式X:@MANKYO_THEMOVIE
※2024年3⽉1⽇(⾦)より⾓川シネマ有楽町ほか全国公開
- 2024年02月09日更新
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