時代劇娯楽の王様時代劇黄金週間-国宝級の永遠のアイドルをとことん楽しむ一週間

  • 2010年04月29日更新

jidaigekiゴールデンウィーク(=黄金週間)ってもともとは映画業界用語だって知っていましたか?1950年代、GWに公開された映画がお正月やお盆より超えて興業収入を伸ばしたことから宣伝に使われたのが始まりだそう。大型連休ナンバー1のエンターテイメントが映画だった時代、熱狂的に人気を集めたのが時代劇。神保町シアターでは黄金時代の時代劇を中心とした特集上映を開催中です。
劇場招待券(5/14まで有効)を5組10名様にプレゼント。

錦之介、千恵蔵、長谷川一夫、橋蔵、アラカン、勝新、若富、右太衛門。キラ星のごとく時代劇映画彩るスター達。
ただのチャンバラスターなんて思っちゃいけません。男気たっぷり、剣が立つ。が、それだけじゃない。殺陣の合間に見せる横顔の美しさ、この美しさ、国宝級。冴えわたる殺陣は肉食系、なのに、憂える瞳は草食系。肉食、草食を掛け合わせたハイブリッド。映画界のプリウスと呼ばせていただきましょう。草食系の次に来るのは、女性と地球に優しい時代劇アイドル新時代。このお休み中にお気に入りの時代劇スターを探してみてはどうでしょう?

今回も神保町シアター劇場招待券(5/14まで有効)を5組10名様にプレゼントいたします!!(ご応募は終了しました)

主水之介三番勝負

▼『主水之介三番勝負』
天地自然流の剣士夢殿主水之介の戦いを描く娯楽活劇。なんと言っても、大川橋蔵のスターっぷりを正しく堪能できる作品。殺陣の素晴らしさはもちろん、殺陣の合間の剣を構えた決めポーズのハマり方にとろけてしまう。横顔ももちろん素敵ですが、斜め45度上あたりから取られた時の目のキリリ具合は今の俳優にはちょっといない美しさ。その一方で敵役の近衛十四郎(松方弘樹の父)の殺陣も見もの。50歳とは思えない超人的なキレのある動きを見せています。監督は水戸黄門の監督山内鉄也。大川橋蔵の友達役で里見浩太郎が出演していますが、まさかその時は彼が黄門様になるとは思っていなかったでしょうね。

●『主水之介三番勝負』上映情報
5月8日(土)13:15
5月12日(水)16:30
5月13日(木)18:45
5月14日(金)12:00
上映時間/1時間28分
出演:大川橋蔵、天知茂、里見浩太郎、嵐寛寿郎、近衛十四郎、桜町弘子、入江若葉

海賊八幡船▼『海賊八幡船(かいぞくばはんせん)』
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の時代劇版?! 本作も橋蔵サマ主演で、壮大なスケールの海洋時代活劇。戦国時代、アジアへ八幡船を繰り出した海の民の活躍を描く。実物大の船で撮影された大迫力の対決、熱帯の島での恋など血沸き肉躍る作品。

●『海賊八幡船』上映情報
5月8日(土)11:00
5月10日(月)4:30
5月11日(火)2:15
5月14日(金)6:45
上映時間/1時間45分
出演:大川橋蔵、丘さとみ、入江千恵子、岡田英次、月形龍之介、大河内伝次郎

※画像クレジット/『主水之介三番勝負』『海賊八幡船』(C)東映

娯楽の王様 時代劇黄金週間
2010年4月24日(土)~5月14日(金)
会場:神保町シアター (公式サイト
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア・学生 ¥1,000

文:おすず、白玉
改行

  • 2010年04月29日更新

トラックバックURL:https://mini-theater.com/2010/04/29/4058/trackback/