『バチカンで逢いましょう』公開記念“TOKYOカイザーシュマーレン・フェスタ”発表会

  • 2014年04月06日更新

3月25日、赤坂のドイツ文化会館にあるレストランNEUES(ノイエス)で、『バチカンで逢いましょう』公開記念イベントが開催されました。本作の主演は、25年前『バグダッド・カフェ』のジャスミン役で、世界中の注目を集めたマリアンネ・ゼーゲブレヒト。初来日の彼女は、「東京は人々が親切で素晴らしい所。また来られるといいなと思っています」と挨拶し、喝采を浴びました。









マリアンネ版『ローマの休日』
ローマを旅する可愛くてバイタリティのあるドイツ人のオマ(おばあちゃん)を演じた彼女は映画と同じ衣装を着用し、作品で重要な役割を果たすスイーツ、カイザーシュマーレンを手に登場。
映画と同様、温かくチャーミングな笑顔が印象的なマリアンネは、「ローマの町をロレンツォとベスパで回るシーンは、『ローマの休日』へのオマージュです。1950年代はオードリーがローマでベスパに乗ったけど、2014年はマリアンネなの」と茶目っ気たっぷり。また、共演のジャン・カルロ・ジャンニーニ(『イノセント』などに出演したイタリアの名優)については、「コメディアンとしても役者としても素晴らしく、共演の機会を与えていただき、とてもうれしかったです」とべた褒めでした。




皇帝が愛した究極のスイーツ
カイザーシュマーレンは、卵や小麦粉、牛乳などで作られたドイツ人が大好きなパンケーキ。お好みでレーズンやアーモンドを入れることも。生クリームやフルーツソースをつけて食べると絶妙な味わいになり、優しい甘さが口いっぱいに広がります。










今回このスイーツを手掛けたのは、ノイエスの野澤孝彦シェフ。「“皇帝フランツ・ヨーゼフが愛したデザート”と呼ばれる由来を話してくれました。「諸説ありますが、宮廷料理人がデザート作りに失敗し、フライパンに残った生地をフォークでこそげ落としたものを皇帝が気に入ったのですが、皇后エリザベート(シシー)が、“そんなつまらないもの(=シュマーレン)を食べて!”とあきれたという説もあります」



この映画の公開を記念して、4月14日(月)から5月25日(日)までの6週間、カイザーシュマーレン・フェスタを開催。以下の9店舗でこのスイーツをいただくことができるそうです。マリアンネの魅力溢れる映画と絶品スイーツのコラボ、おすすめです!
映画は4月26日(土)より新宿武蔵野館にて、GWロードショー!ほか、全国順次公開。










ノイエス(赤坂)03-3560-9860/ツム・アインホルン(神谷町)03-5563-9240/カフェ ラントマン青山店(青山)03-3498-2061/ヨーロピアンダイニング ビッテ(永田町)03-3597-4258/インゴビンゴ(経堂)03-5450-1535/レッカーマウル(六本木)03-6447-1333/クラゲストア(自由が丘)03-6421-3434/西欧菓子 伊藤屋 国立(国立)042-577-0121/フレイ延齢堂(湘南台)0466-45-5991

▼≪バチカンで逢いましょう≫ストーリー
夫を亡くしたドイツ人女性マルガレーテは、娘たちとの同居も老人ホームへ行くのも拒否し、ローマ法王に会うために、一人ローマを訪れ孫娘のアパートに転がり込む。どうしても法王に懺悔しなくてはならないことがあったのだ。彼女はそこで、イタリア人老詐欺師に出会う。また、持ち前のバイタリティで、廃業寸前のローマのドイツ料理店のシェフとなり、店を復活させる。やがて、その評判は法王庁にまで届き、法王のために祖国のデザート“カイザーシュマーレン”作ることに……。

文:吉永くま スチール撮影:小澤(イベントレポート)

  • 2014年04月06日更新

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