「優れたドキュメンタリーを見る!vol.1」
- 2009年12月26日更新
1ヵ月の労働時間が552時間という仕事の存在、信じられますか?21世紀のリアル蟹工船『フツーの仕事がしたい』、精神病院の中の平和なアトリエに集う人々の創作活動と日常を淡々と追った『破片のきらめき』。ふたつのドキュメンタリーが、12/27(日)アップリンクにて上映される。上映後、土屋トカチ監督と高橋愼二監督のトークイベントを予定。
『フツーの仕事がしたい』
主人公のトラック運転手の呟く「フツー」って何だろう?「当たり前」の仕事・生活は、どういうものか?監督が組合活動の一環として撮影した作品が長編化され、全国で熱いブームを呼んでいる。
第6回ドバイ国際映画祭アジア・アフリカ部門最優秀ドキュメンタリー賞、第17回レインダンス映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞。
▼作品情報
日本/2008/70分
撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ
『破片のきらめき―心の杖として鏡として』
心に傷をかかえた人たちのアトリエでの穏やかで平和な創作風景、仲間の入院を気遣う姿、日常生活をさりげなく映し出す。アートに注ぐ情熱は、困難な日常を生きることのなかから生まれるものであり、それぞれのアートが、彼らにとってなくてはならないものであることが伝わってくる。監督と彼らの10年にわたる交流を記録。
第14回ヴズール国際アジア映画祭観客賞受賞。
▼作品情報
日本/2008/80分
撮影・監督・編集:高橋愼二
改行
- 2009年12月26日更新
トラックバックURL:https://mini-theater.com/2009/12/26/1226/trackback/