村上春樹のユーモアを堪能する短編映画-『パン屋再襲撃』
- 2010年10月28日更新
日本だけでなく、海外での評価が高い作家、村上春樹。長編小説もいいけれど、不条理でユーモラスな短編作品の村上ワールドも楽しみたい。11月1日よりブリリア ショートショートシアターでは村上春樹原作『パン屋再襲撃』を世界初公開※。『ルドandクルシ』のカルロス・キュアロン監督が描く真夜中の不条理ドラマに注目だ。※劇場初公開
劇場招待券(12月末まで有効/ 長編料金で上映する作品への使用は不可)を3組6名様にプレゼント。(応募締切11月3日)
村上春樹×カルロス・キュアロン監督×キルスティン・ダンスト(『スパイダーマン』
『ノルウェイの森』『神の子どもたちはみな踊る』など海外の監督がこぞって映像化に取り組んでいる村上春樹作品。平易な文章でありながら、ストーリーは難解な作品を映像作家がどのように読み解くのかが村上作品映像化の醍醐味である。『パン屋再襲撃』は真夜中に、腹が減って減って眠れない若い夫婦のエピソード。飢えているのはお腹か心か?どこまでもユーモラスな設定を『ルド and クルシ』で絶妙なコメディを見せたカルロス・キュアロン監督がどう描くのかが見どころ。同時上映は『ノーウェアボーイ・ひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー監督制作『ラブ・ユー・モア』など海外からの選りすぐり3本。
「ミニシアターに行こう。」ではカルロス・キュアロン監督のインタビューを予定しています。
『パン屋再襲撃』
2010/ メキシコ/アメリカ / 10:00
ナットとダンの幸せな新婚生活は「お腹の音」で狂い始めた!お腹が空き過ぎて眠ることができない、そんなサイアクな状況を打破するために二人は・・・。主演は『スパイダーマン』キルスティン・ダンストと『ハートロッカー』のブライアン・ジェラティという豪華な顔ぶれ。
『ラブ・ユー・モア』
2008/ イギリス/15:00
1978年夏のロンドン。ピーターはクラスメートのジョージアに首ったけ。しかしジョージアはピーターの存在など眼中にもない。そんな二人が最後の一枚を求めて、レコード屋で出くわした。ジョージアは一緒に家で聞こうと誘い…。
ジョン・レノンの青春時代を描いた映画『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッドの監督作品。劇中のレコードに使用されるBUZZCOKSのボーカリスト、ピート・シェリーもレコード店の客としてカメオ出演している。※ ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2009グランプリ受賞
Shortshorts 16
11月1日(月)~11月29日(月)
会場:ブリリア ショートショートシアター
入場料金大人・学生¥1000/小人(3歳〜中学生)¥800
シニア(60歳以上)¥800/ハンディキャップ(付き添いの方1名まで同額) ¥800
詳細は公式ページでご確認ください:Brillia SHORTSHORTS THEATER公式サイト
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文:白玉
- 2010年10月28日更新
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