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「がん」と闘う人たちと周囲の人たちの想いや人生を描く―松本動監督『小春日和~Indian Summer~』クランクイン直前のスタッフ&キャストよりコメント到着!
- 2025年03月15日更新

「折角がんになったのだからこの経験を誰かのために、作品として残したい」
2025年4月4日(金)より草笛光子主演『アンジーのBARで逢いましょう』が公開を控える松本動(まつもと・ゆるぐ)監督の新たな劇場用長編映画『小春日和~Indian Summer~』の情報が届いた。
「がん」と闘う人たちと、周囲の人たちの想いや人生を描く本作で企画・プロデュースを務めるのは、俳優であり精神科医の楠部知子。楠部は現在、血液のがんである「多発性骨髄腫」の治療を受けている。そうした自身の経験の中で人生を見つめ直し、自分に何ができるかを考えた末に、「折角がんになったのだからこの経験を誰かのために、作品として残したい」と立ち上がったのだという。
主人公の小春を演じるのは、松本動監督作品へは四度目の出演となる水村美咲。2022年には松本監督とタッグを組んだ『在りのままで咲け』『在りのままで進め』で原案・企画・プロデュース・主演を務め、自ら配給も行った。そんな水村が今作では楠部の熱い想いを受け、共同プロデュースも兼任する。
由美かおる、佐野史郎……作品の趣旨に共感して集結した、インディーズ映画では異例の豪華キャスト!
本作のさらなる注目ポイントとして、インディーズ映画では異例ともいえる豪華キャストがあげられる。小春に人生の指針と大きな影響を与えた祖母の阪口鈴子を演じるのは、劇場公開予定の2026年に芸能生活60周年という節目を迎える、由美かおる。本作が初のインディーズ作品出演となるだけでなく、なんと主題歌も担当するという。
医師の上田博を演じるのは、佐野史郎。「同じ多発性骨髄腫を経験された佐野史郎さんに演じていただきたい」という楠部のたっての願いを受けての出演が決定した。
さらに、モデルオーディションでグランプリを獲得した千原ゆらもメインキャストとして出演。楠部が多発性骨髄腫と診断されたのを機に、がん治療中の俳優3人で結成した“キャンサーズ” のメンバー(楠部知子、森野くるみ、桐生紗衣)も登場する。
すべての人が、笑顔や希望を持って新たな一歩を踏み出せるような、物語
家族に悩みを打ち明けられずに孤立してしまう主人公・小春(水村美咲)。家を飛び出し一旦は現実から逃避するも、鈴子ばあちゃん(由美かおる)やさまざまな人との出会いを通じ、前を向いて進んでいく決心をする。 とりわけ、小春が看護助手として勤めることになった病院では内科部長・上田博(佐野史郎)や、『キャンサーズ』と名乗る明るく愉快な女性3人組(実生活でもがん治療中の3人)、自身の置かれた状況を受け入れ、夫・貴史と残りの人生を自宅で過ごすため退院することになった由紀など、それぞれの在り方で『がん』と闘う人たちと、患者を取り巻く人たちの想いや人生にふれ、これからの人生をどう生きるべきか模索する。 小春の過去に、いったい何があったのか……。 そして、彼女が決意した生きる道とは……。
◆クランクイン直前! スタッフ&キャストよりコメント到着!
◼️監督・脚本/松本 動
企画・プロデュースを務める楠部さんから監督オファーを頂いてから約一年三ヵ月が経ちますが、企画を立ち上げた当初は本格的に映画制作をしたことのない人が大半を占める数名のよちよち歩きチームでしたが、活動を進めて行く内に数えきれないほど多くの方のお力添えを受け、さらに強力なスタッフも加わり、少しずつチームは成長し、今や自主映画としては考えられないほどの豪華なキャスティングを実現するにまで至りました。そんな最高のスタッフ・俳優の皆さんと大阪を舞台に映画を創れることが楽しみで仕方ありません。ぜひ完成を楽しみにしておいてください。
《プロフィール》90年代初頭から自主映画制作を開始。その後、石井隆、大林宣彦、山崎貴、佐藤信介等の監督作品に助監督として従事。現在は監督として活動し「星に語りて~Starry Sky~」にて『第37回日本映画復興賞』復興奨励賞を受賞。今作で主人公・小春を演じる水村美咲が主演・プロデュースを務めた「在りのままで咲け」「在りのままで進め」は国内外の映画祭でグランプリを含む多くの賞を受賞。最新作「アンジーのBARで逢いましょう」では日本映画史上最高齢の主演女優として草笛光子を迎え、2025年4月に全国公開される。
◼️企画・プロデュース・長谷川蘭(キャンサーズ)役/楠部知子
幼稚園のお遊戯会の頃から演じる事は大好きでした。大人になるにつれ、与えられた役以外に自分が発信出来るものにも興味を持つ様になりました。児童精神科医として何が発信出来るか?と映画『ひとくず』に関わり、がん患者として何が発信出来るか?と映画『小春日和~Indian Summer~』の製作に至りました。 退院後の状態が全く読めない時期に水村美咲さんに相談し、主演と共同プロデュースという大役を引き受けて頂き、映画祭でお声掛け下さった松本動監督にメガホンを執って頂く事が叶いました。 映画製作のいろはも分からない中、次々と沢山方のご協力を頂いて現在に至っております。 キャンサーズのYouTubeを発信する中で沢山のご意見やコメントを頂きました。“がんになった今出来る事”を、病気の方にもそうでない方にも「さあ1歩!」と思って頂ける様な映画になります様に…と心を込めて挑みます。
《プロフィール》名古屋市出身。ロクメイカン代表。グレース所属。 長らく児童精神科医として外来診療に携わる傍ら、児童相談所・児童自立支援施設・教育センター等にも嘱託医として様々な相談に対応。その経験を生かし映画「ひとくず」「うさぎのおやこ」「霞晴れる」「憧れdoll」、TV「家庭教師トラコ」などに医療監修としても関わる。 自らも舞台やテレビ、映画(『茶飲友達』『にしきたショパン』『ひとくず』など)に出演するほか、2021年に還暦ミュージカル「Sing For Tomorrow 」、2023年にはシニア向け二人芝居シリーズ「Choose My Journey 」をプロデュースする。 38歳で大腸癌に罹患。令和5年多発性骨髄腫が見つかり、骨髄移植後抗がん剤治療を継続中。 がん治療中の女優仲間と”キャンサーズ”を結成 。がんになった今出来る事をとYouTubeでの活動をスタートし、治療経過やお役立ち情報を明るく発信中!
◼️主演・阪口小春役、共同プロデュース/水村美咲
2023年12月、本作の企画・プロデューサーである楠部知子さんにカフェで「多発性骨髄腫」という病気と闘っているというお話を聞きました。
楠部さんとは10年来の仲ですが、“元気じゃない楠部さん”なんて見たことが無かったので、信じられませんでした。
でも、その日以降も“元気じゃない”姿を一度も見ていません。見せていないだけかもしれませんが、楠部さんはいつでも元気でパワフルで、明るくて前向きなんです。
そんな楠部さんの熱い想い、生き様が乗った作品ですから、きっと多くの方に勇気や希望という言葉では収まり切らないものや、生きる力を与えられる作品になると信じています。
「小春」を精一杯演じさせて頂きます!
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
《プロフィール》15歳で大阪の養成所に入所したことをキッカケに芝居の世界へ。 2019年に東京へ上京。2022年、松本動監督にオファーを引き受けて頂き製作した映画『在りのままで咲け』『在りのままで進め』で原案・企画・プロデュース・主演を務め、自ら配給も行う。
その他、行定勲監督「どこから来て、どこへ帰るの」ではメインキャスト小夜役に抜擢され、橋口亮輔監督「ずっくん」では当て書きされたリカ役を演じた。
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◼️主人公の祖母・阪口鈴子役/由美かおる
映画出演は、なんと49年ぶりになります。 人としての愛情や生き方、思いやりのある行動、そして根底に響く暖かい気持ちなどなど… それらを自然体で演じることができれば良いな、と思っています。 現在は、役柄としていただいた鈴子おばさまのイメージを考え膨らませながら心の準備をしているところです。撮影が始まるのを心待ちにしています!
◼️医師・上田博役/佐野史郎
企画・プロデュースの楠部知子さんは、ご自身が癌のサバイバーでいらっしゃり、物語の中の癌患者の女性陣もまた、癌を経験した女優さんたち“キャンサーズ”であることから、実際に癌を経験したことのあるキャストに…ということでお声がけいただきました。楠部さんも私と同じ多発性骨髄腫の闘病をなされた方と伺い、ならば是非とも出演させていただきたいと作品に臨んでおります。私は医者役。実際の主治医のことも参考にしながら、この作品が癌という病への向き合い方を考えるきっかけになればと。そしてそれは、物語中の家族問題を含め日常の様々な困難とも、また変わらずに向き合う姿勢のことを探っているのだとも。
◼️主人公の妹役・阪口ひより役/千原ゆら
阪口ひより役を演じる千原ゆらです。 選んでもらえてとっても嬉しいです。 ひよりの元気なところや明るいところを一生懸命、演じます! いろいろな表情に注目して見ていただけたら嬉しいです! ぜひ観てください。
《プロフィール》2014 年7月11日生まれ。10歳。大阪府出身。2024 年に女子小学生向け雑誌「キラピチ」(学研)の第11回キラピチモデルオーディシ ョンにてグランプリを受賞。同年6月号より専属モデルとしてモデルデビュー。現在、第10期公式ピンクハントガールとしてイメージモデルも務め、俳優としても活動中。
◼️小川好恵(キャンサーズ)役/森野くるみ
いのちって、何かにならなくても、何かを成し遂げられなくても、キラキラ輝く。病気を経て、それは「自分」でいる時だと感じた。自分の心が動いたとき生きている実感がしたから。これは色々ないのちが輝いている映画で私はそこにいられることがとても幸せです。
《プロフィール》35歳で乳がんになり、その後⼿術や化学療法などを繰り返すなか、映画「がんとも」を制作。グリーフケア、演劇療育、 クリニクラウン、絵本作りなどにも関わる。
◼️川上美紀(キャンサーズ)/役桐生紗衣
私は、癌患者でありながら、明るく前向きに生きるキャンサーズメンバーの一人を演じます。正に等身大の役。 皆様に元気をお届けできるように、心を込めて臨みます。 冬間近な小春日和に、心がホッコリする、そんな映画です。
《プロフィール》56歳で子宮頸癌を発症し、治療を開始するも、直後に再発・転移が見つかり化学療法を継続中。フリーの役者として活動する傍ら、元CAの経験を生かしてマナー講師としても活躍。
※2023年春より、がん治療中の俳優三名で結成し、SNSを介して入院時の様子や治療経過、がんと共存する日々を明るく発信中!
●キャンサーズ Youtubeチャンネルはこちら!
クラウドファンディング支援募集中!
限定でユニークなリターンも!?
本作は現在、製作資金のご支援を募るクラウドファンディングを開催中。
リターンには本作完成時に使える「映画鑑賞チケット」や「クレジットにお名前掲載」、支援者だけが読める「製作日誌」、「オリジナルグッズ」「メイキングDVD」などのほか、10枠限定の「ロケ弁を支援できるコース(出演者から御礼動画が返ってくる!)」や3枠限定の「撮影現場でカチンコ体験ができるコース(現場体験風景を撮影したスチール写真プレゼント!&クレジット掲載)など、ユニークな体験型コースもある。そして、 目玉として5枠限定の「由美かおるさん×小春日和 コラボコース」「アソシエイトプロデューサーコース」や、1枠限定の「エグゼクティブプロデューサーコース」など、さまざまなリターンが用意されている。気になった方は、 ぜひとも下記よりチェックを!
●クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/832421/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
- 2025年03月15日更新
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