『カメ止め』俳優の長屋和彰と大沢真一郎が監督&プロデューサーで初タッグ!『繕い合う・こと』来春劇場公開で ポスター、予告編解禁、コメント解禁!
- 2024年11月15日更新
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の国内コンペティション長編部門に正式出品された『繕い合う・こと』が2025年1月11日(土)より新宿K’s シネマにて公開される。主演は2017年に製作され世界的に話題を呼んだ上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』(以下、『カメ止め』と表記)に出演した長屋和彰。長屋は本作で初監督・初脚本に挑み、『カメ止め』で共演した大沢真一郎がプロデューサーを務める。
映画公開の決定にともない、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。さらに、中野量太監督や上田慎一郎監督ほかそうそうたる映画人からの応援コメントと、長屋監督と大沢プロデューサーよりメッセージが到着した。
亡き人への想いを込め、“金継ぎ”をモチーフに兄弟の関係修復と周りとの繋がりを描く
「今の自分は、亡くなった友人に胸を張れる生き方ができているのか?」
交通事故で他界した学生時代の友人に対する、そんな長屋監督の自問自答を発端に、自らの答えを導き出したいという思いから撮り上げたという本作。
歪(いびつ)になってしまった兄弟の関係を修復していく様とその周りとの繋がりを、近年世界的にも注目される日本の伝統工芸、 “金継ぎ”をモチーフに描く人間ドラマであり、「亡き人に胸を張って生きていく道を歩み始める」という監督自身の想いが込められた作品だ。
主人公の【護】を演じるのも長屋監督だ。『カメ止め』のイケメン俳優役で一躍注目を浴びたが、当時は作品の驚異的なヒットとは裏腹に、思うように俳優として活躍の場を得られないジレンマに悩んでいたという。
「誰にも選ばれないなら自分で作ろう」と奮起し、2019年に脚本を書き上げ、翌20年にコロナウイルスの猛威が拡大する中、生活が苦しくなった役者仲間を救う一助になればという思いもあって、厳戒態勢で撮影を敢行した。
そんな長屋とプロデューサーとして初タッグを組んだのが、『カメ止め』ではあやしげなラインプロデューサーを演じた俳優の大沢真一郎だ。二人の想いは長編映画として結実し、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内コンペティション長編部門に正式出品された。そして来春、いよいよ劇場公開を迎える。
個性と実力を兼ね備えたキャストが集結
護の弟である【幹】を演じるのは、第75回カンヌ映画祭ACID部門正式出品作の映画『やまぶき』で主人公の彼氏・祐介を演じ、多くのインディーズ映画に出演し続けている黒住尚生。さらに、テアトル新宿で異例のロングランヒットとなった『グッドバイ、バッドマガジンズ』に出演した菊池豪や、自主制作作品として初の毎日映画コンクールアニメーション映画賞に輝いた『こんぷれっくす×コンプレックス』を監督したふくだみゆき、『恋人たち』で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した篠原篤など、個性と実力を兼ね備えたキャストたちが脇を固める。
応援コメント
説明しすぎないけどヒントはいっぱあって、いろんな想像ができる作品。金継ぎも新鮮で、根底には壊れたものを直すというモチーフがあって、その上に兄弟関係があって、とても豊かな映画だと思います。
中野量太/映画監督
(『浅田家!』『湯を沸かすほどの熱い』愛 ほか)
創り手の「これがやりたい」が伝わってくる、かっこいい映画だった。
芝居も画も演出も引き算の美学。観客の想像力を信じ、熱い想いを胸に秘めた、上品で熱い映画。
上田慎一郎/映画監督
(『アングリースクワッド』『カメラを止めるな!』ほか)
贅沢に時間を使った、ゆったりとした湯気みたいな映画だった。
沖田修一/映画監督
(『おーい!どんちゃん』『さかなの』こ ほか)
冒頭から、静止画のように、観客は画面と向き合うことになる。
テレビドラマのように雄弁に語ってくれない分、観ている方は映画との一体感を求められる。俳優をここまでじっくりと撮れるのは双方の信頼の証だろう。監督、スタッフの映画魂を大いに感じた。
河井真也/映画プロデューサー
(『ヤンヤン夏の思い出』『Love Letter 』ほか)
監督&プロデューサー
メッセージ
◆長屋和彰/監督・脚本・主演
初めまして。映画『繕い合う・こと』を監督しました長屋和彰です。
企画構想から6年、コロナ禍で撮影ができないのではと危ぶまれた時期もありましたが、やっとの思いで劇場公開の切符を手に入れました。この映画をよりたくさんの方に届けられると思うと嬉しくてなりません。
私は全ての映画が誰かの一番になれると信じています。この映画がご覧になった誰かの一番になれていれば良いなと今からワクワクしています。
全てが初挑戦の今作、存分に想いを込めた今作、ぜひ劇場でご覧ください。
この作品がより飛躍するために皆様のお力をお貸し頂けたら幸いです。
◆大沢真一郎/プロデューサー・助監督・スチール
長屋監督とは数年前の映画『カメラを止めるな!』の撮影時に出会いました。
お互い役者としての出会いから数年、このような立場で一緒に映画を作ることになるとは……
二人手探りのまま始まった企画に、多くの方のお力添えをいただき、こうやって劇場公開まで辿り着くことができ、感謝しかない現況です。
長屋監督が長年温めていたという、金継ぎ職人という日本の伝統工芸、そして、美しい日本の原風景での兄弟の絆を組み合わせたまさしく“繕い合う”物語。
想いの詰まった監督デビュー作が完成しました。
ぜひ、劇場でご高覧ください。
作 品 概 要
不器用な兄弟とその周りの人々が織りなす物語
<STORY>亡き父の跡を継ぎ[金継ぎ師]の道を選んだが、“ある”わだかまりを抱える兄【護】。これといった目標もなく、父を継いだ兄に対して焦りや羨望から苛立ちを覚えている弟【幹】。ある年の暮れ、例年通り大掃除をする為に護の住む実家へと帰省する幹。幹は掃除の途中で父の遺品が無くなっていることに気が付く。その夜、護を問い質す幹、ぶつかり合う二人……。
▼『繕い合う・こと』
出演:長屋和彰、黒住尚生、菊池豪、山本由貴、ふくだみゆき、大沢真一郎、篠原篤、田村彰規、岡田雄樹(声)、藤井桂(声)、ジョルジョデコヤツ(声)
企画・監督・脚本・編集:長屋和彰
プロデューサー・助監督・スチール:大沢真一郎
撮影・照明・編集協力:磯辺康広
録音:細川武士 制作:竹本 美香
制作応援:白岡優/山口友和
メインビジュアル&タイトルデザイン:吉田 電話
整音:ミームオンラインMAスタジオ DCP:片山享
主題歌:『UPA』 ジョルジョデコヤツ
ロケーション協力:上田徳明、糸井潤、6次元 ナカムラクニオ、中之条町、沼袋チロルさん 櫻井恭子、 SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ、丸伊製材所 割田更正 割田幸子、大沢青果店
キャスティング協力:株式会社チーズfilm 、株式会社PANPOCOPINA 、株式会社TOMcompany、株式会社アトミックモンキー、Bar ONE CUT
スペシャルサンクス:上田慎一郎、涙さやか 他
サポーター:Motion Gallary
脚本指導:村口知巳、大石結介
●公式X
※2025年1月11日(土)より新宿K’s シネマにて公開
(文・編集:富田旻)
- 2024年11月15日更新
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