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「ちば映画祭定期上映会vol.2」7.17(月祝)開催! 夏都愛未監督『浜辺のゲーム』、中川奈月監督『夜のそと』の2作品を千葉県初上映
- 2023年05月19日更新
2008年の第1回開催から、若手映画監督のインディーズ作品を中心に多数の映画を上映してきた「ちば映画祭」。全10回+αの開催のなかで、現在では国内・国外のさまざまな場で活躍している監督たちを、いち早く紹介してきた。2021年に惜しまれつつ活動休止したものの、2023年1月に定期上映会というかたちで活動を再開。そんな同映画祭主催の第2回上映会が、2023年7月17日(月祝)に実施される。
今回は、夏都愛未監督『浜辺のゲーム』と、中川奈月監督『夜のそと』の2作品を千葉県初上映。今後ますますの活躍が期待される若手監督2人によるインディーズ映画の秀作だ。上映後には作品関係者を招いたトークも予定している。
【1】『浜辺のゲーム』(上映11時〜)
3人の女子大学生を主人公にしたバカンス・ガールズ・コメディ
2023年秋に長編第2作『緑のざわめき』の劇場公開が控える、夏都愛未監督の長編第1作。主演の堀春菜は、第7回と第10回のちば映画祭に来場し、映画祭に華を添えた。
【STORY】春のある日。さやかは、大学の友人である唯と海へ遊びにきた。到着すると唯の親友・桃子が待っており、海辺にある別荘のような宿に泊まることに。2人のペースについていけないさやかは唯への軽蔑と怒りを募らせ、旅行は険悪な雰囲気になっていく。その頃、同じ宿に、元バンド仲間の秋宏と英里が、ライブをするために久しぶりに呼び寄せられたが、元恋人同士の再会はぎこちない。一方韓国人留学生のソンデは、留学の下調べに来た後輩のヨナを言葉巧みに宿へ連れ込もうとしていた……。
▼『浜辺のゲーム』千葉県初上映
(2019 年/日本・タイ・韓国・マレーシア/77分)
監督・脚本:夏都愛未 プロデューサー:福島珠理
出演:堀春菜、カトウシンスケ、福島珠理、大塚菜々穂、神原健太朗、飯島珠奈、ドン・サロン
製作:『浜辺のゲーム』製作委員会 企画・配給:和エンタテインメント Ⓒ“Jeux de plage” Film Partners
【映画祭上映・受賞歴】第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門上映、アートフィルムフェスト・スロバキア正式招待作品、ニューヨーク・ジャパンカッツ正式招待作品、カンボジア国際映画祭正式招待作品、バルセロナアジア映画祭正式招待作品
神奈川県出身。幼少期より音楽、作曲を学び、2014年に『3泊4日、5時の鐘』(15/三澤拓哉監督)で女優デビュー。『雪女』(16/杉野希妃監督)では女優兼スクリプターとして、『再恋~サイレン~』(17/中田圭監督)では脚本で参加。山戸結希監督プロデュースのオムニバス映画『21世紀の女の子』に監督として参加。長編初監督作品『浜辺のゲーム』が第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門、ニューヨーク・ジャパンカッツ、アートフィルムフェスト(スロバキア)などに選出された。最新作の長編第2作『緑のざわめき』が第18回大阪アジアン映画祭で上映され、今秋、全国公開予定。
【2】『夜のそと』(上映14時〜)
閉鎖的な地方の小さな街を舞台にしたファム・ファタルなメロドラマ
初長編映画『彼女はひとり』が第10回ちば映画祭で上映された後、2021年に劇場公開され大きな話題を呼んだ中川奈月監督の作品。
【STORY】地方の小さな町にそと子という女が住んでいる。ある夜、ある事を強要し、束縛する夫・敦也から逃れようと森を彷徨っていると、幹郎に出会う。彼は都会からやってきたよそ者だった。彼はそと子を気にかけはじめ、「自分ならなんとか出来る」と言うが、そと子は意に介さず、男を遠ざける。しかし、男の雰囲気に何かただならぬものを感じていた。そしてある日、町で殺人事件が起こる……。
▼『夜のそと』千葉県初上映
(2019 年/日本/90分)
監督・脚本:中川奈月
出演:田中佐季、山岸健太、礒部泰宏、福永朱梨、河野宏明、小西悠加、小綿照雄、木村知貴
製作:東京藝術大学大学院映像研究科 ©️東京藝術大学大学院映像研究科
【映画祭上映・受賞歴】第21回TAMA NEW WAVE ある視点部門 上映、ニューヨーク・ジャパンカッツ正式招待作品
1990年生まれ、神奈川県出身。立教大学文学部を卒業後、ニューシネマワークショップで映画制作を始める。その後、立教大学大学院現代心理学研究科へ入学、篠崎誠監督に師事し、修了作品の『彼女はひとり』を製作。この作品は2018年にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティアワードを受賞、2019年に田辺・弁慶映画祭にて、主演の福永朱梨が俳優賞を受賞し、テアトル新宿での上映を経て、2021年に全国上映された。東京藝術大学大学院映像研究科へ入学し、黒沢清監督、諏訪敦彦監督に師事、実習作品『投影』がイランのファジル映画祭で上映、修了作品『夜のそと』はニューヨーク・ジャパンカッツにて上映された。
上映会開催概要
名称:ちば映画祭定期上映会vol.2
上映作品:【1】『浜辺のゲーム』【2】『夜のそと』
日時:2023年7月17日(月祝)【1】11時~ 【2】14時~
会場:千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)千葉市中央区弁天3-7-7
料金:各前売1,000円、各当日1,300円(前売5月19日より発売)
定員:各60名
主催:ちば映画祭実行委員会
問い合せ先:chibaeigasai@gmail.com(お客様用)
共催:千葉市生涯学習センター 後援:千葉市
協力:株式会社両見英世デザイン事務所
- 2023年05月19日更新
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