「WiFiを捨てよ 渋谷へ出よう」— 2月18日(木)渋谷ユーロライブで松本動監督の7作品を一挙上映するスペシャルイベント開催!
- 2021年02月05日更新
※画像はクリックで拡大表示 |
世界の映画祭で絶賛!
快進撃続く松本動監督の7作品を一挙上映!
全世界累計139の映画祭でグランプリ11冠を含む50冠を獲得するなど、快進撃を続ける松本動(まつもと・ゆるぐ)監督。そんな松本監督の作品群を一挙に上映するファン待望のイベント「WiFiを捨てよ 渋谷へ出よう」が、2021年2月18日(木)に渋谷の【ユーロライブ】にて開催される。
コロナ禍で停滞していた映画制作の現状をいち早く打破すべく、感染防止に厳重な注意を払って撮影して話題を呼んだ最新作『2020年 東京。12人の役者たち』『パレット』や、第37回日本映画復興賞「日本映画復興奨励賞」に輝いた『星に語りて~Starry Sky~』を含む長編作品2本&短編作品5本の計7作品を上映するほか、秘蔵映像満載の特別プログラムやポストカードのプレゼントなど、盛りだくさんの上映イベントだ。
魅惑の7作品+幻の過去作ダイジェスト+蔵出し秘蔵映像で
松本動作品の世界観に触れる!
作品は3つのプログラムに分けて上映される。《Aプログラム》では長編作『星に語りて~Starry Sky~』を、《Bプログラム》は ショートフィルムセレクションとして『ミックス』『ガチャガチャ/GACHA GACHA』『公衆電話』『カセットテープ』『パレット』の短編5本を、《Cプログラム》は最新長編作『2020年 東京。12人の役者たち』を上映する。
珠玉の作品群に加え、『星に語りて~Starry Sky~』の蔵出しメイキング映像上映や、幻の8mm初期作品『紅涙」(1993)、『朧灯』(1995)のダイジェスト版の デジタル上映、特製ポストカードのプレゼントなど、特典満載の内容となっている。松本監督のファンにとってはまさに夢のような特集上映であり、これから松本監督の作品を知る人にとっては、その世界観と魅力を存分に堪能できる特別な1日となるだろう。
入場料は0円〜投げ銭制! 早めの予約がオススメ!
なお、当日の入場料は0円で、投げ銭制での上映となるが、予約優先のためあらかじめ予約しておくことをオススメしたい。
⇒【Peatix 予約&情報ページ】【予約フォーム】
上映作品&プログラム
各プログラムごとに、監督・出演者等による舞台挨拶あり!
《プログラムA》13:00開場/13:30開演
『星に語りて~Starry Sky~』+蔵出メイキング映像
東日本大震災で被災した障害者たちの真実を描き、公開当時アップリンク吉祥寺で異例の延長上映となった名作!
(2019年/日本/115分/DCP/5.1ch)
監督:松本動 脚本:山本おさむ
製作統括:西村直 企画:藤井克徳
音楽:小林洋平 制作プロダクション:ターゲット
出演:要田禎子、螢雪次朗、今谷フトシ、植木紀世彦、枝光利雄、菅井玲、入江崇史、宮川浩明、生島ヒロシ、赤塚真人 ほか
製作:きょうされん ©きょうされん 公式サイト
【あらすじ】2011年3月11日に起きた東日本大震災。被災地から障害のある人たちが消えたという不可解な出来事に支援員たちが立ち上がる。しかし、安否確認のために必要な障害者の情報は、個人情報保護を理由に開示されず、人権を守るための法律が逆に支援の障壁となってしまう。さらに、福島県では原発事故による放射能の危険と闘いながらの活動が強いられるのだった。一刻を争う人命救助に奮闘する支援員たちと、被災した障害のある人たちの知られざる実情を基に劇映画化した、衝撃的かつ温かな真実の物語!
《プログラムB》16:00開場/16:30開演
『ミックス』
『ガチャガチャ/GACHA GACHA』
『公衆電話』
『カセットテープ』
『パレット』
※幻の8mm初期作品『紅涙」(1993年)、『朧灯』(1995年) ダイジェスト版
『ミックス』
1人の少女が成人を迎えるまでを、15年に渡って描く野心作の第1章
(2015年/日本/30分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督・企画・製作:松本動 撮影:池田直矢
美術:太田哲 録音:宋晋瑞 音楽:NZNZCAKE
出演:咲音、古澤裕介、今谷フトシ、正木佐和、平家秀樹、枝川吉範
©松本動 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ 】5歳の少女・夕日はある決意をしてその朝を迎えた。 旅立つために駅へと向かうが彷徨い途方に暮れてしまう。 そんな夕日を見掛けた会社員の治は声を掛けるが、夕日は黙って俯いてしまう。 治は夕日が握る絵を見て、そこに描かれた場所へ連れて行ってやろうと、電車やバスを乗り継いでの2人旅が始まる。それぞれの想い、そして2人を待っていたこととは……。
『ガチャガチャ/GACHA GACHA』
制作時間48時間。世界開催の映画祭で東京代表となった注目作
(2016年/日本/12分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督:松本動 プロデューサー:美斉津明子
ラインプロデューサー:尾関伸嗣 撮影:鈴木雅也
録音:木村聡志、音楽:桃井聖司
企画・製作:株式会社アルファセレクション
出演:正木佐和、青柳尊哉、針原滋、桜木梨奈、田中登志哉、平家秀樹、今吉祥子、花ヶ前浩一
©アルファセレクション 予告編映像 公式サイト
【あらすじ 】地味で冴えないアラフォー女性の星空(せいあ)は、社内でみんなの笑い者。 そんな星空の誕生日に、どストライクな男、健斗が入社して来て、星空は一瞬の内に恋に落ちてしまう。その夜、帰宅する星空の前に現われた不気味な男にすすめられ、「ドラマのヒロインになれる」というガチャガチャを試す。 すると一転、星空の運命が思わぬ方向へと転がり出す……。
『公衆電話』
国境を越えて観る者の心を震わせる、ありふれた父娘の一夜の物語
(2018年/日本/16分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
監督・脚本・企画・製作:松本動
撮影:池田直矢 録音:西岡正巳
音楽:鈴木光男、助監督:大滝朋恵
出演:菅井玲、入江崇史、貴玖代
©松本動 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ】アラサー女性・咲のスマホに、公衆電話から突然の着信がある。その相手は離れて暮らす父の静夫だった。久しぶりに再会した似た者同士の不器用な2人。ぎこちない距離感のなか、夕食をともにしながら2人の想いが交差していく……。
ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜の小さな物語——。
『カセットテープ』
懐かしい音楽と想ひ出が詰まったカセットテープが紡ぐ優しい時間
(2019年/日本/23分/FullHD/ステレオ/シネマスコープ)
脚本・監督:松本動
撮影:鈴木雅也 照明:古橋孝映
録音:西岡正巳 音楽:鈴木光男
出演:菅井玲、入江崇史、大迫一平、貴玖代、相馬有紀実、佐藤実乃莉、ハルキ堂バンド
企画・製作:八王子日本閣
©八王子日本閣 予告編映像 公式Facebook
【あらすじ】咲は恋人の彬から念願のプロポーズを受け、一緒に父・静夫のもとを訪れる……。ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、娘の結婚にまつわる、小さな小さな物語。父娘の心を、懐かしい音楽の詰まった想ひ出のカセットテープが、ゆっくりゆっくりと紡いでゆく——。
『パレット』
行き場を失った者たちの、切なくも儚い一夜の物語
(2020年/DCP/白黒&カラー/ステレオ/シネマスコープ/22分)
製作・監督・編集:松本動
出演:本山勇賢、秋田ようこ、田中栄吾、みやたに、井之浦亮介、和田悠佑、清水杏樹、迎祐花、田村陸、秋山大地、小西有也、杉谷玲奈
制作協力:CiNEAST/bigarch
©松本動 〈松本動 official web site〉 予告編映像
【あらすじ】2020年にパンデミックとなったCOVID-19は、あたかも終息したかの様に思えたが、強毒性と化し、ワクチンの耐性ウイルスへ と変貌した変異株が一気に拡大し、政府は東京のロックダウンを実施。外出規制が敷かれ、違反をすれば罰金か禁固刑が 科せられる事となった。そんな世紀末感漂う中、かつての生活を取り戻すため、ユートピアを目指して集まって来た者たちの、 儚くも切ない、小さな抵抗の記憶。
《プログラムC》19:10開場/19:30開演
『2020年 東京。12人の役者たち」 ※完全版プレミア上映
『第12回映像グランプリ』特別賞受賞! コロナ禍、活動休止を余儀なくされた役者12人が、自らス マートフォンを使って撮影し、監督がオンラインで編集したドキュフィクション!
(2021年/DCP/カラー&白黒/ステレオ/16:9/119分)
企画・製作:松本動 物語・撮影:12人の役者たち
出演:秋田ようこ、秋山大地、迎祐花、小西有也、杉谷玲奈、清水杏樹、 田中栄吾、本山勇賢、みやたに、井之浦亮介、 田村陸、和田悠佑
制作協力:CiNEAST
©松本動 〈松本動 official web site〉 予告編映像
【概要】 12人の役者が自らスマートフォンを使って日々撮影し、ありのままの自分を曝け出したかと思えば、時には嘘の自分を演じ、 何処から何処までが事実で虚構なのかは、役者本人以外は誰も知り得ることが出来ないというルールで制作が行われ、現実と虚構の境界を往来することにより、ドキュメンタリーで 『事実』 を捉え、それをフィクションへと昇華し 『真実』 をあぶり出す 試みをした 『ドキュフィクション』作品。 役者たちが撮影した映像を監督がネット経由で受け取り、編集するスタイルで進行し ていたが、独自の感染防止対策ガイドラインを策定し、緊急事態宣言が解除となって直ぐに、感染防止対策を施しての12人 の役者たちが出演する短篇劇映画 『パレット』の撮影が行われ、その短篇映画が本作の中に展開される構成となった。
松本動監督コメント&プロフィール
この度、私が監督を務めた7作品を一挙に上映するイベントを 『WiFiを捨てよ 渋谷へ出よう』 と銘打って開催する運びとなりました。こんなコロナ禍に不謹慎な奴だと思う方もいらっしゃる かもしれませんが、私が映画創りを始めた頃に影響を受けた寺山修司の監督作品 「書を捨てよ 町へ出よう」 から、今年がちょうど50年という節目の年であり、そんな節目の年に上映会 を開催するという事と、今や映画をVODで鑑賞するのが普通の時代ではありますが、やはり映 画は劇場のスクリーンで鑑賞するのが一番だと思い、「ネットにばかり繋がっていないで、Wi-Fi 捨てて渋谷の劇場に来てスクリーンで映画観なよ」 という抗いの意を込め拝借しました。そん な私ですから、当然自分の監督作品のVOD配信を躊躇っているわけですが、いつかは受け入 れざるを得なくなる日が訪れると思いますので、『スクリーンでしか観られない』 という特別感に 浸れる残された僅かな時間を、ぜひ体感しに渋谷のユーロライブにお越し頂けたら幸いです。
《 松本動(まつもと・ゆるぐ)監督 プロフィール 》
松本動 official web site
東京都出身。90年代から8mmフィルムで自主映画制作を始め、その後、商業映画の道へと進み、石井隆、山崎貴、中村義洋、矢崎仁司、佐藤信介等の監督作品にフリーの助監督として従事。大林宣彦監督 「花筺/HANAGATAMI 」での監督 補佐を最後に助監督を退任した。現在は監督として、テレビのドキュメンタリードラマを中心に活動し、2015年から再開した自 主映画作品が多くの映画祭で高い評価を得ている。中でも 「ガチャガチャ/GACHA GACHA」 は国内外30以上の映画祭で 16の賞を獲得。続く 「公衆電話」 では、国内外60近い映画祭を席巻し、グランプリ5つを含む18冠に輝き、その続編 「カ セットテープ」 は、『第6回八王子Short Film 映画祭』 にてグランプリ&観客賞のW受賞。その後 『第23回横浜映像天国』で もグランプリ&主演女優賞のW受賞を果たし、前人未到の同映画祭グランプリ4連覇の偉業を成し遂げる。他には乃木坂46 のショートムービー 「バージン・ブリーズ」 を脚本・監督して好評を博し、2011年東日本大震災の際、障害者の置かれた知ら れざる実情を描いた長編映画 「星に語りて~Starry Sky~」 の監督を務め、『第37回日本映画復興賞』 で奨励賞を受賞し、 アメリカのハリウッドで開催された 『JAPAN CONNECTS HOLLYWOOD 2020』 では最優秀作品賞を受賞するなど、アイドル から社会派作品まで幅広い映像分野で活躍している。
上映イベントPV&開催概要
「星に語りて~Starry Sky~」※蔵出しメイキング映像上映
「ミックス」 「ガチャガチャ/GACHA GACHA」 「公衆電話」 「カセットテープ」 「パレット」
※幻の8mm初期作品(ダイジェスト版)上映
「2020年 東京。12人の役者たち」 ※完全版プレミア上映
入場料:0円~の投げ銭
予約:Peatix https://wifisuteyo.peatix.com/
予約フォーム:https://onl.tw/KK1geuh
・マスクの着用厳守
・入場時の手指消毒
・体温37.5°C以上の方、体調の優れない方の入場規制
・直近2週間以内に海外から帰国した方や、入国者との濃厚 接触がある方の入場規制
編集:min
- 2021年02月05日更新
トラックバックURL:https://mini-theater.com/2021/02/05/wifi-2-18/trackback/