第5回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル-ドキュメンタリーは肉体だ
- 2014年02月08日更新
今年で5回目を迎える座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルが2月7日にスタートした。映画・テレビを問わず良質なドキュメンタリーを上映する映画祭の今年のテーマは『ドキュメンタリーは肉体だ』。人間のあらゆる精神性を支える「肉体」を、ドキュメンタリーはどう捉えてきたのか・・・?未曽有の災害や事故の中から「肉体」について考えたさせられたことはあるはず。今回は人間の究極の姿としての「肉体」をテーマにした作品が上映される。森達也監督、田原総一朗さん、是枝裕和監督など多彩なゲストセレクターが作品をとことん語りつくすトークイベントも開催。作品の理解を深める機会を見逃さないで。ミニシア注目作をご紹介します。
[特集上映]ドキュメンタリーは肉体だ!
<踊る肉体>
『裸の夏 The Naked Summer』
(2007年/98分/監督:岡部憲治)
麿赤兒率いる、舞踏集団「大駱駝艦」伝統の夏合宿を追った作品。主婦や学生など様々な出自の34人が長野県白馬村の大自然のなかで、「舞踏」に挑戦した。「白塗り」「ハダカ」「金粉」「断髪」。最終日に行われる舞台公演に向けた一週間のドキュメント。
麿赤兒さん(舞踏家) × 山崎裕監督のトークイベントあり
<演じる肉体>
『役者・三國連太郎』
(1999年/112分/撮影・監督:山崎裕)
2013年4月に逝去した名優・三國連太郎の役者人生50年を記念して製作された。70歳を過ぎた三國に密着し、映画という虚構に生きる三國の知られざる実像に迫った貴重な記録。緒方拳、工藤夕貴、柳美里との対談も試みられている。
山崎裕監督の解説有
ゲストセレクション
<田原総一朗 セレクション>
ドキュメンタリー青春『私は現在を歌う~藤圭子 6月の風景〜』
(1970年/25分/ディレクター:田原総一朗)
宇多田ヒカルの母であり、2013年に不慮の死を遂げた往年の大歌手、藤圭子(享年62)。彼女のファンはサラリーマン、全学連の学生、機動隊員と多岐にわたる。彼女の何が人を惹きつけるのか。全盛期の歌手の素顔に肉薄した。
※無料参考上映
田原総一朗さんのトークイベント有※上映は入場無料ですが、トークは有料です。
▼第5回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル概要
開催期日 : 2014年2月7日(金)〜11日(火・祝)
会場 : 座・高円寺2(杉並区立杉並芸術会館)
主催 : 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル実行委員会
共催 : (株)ドキュメンタリージャパン
後援:山形国際ドキュメンタリー映画祭/杉並区
●座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル公式サイト
文:白玉
- 2014年02月08日更新
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