小悪魔な姿にドキドキ!? 『さんかく』初日舞台挨拶
- 2010年06月30日更新
2010年6月26日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷にて『さんかく』の初日舞台挨拶が行われました。 登壇者は高岡蒼甫さん、AKB48の小野恵令奈さん、田畑智子さん、吉田恵輔監督。
(←写真 左より、田畑、高岡、小野、吉田監督)。その時の様子をたっぷりお伝えいたします。
一度で三つの恋を楽しめる。不器用だけど、ちょっぴり愛おしいラブ・コメディ。
高岡蒼甫さん(百瀬)が演じるトコトンダメな男、田畑智子さん(佳代)の痛々しい女性、そしてAKB48小野恵令奈さん(桃)の小悪魔っぷりは、もう必見ですっ!
― まずは、皆様にご挨拶をお願いします。
高岡:面白い本を書いてもらって、それに乗っかるだけだったんで、安心して芝居することが出来ました。
突拍子もない役ですけど、まぁ実際起こるってなっちゃうと大丈夫かなってそこに踏み込める人って、なかなかいないと思う。この百瀬っていうのは逆にそういうことも考えないで、周りの目とかも考えないで突き進んだっていうような、ある意味まっすぐな男だったなって途中から思っちゃったりしたり。これから長い人生どう歩んでいくのかなっていうのが気になる映画なのかなって思いました。(会場笑い)
小野:今回、桃ちゃんの役を頂いて本当にやることになってすごく嬉しかったです。台本のクオリティが高いなと思ったので、ちゃんと自分自身それを演じられるのかなと思ったんですけれども、 実際やってみて出来上がったのを見て、すごく面白い作品になったんじゃないかなと思います。
田畑:私自身、恋愛をテーマにした作品は初めてでして、等身大の役っていうのはほぼやったことがなく、現場に入ってからも、私と近い存在にすごく佳代がいつもあったので、充実して入り込めました。恋愛は色んな形があると思いますが、皆さんそれぞれ色んなことを思ってくださればいいかなと思います。
吉田監督:この『さんかく』という企画自体は何年も前に本を書きました。頼まれた訳でもはなく 自分の欲求で書いたようなものなのですが、書いたときには果たして映画が出来るのかみたいな気持ちもありつつ、書こうと思って書きました。
― 撮影が約2週間でしたが、今改めて振り返ってみていかがでしょうか?
高岡:あっという間だったなって思いますね。吉田組は、のっぺりした居心地のいい空間でした。
― 田畑さんが演じた佳代について、共感できる部分が多いとの事ですが、特にどんな部分ですか?
田畑:やっぱり好きになれば自分の感情をコントロールできなくなるっていう部分がちょっと似てるのかなと思いました。佳代まではいかないですけど、感情は出すか出さないかだと、私はあんまり出さないタイプなので、それを上手くどうやって出すかっていう……出せてすごく気持ちが良かったですけどね。
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― 小野さんは、小悪魔な女の子(桃)の役でしたが、いかがですか?
小野:小野恵令奈自身が、小悪魔的なキャラクターとは見られてないと自分自身も思っていました。役を頂いた時に『あぁ私がこの子を演じるんだ』とちょっと心配なところもありつつ、面白そうだなっていう興味はありました。現場に入ってその空気になって、やってみたら上手くいっちゃったり……(会場笑い)
自分でもびっくりしたんですけど、1日1日経つに連れて自分が本当にリアル桃ちゃんになっているというか、撮影が終わってから桃ちゃん離れするのが自分自身ちょっと寂しかったというか、もうちょっと小悪魔な桃でいてもよかったかな。……やっぱり、思わないですね。(会場笑い) やっぱり私がいいです。
― 高岡さん、小野さんの小悪魔的なお芝居はどうでしたか?
高岡:こわかったですね。(会場笑い)
15歳(桃)と、30歳(百瀬)。参っちゃうんですけど、上目遣いで見られたりだとか手を握られたりしていく中で、……あっ、ちょっとあんまり余計なこと言えないな。(会場笑い) すごくドキドキしました。隠さなきゃいけないっていう気持ちだとか、まぁ、変な気になりました。(会場笑い)
― 吉田監督、このお三方とお仕事をしてみての印象はどうですか?
吉田監督:高岡くんは、『クローズ ZERO』(のイメージ)なので、もしかしたら怖いのかなぁと、ちょっと構えていた。(会場笑い) でも、僕が会った最近の人の中でも一番真面目と言ってもいいくらい、物腰も柔らかくてすごく真剣だから、構えてた分、スッとなった感じで、現場でも物凄く集中していた。本編の中で高岡くんが結構アドリブ入れてるんだけど、どこがアドリブなのかわからないくらい自然にこなすので、物凄く勘がいい人だなって思いました。
田畑さんは、佳代っていう役どころは結構感情の起伏が激しく、撮影スケジュール的にもタイトなので、物凄く上手い人じゃないとこれはこなせないぞっていうので、僕の中で(田畑さんは)すごい上手い人というのがあった。実際、会ってやってもらったら泣くシーンとかでは、「あっ、女優だなやっぱり」と。泣かせておきながらですけど、本当に可愛いんですよ。
小野さんは、もとからずっとブログもチェックしているくらい僕はマニアだったので、小野さんの良さは重々承知でした。研究家としては「小野さんのことは聞いてくれ」って感じだったので、逆に言うと全くもって不安もなかったです。
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― 最後に、皆様にメッセージをお願いします。
高岡:1回観て面白くないって思っても、2回目観たら面白い、もしそれでもおもしろくなくても3回目はいいところが見つかるかも知れないので。是非、色々広めて頂きたいなと思います。
小野:この『さんかく』という映画は、私自身すごく大好きな作品になったんですけれども、ちょっと残念な役どころが3個揃ってると思うんですけど、(会場笑い)それでも3人とも可愛いなって思えるん感じだったんじゃないかなと思います。色んな人に、ある意味愛される作品になればいいなって思います。
田畑:2度3度と、この作品を愛してあげてください。よろしくお願いします。
吉田監督:この作品は最初みんなそれぞれ自分勝手に相手の気持ちをあまり考えずに暴走する映画ですけど、これを観て、自分の今の恋人であるとか奥さんであるとか、なんかその相手を思いやる気持ちをもう1回考えるような映画になっていればいいなと思います。
▼『さんかく』作品・公開情報
♪監督・脚本・照明:吉田恵輔
♪キャスト:高岡蒼甫、小野恵令奈、田畑智子
♪製作:日活
♪制作プロダクション:日活撮影所、ジャンゴフィルム
♪配給・宣伝:日活
(C)2010「さんかく」製作委員会
●『さんかく』公式サイト(注:音が出ます)
2010年6月26日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋テアトルダイヤ、川崎チネチッタほか全国公開。
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●『さんかく』
取材・編集・文・スチール撮影 南野こずえ 取材・文 秋月直子改行
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AKB48小野恵令奈さん、田畑智子さん、高岡蒼甫さん、吉田恵輔監督(左より)
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