川本三郎編 映画少年の夢-映画エリート“麻布高校出身”の映画を堪能しよう
- 2010年06月18日更新
麻布中学校・高等学校と言えば、東京大学への進学率トップテンに常に入る日本を代表するエリート私立男子校。政財界の人材を輩出する名門であることは広く知られているが、同時に自由闊達な校風から文学界、芸能界での活躍する卒業生も多い。神保町シアターでは6月19日より、麻布高校出身者が出演、もしくは制作に関わった28作品を一挙に公開。ひ弱なエリートとは言わせない、骨太で見ごたえ十分な作品をお楽しみください。
(私、違っているかしら (C)日活)
劇場招待券(7/16まで有効)を5組10名様にプレゼント。(応募締め切り7月1日)
「さて問題です。この方々の共通点とは?」
吉行淳之介、山口瞳、北杜夫、安部譲二、倉本聰、仲谷昇、小沢昭一、フランキー堺、加藤武、山下洋輔・・・異才と呼ばれる文化人、映画人のラインナップだが、この方々の共通点をご存じだろうか?
正解は「麻布高校出身」。
大学ならまだしも、出身高校しばりの特集上映なんてそんな無茶なと思われるのだが、「麻布高校出身」の文化人、映画人というのは驚くほど多い。麻布高校はその校風、そのカリキュラムによって多くの文化人基礎を作り出す稀有な教育機関。麻布高校を起点に、それぞれが、まったく違う進化を遂げ、偏差値で測りきることができない真の才能を開花させている。
(複雑な彼 (C)角川映画)
神保町シアターオススメ作品‐小沢昭一主演の喜劇3作品。
1.猫が変じて虎になる(1962年 監督:春原政久)
2・“経営学入門”よりネオン太平記(1968年 監督:磯見忠彦)
3・サラリーマン悪党術(1968年 監督:須川栄三)
酒で失敗ばかりの生命保険外交員、大阪のキャバレー支配人、仕事そっちの気で浮気に励む広告マン。どこにでもいる?ハチャメチャな、そしてダメダメの愛すべきキャラクターを演じるのはもちろん”麻布高校出身”小沢昭一。この小沢主演作品は上映される機会が少なく今回も久しぶりの上映となる、必見の3本。
(猫が変じて虎になる (C)日活)
緊急トークイベント決定
「川本三郎編 映画少年の夢」を記念しまして、小沢昭一さんにお話を伺います。
日時:6月19日(土)17:45~『サラリーマン悪党術』上映終了後
※ なお、満席の場合は入場をお断りすることがございます。ご了承ください。
川本三郎編 映画少年の夢-麻布の丘に集った異才たち麻布映画祭
2010年6月19日(土)~7月16日(金)
会場:神保町シアター (公式サイト)
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア・学生 ¥1,000
文:白玉
改行
- 2010年06月18日更新
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