インドのキムタク、ラジニカーント☆祝・還暦上映
- 2010年03月17日更新
歌って踊るスーパースター、ラジニカーントが2009年12月に還暦を迎え、インドではテレビやラジオで特番が放送されるなど、祝賀ムードに包まれているという。
ラジニ人気はインドにとどまらず、1998年『ムトゥ踊るマハラジャ』(95)の公開とともに、日本にも上陸。「インドのキムタク」というキャッチに違わず、彼のスター性・カリスマ性は、日本国民をも魅了し、異例のロングラン上映で話題になりました。(※顔は吉幾三似)
そんな彼の近年公開の2作品が、渋谷・イメージフォーラムにて限定祝賀上映されます。若い子にモテモテで、お腰フリフリダンスを披露するのは両作共通。
作品によって、聖人のようなスターだったり、プレイボーイなスターだったり、幅のある演技も見どころ。
一度観たらクセになる世界を劇場で体感しながら、ラジニをお祝いしましょう。
●『チャンドラムキ〜踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター』(05)
ラジニが演じるのは、アメリカ帰りの精神科医。幽霊屋敷の真相を探るべく、住み込みで調査することに。そこは新婚ホヤホヤの友人が妻のために購入したのだが、150年前に非業の死を遂げた踊り子の怨念が息づいているという噂があった。
友人のため、あらゆるスキルを駆使して問題解決に尽力するのだった。
本作もゴキゲンな歌と踊りが満載。スローモーションと効果音がビシッと効いたラジニの登場シーンから、客席のテンション急上昇は必至。観る者の期待をぜったいに裏切らないはず。MJのごとく歌って踊り、ブルース・リーのごとく華麗に闘い、大岡越前のごとく事態解決にあたる。
※2006年日本公開/166分
●『ヴィーラ〜踊るONE MORE NIGHT!』(94)
母親の借金返済のため、賞金目的で「のど自慢大会」に出場したムトゥ(ラジニ)。その後、歌手として大成功を納め、社長令嬢と結婚するも、行方不明だった元カノが突如現れて…。
お茶目な失敗を繰り返すも、ラストに向かうにつれ、スーパースターにしか成しえない展開に。ラジニゆえ、説得力は充分。
彼の美声をじっくりと聴かせる叙情的な歌と、悩める主人公の感情を丁寧に表現した奥行きのある演技が印象的な、伝説的代表作。
※2006年日本公開/162分
▼ラジニカーント・プロフィール
1950年12月12日インド・カルナータカ州生まれ。
バスの車掌をしていた時にスカウトされ、映画デビューを果たす。褐色の肌のため最初は悪役が多かったが、徐々にスターとしての地位を不動のものにしていく。
ギャラはインドの最高額。オフの時はヒマラヤで修行をして過ごしたり、慈善を施したりと、プライベートにおいても人々から尊敬される本物のスターである。
▼祝・還暦 ラジニカーント
期間:2010年3月20日(土)〜4月9日(金)の限定祝賀上映
場所:シアター・イメージフォーラム
※当日一般料金1,300円のところ、2人で来場すると1人1,000円に!
※リピーター割引:半券を提示すると1,000円
※何度でも観れるフリーパス券:3,500円
公式サイト:http://www.imageforum.co.jp/rajini/Site/Top.html
画像クレジット:(c)NSW
文:おすず
改行
- 2010年03月17日更新
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