チェン・シャンチーさんが東京フィルメックスにやってきた!
- 2009年11月27日更新
「なんて美しいおみ足!」 ― 第10回 東京フィルメックスの開会式でチェン・シャンチーさんを前にしたとき、心の中でそう歓声をあげてしまいました(右からおふたりめがチェンさん。中央は、当サイトのインタビューにご登場くださった崔洋一監督です)。
台湾の女優で舞台演出家としてもご活躍のチェンさんは、第10回 東京フィルメックスに審査員として来場しました。オープニング作品の『ヴィザージュ』(ツァイ・ミンリャン監督作)に出演してもいます。
つややかな黒髪と漆黒の瞳に、同じく黒の装いがシックでお似合いです。画像中央のツァイ監督と共に、輝く笑顔を見せてくれました。
ツァイ監督作品の常連として有名なチェンさん。都会の孤独を綴った『河』、台北とパリを交錯するラヴ・ストーリー『ふたつの時、ふたりの時間』、その続編にあたる『西瓜』、古い映画館の人間模様『落日』、そして、マレーシアが舞台の『黒い眼のオペラ』 ― ツァイ監督の作品を観てチェンさんを知った、というかたも多いでしょう。
エドワード・ヤン監督の1994年の映画『エドワード・ヤンの恋愛時代』に主演したのをきっかけに、注目を集めるようになったチェンさん。また、リン・チェンシン監督の『台北ソリチュード』では、実の弟を愛してしまう姉という、危うくも哀しい役を演じています。
東京フィルメックスでチェンさんの魅力を浴びた興奮が冷めやらないうちに、彼女が出演した映画を改めて堪能するのも一興です。
文:香ん乃 撮影:秋山直子
改行
- 2009年11月27日更新
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