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『ふゆの獣』初日舞台挨拶-ロッテルダム国際映画祭でも“バッドボーイ”シゲヒサは大注目。

7月2日、テアトル新宿にて東京フィルメックスグランプリ受賞作『ふゆの獣』の初日舞台挨拶が行われた。生々しい恋愛の現場を映し出している本作には脚本はなく、大まかなストーリーだけを伝えられ、役者が自由に演技するスタイルを取っている。舞台挨拶では内田伸輝監督と4人のキャストが役に入りきる撮影現場を振り返った。またロッテルダム国際映画祭に出席したシゲヒサ役佐藤博行さんからは街中で観客から声をかけられたエピソードが披露され暖かい笑いに包まれた。

『ふゆの獣』-ほとんど恋愛ドキュメンタリー。恋する獣=人間の生々しい本能をのぞき見る。

シゲヒサを愛しながらも、浮気を問いただすことが出来ないユカコ。シゲヒサとの関係が浮気だと知りながらも深くはまっていくサエコ。サエコに振られユカコに同情をするノボル。それぞれの恋愛感情が肥大した時、気持ちがぶつかり合い、4人の関係が根底から揺らぐ。脚本はなく即興で演じられ生々しく映し出された恋人たちの日常は実際に他人の恋愛をのぞき見ているかのような錯覚に陥る作品。第11回東京フィルメックス最優秀作品賞受賞作。©映像工房NOBU