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第11回東京フィルメックス開幕―極上の映画セレクトショップへようこそ
アジア作品を中心にこれから花開く,若き才能を紹介する映画祭、東京フィルメックスが11月20日よりスタートする。セレクトショップの“ブランドは知られていないけれどハイセンスな商品”のように、日本を代表する映画の目利きが選んだ上映作品はどれも個性的な光を放つ逸品ばかり。東京フィルメックスを経て、カンヌやベルリンなど主要国際映画祭で賞を取る映画製作者も多く、未来の巨匠の才能に触れる数少ないチャンスだ。今回は活躍が期待される監督のコンペティション参加の4作品をご紹介。日本での上映が決まっていない作品もあるので、この機会を逃さないで。
『スプリング・フィーバー』ロウ・イエ監督インタビュー―禁令中にも関わらず、撮影を続ける監督の最も伝えたかったメッセージ
前作『天安門・恋人たち』では、中国電影局の許可が降りなかったにもかかわらず、カンヌ国際映画祭コンペティションに出品したために、当局より5年間の映画製作・上映禁止処分を受けたロウ・イエ監督。禁令中、ロウ・イエ監督が家庭用ビデオカメラで撮影された『スプリング・フィーバー』は再びカンヌ国際映画祭で上映され、脚本賞を受賞。世界の注目を集める。『スプリング・フィーバー』公開前に来日した監督に撮影現場と、最も監督が描きたかった“社会の圧力のもとで生きる普通の人々”について、たっぷりと語っていただきました。
『スプリング・フィーバー』-中国で制作を禁止されたロウ・イエ監督が描く、むせかえるように濃密なラブストーリー
前作『天安門、恋人たち』で中国政府から5年間の映画制作の禁止令を言い渡されている最中、ロウ・イエ監督が中国国内でゲリラ的に撮影した作品、『スプリング・フィーバー』。中国での検閲をせずに、カンヌ国際映画祭で上映され、脚本賞を受賞。家庭用のホームビデオによって描き出される、ホモセクシャルのカップルを中心とした5人の男女の人間関係はドキュメンタリー映画のように生々しく、むせかえるように濃密。現在、中国での制作を禁止されたロウ・イエ監督が、それでもなお、描きたかった純粋なラブストーリーに触れてみよう。
朝からどっぷり成瀬巳喜男-成瀬巳喜男と女優達
“女性映画の名手”として知られており、神話化された女優を飾らない市井の人々として生き生きと演じさせた監督、成瀬巳喜男。神保町シアターでは『成瀬巳喜男と女優たち』と題し、成瀬監督作品の中から昭和を代表する女優が輝く7作品を上映中。映画職人、成瀬巳喜男監督の腕の冴えわたる作品をモーニングショーでお楽しみください。©東宝
。神保町シアターの劇場招待券プレゼントも開催中!(10組20名様。11月19日まで有効/応募〆切は11月7日)
グリーンカーペット写真館‐東京国際映画祭
盛況のうちに終幕した、東京国際映画祭。日本初上陸の選りすぐりの作品を中心に約200本の作品が一挙に上映されるアジア最大最大の映画祭はイベントも盛りだくさん。今回は豪華ゲストが集結した映画祭最大のイベント、グリーンカーペットの模様を「ミニシアターに行こう。」流のフォトギャラリーにまとめてみました。女優のオーラ、男優の横顔、素顔の監督そして???スクリーンに向き合うだけではない、ライブな映画の楽しみ方、あなたものぞいてみませんか。
フィンランド映画祭 2010 オープニングセレモニー
大盛況開催中のフィンランド映画祭 2010。10月30日(土)、恵比寿ガーデンシネマにてオープニングセレモニーが開催され、『ツイステッド・ルーツ』のサーラ・サーレラ監督、『4月の涙(仮題)』のアク・ロウヒミエス監督、『ヤコブへの手紙』のクラウス・ハロ監督、そして、駐日フィンランド大使館からユッカ・パヤリネン一等書記官が舞台挨拶をおこないました。携えてきた作品への愛と自信を語った監督たちの模様を、どうぞお楽しみください。
フィンランド映画祭 2010
旅行先としても人気の高まっているフィンランドですが、同国の映画が日本国内で商業公開される機会はあまり多いとはいえません。フィンランド映画に出会えるこの貴重な映画祭。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。恵比寿ガーデンシネマにて2010年10月30日(土)より開催中です!(画像はクラウス・ハロ監督作品『ヤコブへの手紙』)
東京国際映画祭 アジアの風特集上映『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』記者会見レポート
10月24日、東京国際映画祭、「アジアの風」部門の特集上映『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』の記者会見が六本木TOHOシネマズで行われた。『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』は台湾本国で大ヒットを記録した『モンガに散る』を始め、注目をされている新世代の作家と俳優の作品6本の特集上映。記者会見では監督、プロデューサーとともに、今一番熱い台湾映画俳優たちが登壇し、台湾映画への思いを語った。ほぼノーカットで記者会見の模様をレポートします。
村上春樹のユーモアを堪能する短編映画-『パン屋再襲撃』
日本だけでなく、海外での評価が高い作家、村上春樹。長編小説もいいけれど、不条理でユーモラスな短編作品の村上ワールドも楽しみたい。11月1日よりブリリア ショートショートシアターでは村上春樹原作『パン屋再襲撃』を上映。『ルドandクルシ』のカルロス・キュアロン監督が描く真夜中の不条理ドラマに注目だ。
劇場招待券(12月末まで有効/ 長編料金で上映する作品への使用は不可)を3組6名様にプレゼント。(応募締切11月3日)
東京国際映画祭ついに開幕。豪華ゲストが咲き誇るグリーンカーペット
10月23日、アジア最大の映画祭、第23回東京国際映画祭が開幕。オープニングセレモニーが行われ、映画俳優、制作スタッフをはじめ、映画祭を祝う多くの著名人が集い、イベントを盛り上げた。約200Mもの超長グリーンカーペットの脇には、直にサインや写真撮影の依頼ができるとあって、ゲストを待ち構えるファンがびっしり。華々しくスタートしたグリーンカーペットの一部をご紹介します。
