ミニシアター情報

5月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

5月公開映画の中から、ミニシアライターが気になった作品をまとめてピックアップ! 今回は、実在の事件の映画化作品や、ダニエル・デイ=ルイスの引退作など、話題の7作品をご紹介します! あなたが気になるのは、どの映画!? 【LINE UP】『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(5/11〜)、『29歳問題』『サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-』(5/19〜)、『ゲティ家の身代金』(5/25〜)、『男と女、モントーク岬で』『軍中楽園』『ファントム・スレッド』(5/26〜)

『名もなき野良犬の輪舞』― 裏社会で結ばれた哀しき男たちの絆と背信をスタイリッシュな映像で描く注目作!

映画『名もなき野良犬の輪舞』メイン画像人を信じずに生きてきた男と、無垢に人を信じようとした男。無慈悲な裏社会で結ばれた2人の固い絆が、やがて哀しき背信と復讐の物語を生む――。名優ソル・ギョングと人気アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで、俳優としても活躍の場を広げるイム・シワンの共演が光る本作は、第70回カンヌ国際映画祭を筆頭に2017年開催の各国映画祭で数々の授賞を果たした。新鋭ビョン・ソンヒョン監督による長編第3作。5月5日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開

『オー・ルーシー!』〜苦難続きの恋! それでも愛は人生の可能性を開いてくれる〜

映画『OH_LUCY』_main寺島しのぶ、ほか日本の実力派俳優陣、さらにインディペンデント映画を愛するハリウッド俳優のジョシュ・ハートネット(2001年『パール・ハーバー』)が、新人監督作品に出演。米国映画学校で実力を培った、平栁(ひらやなぎ)敦子監督の才能を後押しする。人生を諦めていた中年女性が、恋の力で、孤軍奮闘。アメリカへの旅で手にするものは? 人生の可能性を広げる、愛と希望の物語。
2018年4月28(土) ユーロスペース、テアトル新宿 他にて公開

『パティ・ケイク$』-“掃き溜めのディーバ”の魂の叫びが胸を熱くする

映画『パティ・ケイク$』メイン23歳の主人公・パティが、貧困、家族のしがらみ、体型へのハラスメントなど数々の苦悩や困難を抱えながら、ラップの世界で成功する夢を追いかける青春物語。パティの編み出す言葉とパフォーマンスが、暗くなりがちな要素をスカッと吹き飛ばす。クライマックスのパワフルなラップシーンは圧巻の一言! サンダンス映画祭で争奪戦となったという本作は、ジェレミー・ジャスパー監督の初長編作。劇中音楽もすべて監督のオリジナルだ。4月27日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

『心と体と』〜東欧発、鹿の化身になって深まる恋! 変わり者2人のロマンチックでおかしな日々〜

ハンガリーの鬼才監督・イルディコー・エニェディが18年ぶりに撮った、ファンタジーとリアルが交錯する不可思議なラブストーリー。毎夜、同じ夢を見ることを知り、急速に惹かれあう、中年男と若い女の不器用な恋。ブラック風味のラブコメ要素が魅力。リアルな可愛らしさを見せる鹿たちのシーンも、動物好きにはたまらない映像だ。2017年ベルリン国際映画祭・金熊賞受賞、本年度アカデミー外国語映画賞にもノミネートされた。
2018年4月14日(土)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
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【独占レポート】『寝てるときだけ、あいしてる。』トークイベント― 曽我部恵一さん×櫻井香純さん×川原康臣監督

映画『寝てるときだけ、あいしてる。』トークイベント全編トイカメラの「デジタルハリネズミ」で撮影した気鋭・川原康臣監督による長編映画『寝てるときだけ、あいしてる。』が、池袋シネマ・ロサにて2018年3月31日(土)から4月13日(金)の2週間に渡り限定上映され、多くの映画ファンが劇場に足を運んだ。ミニシアでは4月9日(月)に行われた、川原監督とミュージシャンの曽我部恵一さん、ダンサーの櫻井香純さんによるトークイベントを独占取材。3人の創作における裏話など、興味深い話題が飛び出したトークの内容をたっぷりレポート!(スチール撮影:hal)

『きみへの距離、1万キロ』― 小さなロボットが導く“運命の恋”と“この素晴らしき世界”

映画『きみへの距離、1万キロ』メイン画像地球の反対側に住む男女を、遠隔操作のロボットが繋ぐ異色の純愛ストーリー。監督は『魔女と呼ばれた少女』で第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたカナダの気鋭キム・グエン。デジタル化の進んだ現代社会に生きるアメリカの青年が、封建的な社会に生きる北アフリカの女性をロボットの監視カメラ越しに見付けたことから、二人の運命は急速に加速していく。第74回ヴェネツィア国際映画祭のヴェネツィア・デイズ部門フェデオラ賞受賞作。
2018年4月7日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開

『川越街道』― 国道沿いの街で、愛を求めてもがく人々の切なくも温かな風景

監督・俳優養成スクールの「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第6弾。40歳の引きこもり男が家出をした母親を訪ねて川越街道沿いをキックボードで旅するロードムービーであり、その道すがら出会う人々の人生を温かな眼差しで描く珠玉の群像劇でもある。監督は、「ぴあフィルムフェスティバル2005」準グランプリ受賞、『トロイの欲情』『レトロの愛情』などで知られる、岡太地。みずみずしい新人俳優たちの存在感と、金子岳憲、川瀬陽太らベテラン俳優たちの演技が光る。池袋シネマ・ロサにて2018年3月31日(土)~4月6日(金) レイトショー上映、4月7日(土)〜4月13日(金) モーニングショー上映