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第25回東京学生映画祭授賞式レポート-グランプリは多摩美術大学 中村祐太郎監督「ぽんぽん」に

中村義洋監督、青山真治監督など多くの映画人を輩出してきた、学生映画の登竜門、第25回東京学生映画祭が5月24~26日 に開催された。今回はゲスト審査員に瀧本智行監督,松江哲明監督,君塚良一監督を迎え、140作品以上の作品のなかから厳正なる審査、観客投票を経て、各賞を決定。受賞者の喜びの声をレポートします。

第22回東京国際レズビアン & ゲイ映画祭-セクシャルマイノリティだけではなく映画を観る全ての人に問いかける映画祭

7月5日より東京国際レズビアン & ゲイ映画祭がスタート。セクシュアルマイノリティを題材にした28作品が上映される。映画祭がセレクトしたのは『レズビアンの娘と母親のハートフルコメディ』、『プロバスケット選手になってカミングアウトすることを目指すハーバード大学生のドキュメンタリー』、『元祖ドラァグクイーンの伝説』など多彩で刺激的な作品がずらり。単に同性間の恋愛を描くにとどまらず、家族、社会、政治の中で生きる人間の在り方を問う作品はセクシャルマイノリティだけではなく、映画を観る全ての人に問題を投げかけてくる。会期中は監督のトークイベントや公式パーティも予定されている。作品に触れ、それぞれの意見を語りあうきっかけになる映画祭だ。作品画像は『エミリー――青春へのパス』

25年目を迎える若手映画人の老舗映画祭「東京学生映画祭」

5月24日より北沢タウンホールにて第25回東京学生映画祭が開催中。東京近郊の学校、団体制作の140作品以上から選ばれた14作品(アニメーション部門6作品、実写部門8作品)を一挙公開。東京学生映画祭は25年間の歴史の中で青山真治、中村義洋、園子温、熊澤尚人など国の内外を問わず目覚ましい活躍を続ける映画人を輩出している映画祭。これから芽吹く日本映画の才能をいち早く見つけることのできる絶好のチャンスだ。

『ホーリー・モーターズ』レオス・カラックス監督トークショーレポート-ドニ・ラヴァンは特殊な体をつくりだしていきました。それは素晴らしい体で、いつも私はそれを撮影したいと思います。

『ポーラX』から13年ぶり、レオス・カラックス監督の新作となる『ホーリー・モーターズ』はドニ・ラヴァン演じる、オスカーの『行為の美しさ』をたどるSFでありファンタジーな物語。今回は、カラックス監督の来日中に行われたトークショーをレポートします。30年来、共に作品を作り続けている俳優ドニ・ラヴァンさんとの関係、カラックス監督自身の出演の経緯など監督がこの作品を作るに至る聖なる原動力(ホーリー・モーターズ)についてたっぷりと語っていただきました。

『ホーリー・モーターズ』-レオス・カラックスが惚れぬいた唯一無二、ドニ・ラヴァンの「行為の美しさ」

『ポーラX』から13年ぶりのレオス・カラックス監督待望の新作長編となる『ホーリー・モーターズ』。 早朝、“オスカー”なる人物(ドニ・ラヴァン)は白いストレッチリムジンに乗り込み、ファイルを見ながら「今日のするべき行為」を確認していく。平凡な父親から異常な殺人者、時にはバーチャルな怪物の動きを作り出すためのモーション・キャプチャーのスペシャリストなど様々な役を演じていく“オスカー”。演じ続ける彼を突き動かす原動力を問われて“オスカー”は『行為の美しさ』と答える。彼の身体に宿る様々な『行為の美しさ』を夜明けから深夜までたどるSFでありファンタジーなものがたり。渋谷・ユーロスペースにてロードショー 他全国順次公開© Pierre Grise Productions

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』ファラー・カーン監督インタビュー-ファラー・カーン監督の振付講座!マサラ上映で踊ってみよう!

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』は1970年代と2000年代のボリウッドに生きる人々の恋愛と復讐を描く大河ドラマ。中でも見どころのミュージカルシーンは振付師としても名高いファラー・カーン監督がインド古典舞踊とヒップホップやサルサなどを融合させて作り上げた極上ボリウッドエンターテイメントだ。今回はファラー・カーン監督に主演のシャー・ルク・カーンとの切っても切れない濃密な関係や、31人のスターが集まったお祭り騒ぎの撮影現場についてたっぷりとお話を伺いました。観客が歌ったり踊ったりできるマサラ上映のために監督直伝の振り付け講座も掲載。ぜひチェックを!

【画像で楽しむイベントレポート】銀座シネパトス最後の日-銀座シネパトス閉館イベント

3月31日銀座シネパトスが45年の営業を終え、閉館の日を迎えた。1967年10月に「銀座地球座」、翌年9月「銀座名画座」とした開館した銀座シネパトスはアート系、ドキュメンタリー、ホラー、アクション、エロティックな作品など多彩なジャンル、約3,000作品を上映した銀座の老舗映画館。「ミニシアターに行こう。」では銀座シネパトスの最後の上映作品となった『インターミッション』の出演者、スタッフを迎えて行われた銀座シネパトス閉館イベントの模様をレポートします。

『観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88』-観るべきドキュメンタリー、聴くべきトーク

著名人73人が個人的な視点から作品を語った書籍「観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88」の出版を記念したイベントが、ポレポレ東中野で開催中。選りすぐりの16本ドキュメンタリー作品が上映され、上映後に豪華ゲストによるトークライブが実施されている。高橋栄樹(映画監督 「DOCUMENTARY of AKB48」シリーズ)×松江哲明(映画監督)など「これが聴きかった」とうなりたくる絶妙なトークショーと「観ずには死ねない」選りすぐり上映作品ついてご紹介。

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』-圧巻ミュージカルシーン。歌と踊りに心がわしづかまれるボリウッドムービー。

年間映画製作本数1,000本以上の映画大国インド。そのインドで2007年興業成績トップとなった『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』はインドのスーパースター、シャー・ルク・カーン主演のボリウッド・ロマンティック・大河ムービー。脇役俳優オームが恋焦がれているのは大人気大物女優のシャンティ。火を使う危険なシーンでシャンティをオームが助けたことで急接近する二人だったが、シャンティは敏腕プロデューサー、ムケーシュとの間に子どもを宿していた。野望を抱くムケーシュは大物出資者の娘との結婚が控えているためにシャンティ殺害を企てるが…インド屈指の振付師、ファラー・カーン監督の絶品ミュージカルシーンがみどころのボリウッド大作。観客が歌って踊れるマサラ上映も企画されているの劇場で歌って踊ってすっきりしてみては?© Eros International Ltd
※3月16日(土)より、渋谷シネマライズ、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開

『セックスの向こう側~AV男優という生き方』-極めつくしたものが語る女性とは?セックスとは?

2012年、アダルトビデオ=AVが誕生していから30年。現在ではメーカー数100社以上、月間販売タイトル推定4500本、業界年間売上約550億円の一大産業へと発展している。業界を支える現役AV女優は推定10,000人ともいわれるが、一方AV男優は約70人と驚くほど少ない。男優の数が少ないという事は、一人の男優が“からむ”女優の数は数千人に上り、休む間もなくフル稼働をしているのが現状だ。本作はセックスを仕事とし、日々セックスと向き合う男達20人の生の声を追い求めるドキュメンタリー。加藤鷹を始めとする伝説の男優から新世代のイケメン男優が女性について、セックスについて語りつくす。極めつくした者だけが語れる言葉に男性だけでなく、女性も耳を傾けていただきたい。2月23日(土)より渋谷アップリンクにてレイトショー以降全国主要都市にて順次公開!