第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭―『地下鉄のザジ』と『アリス』で、名画座・三鷹オスカー、1日限りの復活!

  • 2011年09月23日更新

「三鷹でもっと気軽に多様な映画を観たい」、「映画を通じて地域を元気にしたい」 ― 東京都三鷹市の有志のみなさまによる「第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭」が、2011年9月23日(金)~26日(月)に、三鷹産業プラザにて開催されます。

「押井守監督特集」、「サスペンス映画特集 黒白篇」、「サスペンス映画特集 南北篇」と、アニメーションからモノクロ映画まで幅広いラインアップの中、ミニシアが特に注目しているのは、企画「夢見る少女たち」 ― なんと、あの名画座・三鷹オスカーが、1日だけ蘇るのです。

名画座・三鷹オスカー、1日限りの復活!

1977年に三鷹駅にほど近い場所で開館した、名画座の三鷹オスカー。個性的で上質のプログラムと、3本立てで1000円という良心的な料金で、地域の人々はもちろん、目の肥えた映画ファンが集まるオアシスでした。しかし、1990年に、惜しまれながら閉館します。

9月24日(土)に開催される「夢見る少女たち」は、三鷹オスカーで番組編成を担当なさっていた鶴田浩司さんのセレクトによるプログラム。ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』と、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『アリス』が上映されます。

「少女」がテーマの、「おとなのための2作品」、ご堪能あれ。

『地下鉄のザジ』
フランス/1960年/93分
原題:”ZAZIE DANS LE METRO”
監督:ルイ・マル
出演: カトリーヌ・ドモンジョ  フィリップ・ノワレ カルラ・マルリエ ユベール・デシャン ヴィットリオ・カプリオーリ 他
コピーライト:(C)1960 Nouvelles Editions de Films

ルイ・マル監督の言わずと知れた名作。パリにやってきた少女のザジは、地下鉄に乗るのが大好き。この街で過ごす彼女の小さな冒険を描いた、にぎやかなコメディです。主人公は少女でも、諸処に皮肉の効いたおとなのための喜劇。既に何度もご覧になったというかたも、初めてご覧になるかたも、ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠、ルイ・マル監督の手腕を味わって。

『アリス』
1988年/スイス/85分
原題:”ALICE”
監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル
出演:クリスティーナ・コホトコヴァ

『サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-』が公開中の、チェコの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエル監督による人形アニメーションです。タイトルにある「アリス」はもちろん、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』。しかし、あの有名な物語が、シュヴァンクマイエル監督の手にかかると、シュールで奇怪なファンタジーに変わります。

人形アニメーションですが、主人公のアリスを演じるのは生身の少女。人形と人間の対比も見どころの本作は、シュヴァンクマイエル監督の初の長編作品でもあります。グロテスクな描写の根底に流れる、シュヴァンクマイエル監督ならではの哲学的思想を発見してください。『地下鉄のザジ』と同じく、『アリス』もおとなのための作品です。

▼「第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭」開催情報
期間 2011年9月23日(金)~26日(月)
開場 三鷹産業プラザ7階 特設会場
主催 三鷹コミュニティシネマを夢見る会事務局
「第2回 三鷹コミュニティシネマ映画祭」公式サイト
※詳細は上記の公式サイトをご参照ください。

文:香ん乃


  • 2011年09月23日更新

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