ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が開幕-20年後の巨匠を先物買い

  • 2011年09月21日更新

巨匠は今生まれている。日本映画のこれからを楽しくする監督を探しに行こう。
自主映画を中心に新しい才能を発掘し育てる映画祭、『ぴあフィルムフェスティバル』。グランプリ受賞者は森田芳光監督、犬童一心監督、園 子温監督など世界的に高い評価を受ける映画監督を数多く輩出している。33回を迎える今年度のコンペティション部門には602作品から厳選された17作品を上映。20年後には巨匠と呼ばれる監督の作品を探しに行こう。この他、塚本晋也監督、岩井俊二監督、川瀬直美監督、黒沢清監督らによる映画製作者のためのイベント「映画のレッスン」やモノクロ映画の特集上映『BLACK and WHITEの誘惑』も開催。9月30日まで東京国立近代美術館 フィルムセンターにて(毎週月曜休館)

発掘する: 『PFFアワード2011』
1977年から続くPFFのメインプログラム「PFFアワード2011」。過去には森田芳光、犬童一心、園 子温など海外でも評価の高い監督を輩出している。33回目を迎える今年度は602作品から選ばれた17作品を上映。作品のジャンル、上映時間、応募者の年齢、国籍等、一切制限を設けない、映画コンペティションには日本映画の「これから」を背負う監督が自由でしなやかな発想を持って生みだした注目作品がずらり。20年後の巨匠はこの17作品の中に潜んでいるはず。あなたの目で探してみよう。なお、グランプリ作品は第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で招待上映される。
 

育てる:『映画のレッスン』
日本映画の未来を担う若手制作者に向けて具体的な映画のつくり方について学ぶ上映&トークプログラムを開催。作品も監督もパワフルで魅力的なラインナップ。名作を見ながら“あの監督”に直接映画の見方、映画の作り方を聞くチャンスだ。

1. 塚本晋也、「何がなんでも黒澤明!」―『七人の侍』
2. 岩井俊二、長谷川和彦に映画を聞く!「映画監督とは、映画製作とは」―『青春の蹉跌』
3. 河瀨直美、長谷川和彦に映画を聞く!「演出とは、俳優とは」―『太陽を盗んだ男』
4. 黒沢清、廣原暁に個人レッスンする!「映画に風景をどう撮るか」―『シェイディー・グローヴ』(英語字幕)


 

生まれる:第21回PFFスカラシップ作品『恋に至る病』プレミア上映
PFFスカラシップを受けて制作された木村承子監督(PFFアワード2009審査員特別賞者)の最新作品をプレミア上映。第68回ヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)受賞した染谷将太さんの演技も見逃せない。

『恋に至る病』
2011年/116分/日本
監督・脚本:木村承子 出演:我妻三輪子、斉藤陽一郎、佐津川愛美、染谷将太

死んでも腐らないよう防腐材入りの物しか摂取しない女子高校生が妄想していた、男性教師との性器交換が現実に!人格の入れ替わりとは異なる究極の恋愛物語。
PFFパートナーズ(ぴあ、TBS、IMAGICA)提携作品


▼「第33回PFF ぴあフィルムフェスティバル」開催情報
会期:9月20日(火)~30日(金) (毎週月曜休館)
会場:東京国立近代美術館 フィルムセンター 大ホール
●「PFF公式ホームページ」
※その他の上映作、上映スケジュール、期間中のイベント等に関する詳細は、公式サイトをご参照ください。

文:白玉

  • 2011年09月21日更新

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