ミニシアターに行こう。

『あの、晴れた青空』でタクミ役を卒業することになりました。「悔いなく演じよう！」という想いと、この作品を観てくださるみなさまを笑顔にしたいという一心で臨みました。タクミくんシリーズの集大成の作品でもあります。「このシリーズに出会えて幸せだ」といつも思っていますし、タクミを演じることができて、本当によかったです。
このシリーズの映画版が続いているのは、ファンのみなさまのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいということを、お伝えしたいです。
（浜尾京介さん）

タクミくんシリーズでは、自分の役、共演するキャスト、スタッフ、そして、ファンのかたがたに恵まれました。それらすべてが財産となって、『あの、晴れた青空』に表れたと思っています。「このシリーズを愛してくださるみなさまに素晴らしい作品をお見せしたい」という気持ちだけで、キャストとスタッフ一同、精一杯、頑張りました。
ギイ役を卒業するのは残念な気持ちもありますが、精一杯の想いで臨んだ作品をみなさまに観ていただけるのは、とても幸せなことです。僕が大好きな「青空」という言葉がはいった作品で卒業できるのも、なにかの縁だと思います。今日もこれからも、ファンのみなさまの前に立つときは、笑顔でお会いしたいと思っています。
（渡辺大輔さん）

外国のかたもご来場と聞いているので……。
“Ladies and gentleman, boys and girls, welcome to world most famous BL movies Takumi-kun. Please enjoy. Thank you.”
『あの、晴れた青空』では、タクミの人間嫌悪症のもとになった部分もメインで描かれています。そのためもあって、マオ（＝浜尾さん）と大ちゃん（＝渡辺さん）が演じたタクミとギイが、シリーズを通して積み重ねてきたものが全部、ひとつひとつのシーンに表れていると思います。
（シリーズ1作目の『そして春風にささやいて』から出演していますが）このシリーズはスタッフとキャストがほとんど変わらないのもあり、毎回、現場に集まると、家に帰ってきて家族といるような感覚を味わいます。マオと大ちゃんとは今回で最後と思うと、本当に残念です。
（滝口幸広さん）

浜尾 「本当に、ギイのせいだよ、あれは……」
渡辺 「だから、ごめん……、って」
浜尾 「うん、いいよ」

劇中のタクミとギイが登場したひとときでした。

渡辺　そう!!