『戦争と文学』-戦地ではなく、日々を生きる人々にとっての戦争とは?

  • 2011年08月05日更新

集英社創業85周年を記念した『コレクション 戦争と文学』の刊行を記念して、神保町シアターでは『戦争と文学』と題し、21作品の特集上映を開催。「銃後」「復員」「一銭五厘(召集令状)」と3つのキーワードから戦地そのものを描くのではなく、戦争という時代に翻弄され毎日を必死で生きる人々にフォーカスをあてた作品をセレクト。『兵隊やくざ』©角川映画
神保町シアターの劇場招待券プレゼント(5組10名様。8月26日まで有効/応募〆切は8月10日)






戦地ではなく毎日を必死で生きる人々の戦争とはなんだったか?
集英社創業85周年を記念した『コレクション 戦争と文学』の刊行を記念して、神保町シアターでは『戦争と文学』21作品の特集上映を開催。「銃後」「復員」「一銭五厘(召集令状)」と3つのキーワードから文学作品をベースにした映画作品をセレクト。大切な人を戦地に送り出した人々、戦争での体験から傷ついた兵士の視点から、戦争とはなんだったのかを問いかける。時代に翻弄され立ち直れないほどに荒廃した日本。それでもたくましく生きていく力があったことをもう一度振り返るチャンス。特集上映開催中は来場者に特製クリアファイルと小冊子がプレゼントされる。 『曉の脱走』©東宝

『父と暮らせば』 原作:井上ひさし 
2004年 監督:黒木和雄 出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
戦争をライフワークとして描き続けた井上ひさしが原作。戦後の広島。原爆を経験しながら生き残ったことに罪悪感を感じ、幸せになることを拒否する娘と娘に未来を向いてもらいたい父親のとの情愛に満ちた生活を描く。先日亡くなられた原田芳雄さんが父親役で好演。会期中は『父と暮らせば』のパンフレットも販売しています。(C)2004「父と暮せば」パートナーズ

『今ひとたびの』原作:高見順
1947年 監督:五所平之助 出演:高峰三枝子、龍崎一郎、北澤彪、田中春男、中北千枝子、谷間小百合
日曜日の神宮外苑。恋人を待ち続けるひとりの復員兵。彼の回想によって、戦時中に引き裂かれた男女の悲恋が描かれる。戦後の混乱期に登場した甘美な純愛映画。特にリクエストが多い作品©東宝

  

『春婦傳』 原作:田村泰次郎
1965年 監督:鈴木清順 出演:野川由美子、川地民夫、玉川伊佐男、小沢昭一、石井富子、初井言榮
同時期に上映されている『曉の脱走』のリメイクだが、より原作に忠実にヒロインを慰安婦とし、極限状態の中の激しい愛を描くのは鈴木清順監督ならでは。鈴木清順と野川由美子の『肉体の門』に続く田村泰次郎もの。©日活

▼『戦争と文学』上映情報
2011年7月30日(土)~8月26日(金)
会場:神保町シアター (公式サイト) 
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア1000円/学生800円
『来場者に特製クリアファイルと小冊子をプレゼント!』
※スケジュールは公式サイトをご覧ください
文:白玉


  • 2011年08月05日更新

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