女優によって増幅する作家の想像力-文豪と女優とエロスの風景

  • 2011年02月05日更新

26_砂糖菓子が壊れるとき_C_角川映画谷崎潤一郎、泉鏡花、川端康成、三島由紀夫。
緻密に書き込まれた男と女の愛の世界は美しいだけではなく、時に残酷で、時に醜くゆがみ、人間が必死で隠している恥ずかしい部分をあらわにしていく。文豪の作品において女優はただの演技をする操り人形などではない。男を惑わせる美しい横顔、その豊満な体からにじみ出る色香は饒舌に作品世界を語り、作家ですら想像を超えた愛の形を紡ぎだす。神保町シアターでは『文豪と女優とエロスの風景』と題し明治から昭和の文豪とその時代を彩る女優達で作られた28作品を一挙に上映。神保町で名作を選んで読んで、映画館でその世界を増幅させよう。1967©角川映画
神保町シアターの劇場招待券プレゼント(5組10名様。3月4日まで有効/応募〆切は2月10日)

 

17_五番町夕霧楼_C_東映r圧倒的な存在感で饒舌に作品を語る女優達
文豪の作品を読むと脳内で鮮やかに映像が浮かび上がるという事はないだろうか。その微妙な色使い、指先の温度、うなじのおくれ毛のゆらめき。読者が完璧なまでにその世界を再現できるのは文豪の筆の力があるからこそ。女優の怖いところはこの完璧な世界に殴りこんで、身一つでエロスやセクシーを饒舌に語り、文豪の想像力で作った世界をパワーアップさせているところ。紙の上のエロスと、生身の女優のエロス見比べよう。©東映
 

 

2_痴人の愛_C_角川映画r谷崎潤一郎×京マチコ‐痴人の愛
耽美派、谷崎潤一郎の代表作品「痴人の愛」の映画化。模範的なサラリーマンであった譲治の夢は自分が育て上げた理想の女と結婚すること。カフェ-の若い女給ナオミを理想の女に育てるべく奔走するが…“理想的で貞淑な妻”とは対照的な京マチ子のグラマラスな肢体と奔放なエロスが圧巻。1949©角川映画

 

9_娼婦しの_C_東映永井荷風×三田佳子‐四畳半物語 娼婦しの
明治末期、惚れた相手に一途な愛を捧げる娼婦を描く幻の文芸ロマン。三田佳子が落ちぶれた娼婦を好演。特に男性からの強い支持を受けて今回はニュープリントで上映。2月16日には成澤昌成監督のトークショーが開催。現場での三田佳子さんのお話などもたっぷりと。©東映

 

21_女体_C_東宝r現場のエロスを聴くイベント
特集上演を記念して、監修をされた岡田裕さんと作品制作者の皆さまに制作現場を語っていただくイベント。作家への思い、女優の息遣い。撮影現場を通して語られる新たな作品の一面を探ろう。©東宝

 

 

1.『四畳半物語 娼婦しの』成澤昌成監督トークショー
日時:2月16日(水) 7時15分~『四畳半物語 娼婦しの』上映終了後

2.『女体』恩地日出夫監督トークショー
日時:2月20日(日) 5時45分~『女体』上映終了後

3.『赫い髪の女』脚本家 荒井晴彦さんトークショー
日時:2月27日(日) 6時10分~『赫い髪の女』上映終了後

※ なお、満席の場合は入場をお断りすることがございます。ご了承ください。

 

チラシ表紙文豪と女優とエロスの風景
2011年2月5日(土)~3月4日(金)
会場:神保町シアター (公式サイト)
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア・学生 ¥1,000

文:白玉

  • 2011年02月05日更新

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