『ハーモニー 心をつなぐ歌』-心に響く奇跡のハーモニー。

  • 2011年01月28日更新

main.jpg_cmyk刑務所に入るというその時に子供を授かる女性がいる。罪を犯しても母親は母親。子供を愛する気持ちに変わりはない。一度その子を抱いてしまえばなおさらその思いは強まる。主人公は刑務所内で合唱団結成し、成功させることを条件に離れ離れになる子供との外泊許可を刑務所に願い出る。塀の中の合唱団。それぞれの事情を抱えた強烈な個性の合唱団メンバーはどんなハーモニーを奏でるのだろうか?実話に基づいて作られたヒューマンドラマ。シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国ロードショー


刑務所の母の物語-息子との思い出を作りたい母の気持ちが生んだ歌声
sub02.jpg_rgb韓国のチョンジュ女子刑務所。ジュンヘ(キム・ユンジン)は刑務所の中で母親になる。韓国の刑務所の規則では、出産後、18ヶ月間だけ子供と暮らすことが許されている。ジュンヘと息子の別れの刻限は迫っていた。息子と別れる前に何か思い出を作りたい。そう考えたジュンヘは仲間を募り「ハーモニー」合唱団を結成する。半年後、合唱団の成果が認められれば、ジュンヘは子供との外泊が来許可される。刑務所は様々な事件を起こしてきた一筋縄ではいかない女性が集まる場所。心も息も歌声も全く合わず、仲間割れ、喧嘩を繰り返したメンバーだが、お互いの気持ちをぶつけることで次第に息が合い始め美しいハーモニーが生まれていく。数年後、実力を認められるようになった彼女たちは全国合唱大会に招待され、久々に刑務所の外に出る。彼女達の想いは愛しい人へと届くのだろうか。そしてその先に待っていた奇跡とは?



女性のたくましさが生み出す奇跡
sub11韓国の女子刑務所での18ヶ月という子育て期間は短い。限られた時間の中で“我が子にしてあげられることは何か?”と考える母親と、そんな絶望の淵に立っていた母親を思いやり、暖かく見守る仲間たちの姿が印象的である。不自由で未来のない環境に置かれながらも、幸せを見つけ出すその貪欲な姿勢に、同じ女性としてたくましさを感じずにはいられない。何もかも制限させられた中で生活する彼女達にとって生きる希望。それは愛すべき人々を想う気持ち。彼女達が起こす奇跡のハーモニーをぜひ、観て、聴いて、感じてほしい。涙が自然と溢れてくるだろう。



sub08.jpg_rgb▼『ハーモニー 心をつなぐ歌』作品・公開情報
韓国/2010年/115分
監督・脚本:カン・テギュ 
出演:キム・ユンジン ナ・ムニ カン・イェウォン
配給:CJ Entertainment Japan
●『ハーモニー 心をつなぐ歌』公式サイト
1/22(土)、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国ロードショー
©2010 CJ Entertainment Inc. All Rights Reserved

文:みのり

  • 2011年01月28日更新

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